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僕等はいつか教文館の飾り窓の前へ通りかかつた。半ば硝子に雪のつもつた、電燈の明るい飾り窓の中にはタンクや毒瓦斯の写真版を始め、戦争ものが何冊も並んでゐた。僕等は腕を組んだまま、ちょつとこの飾り窓の前に立ち止まつた。 芥川龍之介(明治25.3.1~昭和2.7.24 小説家)の「彼 第二」(昭和2.1.1『新潮』)にも登場する銀座の老舗書店「教文館」。 明治24年にキリスト教伝道のための書籍·印刷物を…
1週間分飛ばしてしまった。 とても充実した8月を過ごしている証拠なのだ。 今週はコンフィデンスマンを見返した。 あと、舟を編む(ドラマ)を一気見した。 どちらもとても良かった。 それからそれから、10年日記というものを始めてみた。 装丁が可愛いので続きそう!
今日から3日間、うちの花嫁は旅行に出かけるので私は犬とともに東京に残された。 犬を任されているので、日をまたいで家を空けるわけにはいかず、暇と向き合うことを余儀なくされた。 最近はビデオゲームも辞めているので、何か用事を成さねば暇を持て余して面白くないと思い、上野でやっている古代人類に関する企画展を観に行くことにした。 展示自体は大して面白くなく、2000円を対価に万歩計の数字を稼いだだけに思えた…
もしもし?ちょっと苦情なんだけどさ。 あんたんところで買った卵?うん、そうあんたんところの商品。 「キセキのたまご」ね。12個入り。税抜き2100円。 聞こえてる?・・・うん、まあ初めてなわけよ、ネット通販で卵買うのが。ふつうスーパーでしか買わんし。 でもさ、テレビであんたんとこの商品が紹介されてさ、たまにはいいかなって思って 買ったわけさ。 わかる?12個入りで2100円って卵としては相当じゃん…
いつもと変わらない毎日だったよ。今日も。怖いなあ。
友人のSEKIが呟いた。 「おれ、昔から移動し続けてきたんだよね。1番長く住んだのは小3まで実家に住んでいた10年間くらいかな。 その後は転々と2、3年で引っ越してきたんだよね。今までずっと移動し続けてきた。 だから旅が好きなのかもね。」 この言葉の雫がこまくにそっと触れたとき。 俺たちの時計の秒針は回り出した。 フェリーから突き抜けてくる潮風は俺たちの全身をくまなく洗礼してくれる。 その風は暖か…