ワクワクドキドキするようなミステリー小説を皆に読んでもらいたい、読んでみたいという人は是非一度!
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課題書は、柚木麻子の「BUTTER」(令和2年2月、新潮文庫)です。雑誌記者町田里佳と、首都圏連続不審死事件の被告梶井真奈子の攻防を描いた物語。あらすじは以下の通り。私の拙文です。 「一緒に食べよう」 柚木麻子著「BUTTER」(令和2年2月、新潮社文庫) shyddy 本作のヒロイン雑誌記者町田里佳32歳の取材対象は梶井真奈子、デブでブスなのに裕福な男たちからお金を巻き上げた挙句彼らを死に至らし…
二〇二六年七月二十六日(日)。 早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。 朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。 昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。 今日もタマ九〇年代リハビリノート見たよ。飼い主がモデルになってるキロと相棒の上村さんの珍道中。光紀妙さん、文化祭のお茶席のお花を…
さよならジャバウォック作者:伊坂幸太郎双葉社Amazon 伊坂幸太郎デビュー二十五周年記念、SF的奇想とどんでん返しが炸裂する意欲的長篇 これは一応、ちゃんとミステリに分類される作品だろうな。 「オーデュボンの祈り」という本格ミステリでデビューした作者だが、 明らかにミステリと分類できる作品は、それほど多くはないからな。 ただ、「その分、腕が落ちたんじゃないですかい、伊坂さん」 と思えるような作品…
今回の記事はアガサ・クリスティーの1930年代の三作品の展開を、〈任意〉——誰でもよいこと——と〈特定〉——特定された人ないしグループ——という二つの軸から整理するものである。その三作品とは『三幕の悲劇』、『殺人は容易だ』、『そして誰もいなくなった』であり、この刊行順に分析する。分析の終着地において、最後に挙げたクリスティーのこの有名作が、「1930年代クリスティー作品」の自死した姿であることを示…
2002年発表の本書は、デボラ・クロンビーの<ダンカン&ジェマもの>の第8作。ジェマは警部補に昇進して、ノティングヒル署に勤務している。ここは高級住宅街として知られているが、古くから移民の街で格差が大きい。ダンカンは互いの子供を連れてジェマと一緒に暮らそうと、庭付きの大きな家を5年期限で借りることにした。 2人と子供たち(&3匹のペット)が街に馴染もうとしていた時、アンティーク家具の店主カールの若…
昨年のいくつかのランキングでベスト10に入っていたので、おそらくは新しいアイデアがうまくいったミステリなのだろうと予測して読んだら、まさしくその通りだったミステリ。 とにかく読者の予想を裏切る展開にすることを徹底している。そしてその試みは成功している。作者はトリックを用いても、読者の気分が悪くならないように細心の注意を払っている。しかし、中途まではストーリーが退屈で読み進むのに苦労したというわけで…
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▶あらすじ あのH・P・ラヴクラフトが多大な影響を受けた鬼才ホジスンは、異界への憧憬と恐怖を大海原に求めた。本書には、闇の海から聞こえる奇妙な声が、キノコに覆われたとある島の怪異を語る傑作「夜の声」をはじめ、死の海サルガッソーや海に浮かぶ石の船、さらにはカビに呑みこまれた廃船などにまつわる海洋奇譚全七編に、<カーナッキ>シリーズの先駆「水槽の恐怖」を収録した。 (個人的な)点数 8/10 バミュ…
「裏切り」 終章 翌日、翔一と桜子は片倉家の近所にある公園にいた。 「今回の事件は強盗殺人に偽装した怨恨による殺人事件だと思っていました。二種類の凶器が使用されたのも確実に相手に止めを刺すためだと思われた。しかし、事実はそうではなかった…」 「全てはお姉さんである梢さんを守るために行ったこと…そうよね?」 二人に呼び出されていた詩織は俯いたまま小さく頷いた。 「近所の方の証言でフードを被った人物が…