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  <author_name>chinohirose</author_name>
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    <anon>随筆・創作</anon>
    <anon>近代遺産</anon>
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  <description>白亜の城か、大邸宅を思わせる5階建て。地下もある。眼前に現れた荘厳な百貨店の玄関脇には、まるで神社の狛犬のように鎮座する、一対のブロンズ製の獅子がいた。それを横目に建物の内部へ足を踏み入れつつ、一歩先を行く連れに他愛もないことを問いかける。彼らは四六時中、姿勢や表情を全く変えずにじっと前を見つめて、一体何を考えているのだろうか――と。店の敷居を跨いで頭上を仰いだ瞬間、想像以上に高い天井に圧倒されて、私は思わず息を吐いた。すると安藤が質問をひろう。「もちろん、番人としての本分を果たそうとしているのではないかな。怪しい者や不届き者がみだりに暴れ出さないよう、常に目を光らせている。ああ、いつ何時ここに来ても威厳のある風体だね、例え生きておらずとも獅子は獅子というわけだ」「しかし座っているだけでは余りに退屈だろう。もしかしたら、日中は人々の目があるから自由に動けないのかもしれないよ。……実は、二匹の獅子は夜な夜なこの帝都を徘徊して、治安の維持に貢献しているんだ。東京にはいろんな思惑が跋扈しているからさ。普段はああして動かぬ青銅像の姿を採っていて、一定の条件が揃えば活動を始める。そういえば、さっき通った日本橋の上には麒麟も眠っていたが、大都会には守り神や瑞祥の化身が幾ら居ても足りないようだね」「最近傾倒している小説の話かい、澤田君は相変わらずのご様子だ。元気そうで何より」</description>
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  <published>2020-03-14 17:51:29</published>
  <title>百 &quot;貨&quot; 繚乱の時代：大正初期の三越本店と日比翁助、英国ロンドンのハロッズ</title>
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