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「進次郎首相」路線の「絶望待機」をしていたが、意外にも高市新総裁選出の報。 議員票は大接戦のようだったが、地方票で巻き返した。 ギリギリで進次郎のスキャンダルが次々報じられたのが間に合ったようだ(無論党内「派閥力学」も何らか健在ではあったろう)。地方自民党員の「良識」に「感謝」するよりなかろう。 高市を「女性初首相」として送り出すのに複雑な向きもあるだろうが、「ガラスの天井」を遂に打破した意義と功…
佐藤春夫 小説集&見聞録 春だから春夫を読もう!と思ったのは、ついヘッダー画像の中公文庫をジャケ買いしたせいでもある。 日本文学史上では重要人物らしいが、私個人的には接点がない。詩人としても重要人物らしいが、石川啄木ほどにも室生犀星ほどにも、自分の心に刺さるようなフレーズにも出会わなかった。 Wikipediaには、佐藤春夫(1892年〈明治25年〉4月9日~1964年〈昭和39年〉5月6日)は、…
平成編は比較的まとも 抹殺ゴスゴッズ作者:飛鳥部 勝則早川書房Amazonタイトル書く度に「ゴッ」と言う音が気になってしょうがない。令和編は、変なラノベみたいな展開してるけど、その作中人物が書いたとされる平成編は比較的オーソドックスに話が進む。 包帯ぐるぐる巻きの怪人、脅迫状と蠱毒の贈り物、そして洞窟内の死体。 戦前の怪奇小説みたいな令和編と違って大分読みやすい。 怪神コドクオ - 令和1 主人公…
現場の兵隊達は米国と戦う意義、気力を失っている。しかし彼らは戦場にとどまらないといけない。そして追い込まれた結果、集団自害を選択した。その行動原理の大元を特定するのは困難である。選択肢を奪われた軍隊がせめてもの誇りを守るため切腹見たく死んで行ったか。また言語化するのが困難な同調圧力からであろうか? こんなにも死が身近にあるのにクーデターが起こらないのは大日本帝国の病理といったところでもあろう。 本…
古くなったiPhoneが家のどこかで眠っているという方も多いですよね。 もちろん新しい機種と比べると高値は望めませんが、それでもある程度の金額で売ることもできます。 今回は10年程前に購入したiPhone6(64GB)を買取に出しました。 iPhone6 箱などの付属品はなし、本体のみの買取になります。 状態は、本体角部分に多少の傷あり、液晶画面は保護シートにより傷なし、裏面は目立たない程度の小傷…
先日何十年ぶりかに劇場で鑑賞した根岸吉太郎監督作『遠雷』だが、古い映画ながら味わい深い作品で、かなり印象に残ってしまった。なので立松和平の原作本を読んでみようと思ったが、既に絶版となっており、電子書籍化もされていなかったので、Amazonで古書を購入し読んでみた。で、原作を読んだら改めて映画版も観たくなったので、Blu-rayを購入して再鑑賞してみた。 とりあえず映画版のストーリー。23歳になる主…
だいぶ前になるが「アフリカの蹄」という本がとても良かったので、続けて帚木蓬生の本を何冊か読んだことがあって、私には印象の強い作家だ。 今回の「ソルハ」は手に取った瞬間に読みたいと思った。真っ青な空をバックに赤い洋服とスカーフ姿の女の子の姿に引き込まれるように読み始めた。 この物語は、アフガニスタンのカブールで暮らすビビという少女の目で見た激動の時代(1990〜2000年初頭の内戦、タリバン支配下の…
障害のある人 内閣府の「障害白書」によると、日本人の約7.6%が何らかの障害を有していると言われています。 残りの92.4%の健常者を対象に設計されている環境で暮らしています。 今は、共生社会の実現を目指しています。 ・障害者とは 障害があることだけでなく、障害による様々な社会的障壁や、日常生活や社会上の暮らしにくさによって、制限を受けている状態の人のことです。 障害福祉サービス 受けられる障害の…
AIがどうして自然に話すことができるのか、そんな会話をGeminiとしながら考えてみた。 GeminiのようなAIは、単語をベクトルで表現した大規模言語モデル(LLM)を持っている。これはもともと人間の脳を模倣したものらしい。 LLMでは、 重み付け:意味の似ている単語が近くに配置されて、文章の中で重要な単語が重み付けされる 予測:大量の文章データを与えることで重み付けが最適に行われ、会話の中で次…
「殺人出産」 空想的なシチュエーションから現実世界への疑問を問いかけるという意味では、これはSFだなと私は勝手に思った。産むことにより殺すことが許される"合理的な"制度となった日本で、産むことと殺すことの意味が大きく変容しつつある社会で、主人公は迷い、早紀子は真っ向から立ち向かい、後世代のミサキは素直に順応する。意外にも物語上関係ないアイテムであるはずの「蝉スナック」が象徴的だ。昆虫食に馴染みのな…
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