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こんばんは! 課題書は、吉屋信子の「わすれなぐさ」(2010/3、川出文庫、初出は1932/4ー12「少女の友」に連載された少女小説のベストセラー)です。 神奈川文学館で4/4から5/30まで「生誕130年 吉屋信子展 シスターフッドの源流」が開催されます。 特別展「生誕130年 吉屋信子展 シスターフッドの源流」 - 神奈川近代文学館 (kanabun.or.jp) 本作は3人の女子学生の友情の…
QED 百人一首の呪(上) (KCデラックス)作者:松本 救助講談社AmazonQED 百人一首の呪(下)作者:松本 救助講談社Amazon 原作は既読。その際の感想はコチラ。 これをコミカライズするのか、という驚きがあったな。 祟の饒舌を漫画で表現するのは無理があるだろうと思ったし、 百人一首を並べる趣向をどうするのかとも考えたが、 下巻に折り込みで収録されていた。 こんな超特殊仕様なのに、お値…
1965年発表の本書は、警察小説の雄ヒラリー・ウォーの<フェローズ署長もの>。多くの作品を遺したが、作者は単発ものの警官を主人公にしたものが多い。例外がこのストックフォード警察署フェローズ署長もので、以前「事件当夜は雨」を紹介している。 うるう年だったこの年、2/29が土曜日にあたっていて、コネチカット州の雪に覆われた街では富裕層のパーティが午前4時まで続けられていた。そこから2人の男女がこっそり…
今回は2021年に刊行された紙城境介『僕が答える君の謎解き:明神凛音は間違えない』を取り上げる。これはエラリー・クイーンの問題意識を一歩先に進めたような、優れた作品である。この記事では「推理」の二重の役割に注目しながら、本作を論じてみたい。 【以下、本作の核心に触れる。またクイーン作品のある趣向にも言及するので注意されたい。】
『死と奇術師』のトム・ミードの第2作目の作品。ちなみに第1作目も読んでいるけど、内容はまったく覚えていません。しかし書店でポケミスで300頁弱で謎解きミステリであれば手に取らない余地はありません。ただ一つのマイナスポイントは舞台が1938年であるということで、できれば現代にしてほしかった。 いま、あらすじを確かめようと冒頭から70頁ぐらいまで簡単に読んだけれど、最初の殺人事件について、カバーのあら…
▶あらすじ あのH・P・ラヴクラフトが多大な影響を受けた鬼才ホジスンは、異界への憧憬と恐怖を大海原に求めた。本書には、闇の海から聞こえる奇妙な声が、キノコに覆われたとある島の怪異を語る傑作「夜の声」をはじめ、死の海サルガッソーや海に浮かぶ石の船、さらにはカビに呑みこまれた廃船などにまつわる海洋奇譚全七編に、<カーナッキ>シリーズの先駆「水槽の恐怖」を収録した。 (個人的な)点数 8/10 バミュ…
「裏切り」 終章 翌日、翔一と桜子は片倉家の近所にある公園にいた。 「今回の事件は強盗殺人に偽装した怨恨による殺人事件だと思っていました。二種類の凶器が使用されたのも確実に相手に止めを刺すためだと思われた。しかし、事実はそうではなかった…」 「全てはお姉さんである梢さんを守るために行ったこと…そうよね?」 二人に呼び出されていた詩織は俯いたまま小さく頷いた。 「近所の方の証言でフードを被った人物が…