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    <anon>読書</anon>
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  <description>本が好きだ。なかでも、小説を手に取ってよく読む。 けれど「読書家である」と胸を張って言えるほどに冊数を重ねているわけではない。この世の中には&quot;本の虫&quot;としか表現のできない類の人達が沢山いて、一日に一冊以上の本を、まるで息をするように読んでいる。書の大海を泳ぐサメのごとき彼らに比べれば私などは、たぶん、庭に出したビニールプールで遊んでいる子供みたいなものだ。自分は多読な方ではなく、どちらかといえば、気に入った作品を何度でも繰り返し読みたいと思う。そうすることで初見では分からなかった事実や要素に気が付いたり、文章そのものの良さをひたすら噛み締めたりして、物語の世界を楽しんでいる。特に、高校時代から現在に至るまで夢中になって味わっているのは、近代日本の作家の小説。明治から大正にかけての時代に、文化的な激動を経験しながら生きた彼らの作品は、それが直接の主題ではなくても、紡がれた文章の端々から当時の空気を微かに伝えてくる。これから四記事に分けて紹介したい四つの短編は森鴎外・夏目漱石・夢野久作・中島敦の手によるもので、面白いことに、全て外国の土地や出来事から着想を得ているものだった。どれも青空文庫に掲載されており、すぐに読み終わることのできる長さのお話なので、もしも好みに合いそうな未読の作品があればこれを機に触れてみてほしい。少し古い作品は難しそう、取っつきにくい……と感じている人も、試しにぜひ。作者の生まれた年が早い順にということで、今回は森鴎外の著作《うたかたの記》から紹介しようと思う。</description>
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  <published>2019-08-16 23:03:46</published>
  <title>《うたかたの記》森鴎外 - ドイツ｜近代日本の小説家による、外国を舞台にした短編のお気に入り(1)</title>
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