ふとした日常から、我思う、ゆえに我在り的な哲学を感情たっぷりにこれでもか、これでもか、というくらい掘り下げよう。鶏が先なのか、ヒヨコが先なのか。アフロが最強なのか、最強がアフロなのか。
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第一章 「水無瀬晶の弟」 俺の姉について話しておきたい。 水無瀬晶は厭なやつだ。無神経で傍若無人でニコリとも笑わない。性悪な女だ。 姉といっても、血は繋がっちゃいないんだけど。ただうちの母親とあいつの父親が結婚しただけ。よくある話だ。晶と俺とは血が繋がっていない。ーーーそれを俺は喜ぶべきなのかもしれない。あんなに生きづらそうにしてる義姉を見ていると余計に。厄介な性質を、もしも俺も受け継いでいたらと…
Blue あなたとわたしの本 272 謎のメモ、美しいメタファー 平山は清掃用具までを自作し、公衆トイレを徹底的に磨き上げます。見えない部分は鏡を使って点検するほどの徹底ぶりです。公共トイレの清掃員がこんな方だったら、理想的ではないでしょうか。 映画には、何者かはわからない人物とのメモのやり取りの場面が挟みこまれています。その人物は、まるで平山の仕事ぶりを 逐一 見ているかのようです。 これら一連…
【Kindle出版】言語IQ144のギフテッドASDが描く「生きづらさ」の地図、出版しました! この度、私のKindle電子書籍**『ギフテッドASDの自己理解への旅: 言語IQ144が照らす「生きづらさ」の地図』**を出版しました! 私自身の「生きづらさ」を紐解き、ギフテッドASD当事者としてどのように社会と向き合ってきたかを綴った一冊です。 ギフテッドASDの自己理解への旅: 言語IQ144が…
今年も桜を見に行けた 小柏まき です。 昨年5月から病院に併設された運動施設に通うようになり、外出する機会が大幅に増えました。その頃から新しく内科にも通うようになり、体調不良について内科的療法を受けるようになりました。過去の記事を読み返すと、以前に比べて外出人に具合が悪くなる頻度や程度が改善したのだと感じました。 体調が今よりずっと悪かったときには、外出するか否かを予定して人と一緒に出掛けるという…
「私って、どんな人間なんだろう?」 「なんでこんなに周りに合わせちゃうんだろう…」 「“本当の自分”って、どこにいるの?」 「みんなは楽しそうに見えるのに、自分はなんかしんどい」 「周りはこれを目指してるけど、自分はピンとこない」 「自分だけ空気感がズレてるような感じがする」 …そんなふうに感じることがある。とはいっても、疑問に思う時点で進んではいるんだけどね。完全に毒されてるときって疑いすらしな…
0. 序論:人間という存在への出発点 本論の出発点には、「高尚さ」だけではとらえきれない人間という存在がある。精神の中には、理性や意志だけでなく、怠惰や非合理、未整理な欲望といった要素が常に混在している。そして、それを含めて「愛おしさ」への眼差しが本論の根底にはある。 本稿は、自殺という現象について、それが個人にとって本来的に「罪」たりうるかを問い直す。制度的倫理・宗教・共同体的な価値判断ではなく…
言葉の外へ (河出文庫 ほ 3-2)作者:保坂 和志河出書房新社AmazonBGM: The Police - Walking In Your Footsteps今日は早番勤務の日だった。今朝、いつもながら英会話関係のZoomミーティングに顔を出す。その後、10時より仕事をはじめる。実を言うと、前にも書いたとおり英語であれこれメモを書くということを今日はついにすることができなかった。絵を描きながら…
この恐ろしいテーマについて、哲学は無視することができない。私が好きだった義父が死ぬ間際、私は死に行くものの逃れられない重さを感じた。生への諦め、病の苦しみ、してこなかった事への後悔、愛する妻を残す後悔、自分が元気だったことや働いていた時への強い郷愁と幻想。その意味で死の恐怖の前には誰しも平等だ。「自分の世界は主観的である」という哲学的な実感は人の死から強く実感される。貴方は死に行く人に「きっと大丈…
日常生活において、私たちは慣れ親しんだルーチンやスキルを極めることに多くの時間を費やすことがあります。しかし、一つを極めることも大切ですが、新しいことに挑戦することが、私たちの成長や人生の豊かさにつながることもあるのです。この記事では、一つを極めるよりも新しいことに挑戦する意義と方法について探ってみましょう。 なぜ新しいことに挑戦するべきなのか? 1. 成長と学び 新しいことに挑戦することは、新た…
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