ミステリー小説がお好きな方。ぜひ。
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1995年発表の本書は、先月「図書館の死体」を紹介したジェフ・アボットの<図書館長ポティートもの>の第二作。テキサス州の田舎町ミラボーは、コロラド川沿いの小さな町。そこに河畔の土地を使った、リゾート開発計画が持ち込まれた。折しもミラボーでは、道具小屋や犬小屋が爆破される事件が相次いでいた。ポティートは第三の爆破現場に居合わせて、破片を浴び片腕を三角巾で固められてしまった。 退院したその日、もっと大…
ディック・フランシスの「煙幕」(菊池光訳、1978/5、ハヤカワ文庫):競馬シリーズの一作です。シリーズ物としてまとめられてはいますが、基本的には主人公が毎回違う単独作品ですので、私は手に入った順に適当に読んでいます。 今回の主人公は、映画俳優のエドワード・リンカン。通称リンク。仲が悪い監督エヴァン・ペントロウに酷暑の中必要以上に取り直しを強いられる過酷なロケに耐えています。周りはいつリンクが爆発…
さて。今日は久々に暑い夏が戻ってきました。。。 でも、百日紅の花は、なんとなく、秋の気配も含んでいて。 なーんて下手なポエムは横に置いておいて。 noteを更新ししました。 ぜひぜひ。 note.com
本作は第71回江戸川乱歩賞受賞作ということで評判になった作品で、ユーモアミステリあるいはコミックミステリ。古いところで言ってしまえば赤川次郎を、新しいところをいえば、主人公が鳥井という名前だったので『100万の命の上に俺は立っている』やテイストから『マイホームヒーロー』を思い起こさせます。 凄腕の営業のプロが偶然、殺し屋による殺し屋の現場に居合わせて殺されそうになったところを、殺し屋の営業を営業す…
悪貨 (100周年書き下ろし)作者:島田 雅彦講談社Amazon ホームレスが拾った大量の偽札――日笠警部が招喚したのは、偽札捜査のスペシャリスト・フクロウ。一方、「美人すぎる刑事」エリカは、国際的金融犯罪を取り締まるため、マネー・ロンダリングの拠点となる宝石商・通称「銭洗い弁天」に潜入捜査をする。浮上したのがはグローバルな資本主義を超える社会を目指す共同体「彼岸コミューン」で育ち、巨額資金を操る…
鳥羽亮と言えば、時代小説を多く書いているが、読んだことがなかったので読んでみた。 選んだのは、『闇の用心棒』だ。必殺仕置き人のような殺し屋稼業をしていたが、十年前に年のせいと、娘のために足を洗っていた。 しかし、還暦が近くなって、復活したのだ。 6編からの短編集だった。殺しを頼まれ、すぐには、実行しないところが面白い。 相手の動向を調べたり、相手が、剣客の場合は、その太刀筋を見極めて、勝てると自信…
今回は七河迦南の〈七海学園〉シリーズ第三作にして現時点での最新作、『わたしがいなくなった世界に』(東京創元社、2025)を取り上げる。この作品の核心をなす仕掛けは、探偵小説のあるトリックが一つ行き着いた姿を示している。それがどのようなものであるかを、本記事では簡単に論じてみたい。 【以下、本作の核心に触れる。また第2節以降はギルバート・キース・チェスタトン『ブラウン神父の無心』の所収短編にも触れる…
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みなさま、こんにちは!12月も中旬になりますね。紅葉のピークが去り黄金色や紅色の葉が地面を絨毯として埋め尽くします。その鮮やかな色彩が織りなす世界は美しさの極み。毎年、繰り返されるのだけれどすっかり忘れていて感動させてくれる幸せ。もう間もなく冬至です。その頃にはすっかり葉が落ちているのでしょうね。今のうちに公園や街路樹の立ち並ぶ場所に寄り道したいと思います。みなさまはお気に入りの落ち葉が積もる場所…
それは夏の午後のことでした。 風も無く空はすっきりと晴れており、動物園の園内はギラつく太陽に炙られて、干上がるような暑さです。 巨きな体で人気の象さんも、百獣の王ライオンさんも、スーパーモデルのようなスタイルを誇るキリンさんも、猿山にたむろす猿さんも、いささか暑さにぐったりとしています。もともと暑い国を故郷にしている彼らですが、だからといって日本の暑さが全然平気というわけでもないのでした。 もちろ…
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