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吉屋信子の「返らぬ日」(2023/7、川出文庫):ずばりGL(ガールズラブ)小説です。短編集ですが、最後にエッセイ「同性を愛する幸い」も収録されています。 さて、パソコンが3あいもあるのにまともに動くパソコンがなく、もう一部キーボーオが入力できないパソコンしか今使えません。入れたい文字が入力できない状況ですが、まあ、とりあえず、お読みいたあければさいわいです。 表あい作「返らぬ日」は女学生弥生とか…
『おもひでぽろぽろ』の謎 〜その3〜(少し長くなります。ご容赦。) 《このシリーズは、すでに視聴されている方を対象としています。ご容赦ください。》 © 1991 Hotaru Okamoto, Yuko Tone/Isao Takahata/Studio Ghibli, NH さて、今回から状況証拠に基づいて、いろいろと妄想的解釈を進めていきます。まずは、材料集めからです。 この作品での特徴や不明…
ここのところ、私のマイブームは「終のすみか」です。 近い将来、今住んでいるところを売って、もっと小さな部屋で暮らしたいと思っています。現在の市況ですと、今の部屋を売ったとしてもローンが残るということはほぼなく、むしろお釣りがくると思われますので、そのお釣りを老後の資金にしたい。 で、なんで、小さな部屋に移りたいか……というと。 私の死後、遺留品整理を最小限に抑えたいからです。 一応、弁護士さんと死…
失われた貌作者:櫻田 智也新潮社Amazon 昨年度本ミス第3位の作品。 このミスでは堂々と第1位の栄冠に輝いた作品。 そういう肩書きや、帯での大讃辞を背負って読む 作品ではなかったな。もっと早く読んでおくべきだったか。 わりと地味な警察小説。 どんでん返しと強く謳われたりしているが、 まったく奇をてらったものではなく、 非常に地に足のついたどんでん返しといった趣。 凄い!凄い!と騒ぎ立てるような…
ロングセラーである居眠り磐音シリーズの続編で、 磐音の子供である空也が主人公となり、薩摩の国に武者修行に出る物語だ。 若者は、名を捨て、無言の行を自分に課す。 薩摩では、国境で、他国者を排除する影の集団、 外城衆徒に付け狙われる。 居眠り磐音シリーズは、実は、第一巻しか読んでない。 映画や、NHKのTVドラマは、良く見ていたのだが、本は、50巻以上もあり、ちょっと、長すぎるので、2巻以降を読む気が…
2011年発表の本書は、<エコノミスト誌>の編集者でモスクワ支局に勤務経験のあるA・D・ミラーの小説デビュー作。原題の「Snowdrop」とは、雪解けであらわれる死体のこと、冬が覆い隠していた犯罪が春に露見することを意味している。 2000年頃のモスクワは、石油バブルに沸いていた。西側資本が多くのエネンルギープロジェクトに流れ込んでいて、ジョイントベンチャーも雨後の筍のように現れ、新興財閥(オリガ…
今回は2021年に刊行された紙城境介『僕が答える君の謎解き:明神凛音は間違えない』を取り上げる。これはエラリー・クイーンの問題意識を一歩先に進めたような、優れた作品である。この記事では「推理」の二重の役割に注目しながら、本作を論じてみたい。 【以下、本作の核心に触れる。またクイーン作品のある趣向にも言及するので注意されたい。】
『死と奇術師』のトム・ミードの第2作目の作品。ちなみに第1作目も読んでいるけど、内容はまったく覚えていません。しかし書店でポケミスで300頁弱で謎解きミステリであれば手に取らない余地はありません。ただ一つのマイナスポイントは舞台が1938年であるということで、できれば現代にしてほしかった。 いま、あらすじを確かめようと冒頭から70頁ぐらいまで簡単に読んだけれど、最初の殺人事件について、カバーのあら…
みなさま、こんにちは!12月も中旬になりますね。紅葉のピークが去り黄金色や紅色の葉が地面を絨毯として埋め尽くします。その鮮やかな色彩が織りなす世界は美しさの極み。毎年、繰り返されるのだけれどすっかり忘れていて感動させてくれる幸せ。もう間もなく冬至です。その頃にはすっかり葉が落ちているのでしょうね。今のうちに公園や街路樹の立ち並ぶ場所に寄り道したいと思います。みなさまはお気に入りの落ち葉が積もる場所…
それは夏の午後のことでした。 風も無く空はすっきりと晴れており、動物園の園内はギラつく太陽に炙られて、干上がるような暑さです。 巨きな体で人気の象さんも、百獣の王ライオンさんも、スーパーモデルのようなスタイルを誇るキリンさんも、猿山にたむろす猿さんも、いささか暑さにぐったりとしています。もともと暑い国を故郷にしている彼らですが、だからといって日本の暑さが全然平気というわけでもないのでした。 もちろ…
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