書評・書籍紹介をする方々のブログ
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心コレクション作者:植島 啓司文藝春秋Amazon 作品概要・所感 古今の「名言」100個を集め、それらに対して宗教人類学者である植島がちょっとしたコメントをしていく、という一冊。ゲーテや易経の言葉もあれば、明石家さんまや叶恭子の言葉もある…といった具合で、バラエティに富んではいる。 しかし、他人の発言の一部を切り取って、それを虎の威のようにして自分の意見をひとことふたことだけ語る、ってスタイルは…
初めて読んだ村上春樹の長編も『ねじまき鳥クロニクル』だった。『風の歌を聴け』というデビュー作の中編だけは読んだことがあったが理解できず、面白さがわからず、それ以来しばらく村上春樹には手を付けなかった。でもふと思い立って『ねじまき鳥クロニクル』を読んでみたら面白すぎてびっくり仰天し、それ以来、出ているだいたいの長編を読んできた。だけど今でもやっぱり『ねじまき鳥クロニクル』が一番面白くて好きだ。 ねじ…
『フィッツジェラルド短編集』F・スコット・フィッツジェラルド|新潮社(新潮文庫)|2025.11.20 読了 誰もがフィッツジェラルドという作家を通る時、その入り口にはジェイ・ギャツビーという男がいる。ぼくももれなく彼に出会ったひとりでだった。その本の扉の献辞に”ふたたび、ゼルダに”とある。この献辞を読むたびにぼくはとても悲しい気持ちになる。 ゼルダとはむろんフィッツジェラルドの妻のことである。『…
トマス・ピンチョンの「重力の虹」を読んでいる。残り100ページくらい。大学生のころからの積読本なので、読み切れれば7~8年ぶりの積読消化となる。けっこう感慨深い。 内容は第二次世界大戦末期にナチスドイツが開発した、V2ロケットについて。ヨーロッパ大陸から打ち上げて、ロンドンまで届くというこの代物、いわゆる大陸間弾道弾ミサイルのはしりともいえるのだろうか。いつどこに落ちてくるかわからないロケットにロ…
週1回、iPhoneでスクリーンタイムの通知がくるんですけど。スクリーンタイムがえぐいことになっています。 平日が4~5時間ぐらい。寝ている間と仕事している間を除いて、もしかして起きている間ずっとスマホを使っている…? さすがにそれは大げさかもしれませんが。使い道はウェブブラウジング、SNS、そしてゲーム。ゲームに関しては、単純なゲームだけど報酬の設定が絶妙で、広告の視聴も特に気にならならず、なん…
ブックスタックで読む候補の小説 1か月かけて、みんなで同じ本を読むというニュースレター読書会「BookStack」。 「2026年に読みたい本」の候補をざっとあげておきます。 nejimakinikki.hatenablog.com 読みたい小説 ・『星の時 / クラリッセ・リスペクトル』 ・『人間たちの話 / 柞刈湯葉』 ・『キャッチ22 / ジョーゼフ ヘラー』 ・『崩れゆく絆 / チアヌ・ア…
認知症世界の歩き方 作者:筧裕介 ライツ社 Amazon 分厚い本でなかなか読み切れなくて図書館で何度も借りなおしてようやく2回目で読み終わったけど・・・。 認知症の人にインタビューした結果をまとめたような研究内容がつづられた本で、認知症になった人がどんな世界で暮らしているのかが分かるような本だった。 何でお風呂に入りたがらないのか、帰り道が分からなくなるのか、服が自分で着られなくなるのか、料理が…
サバイバル系の古典 ゴールディングの名作『蝿の王』が、どうやらBBC(イギリス)によってドラマ化されるとのこと。 以前 BookStackでも読書会をしたあの作品です。 bookstack1.substack.com ・Lord of the Flies | Official Trailer - BBC - YouTube www.youtube.com ちょっと現代的な要素も入れたアレンジがされ…
いつの頃からかわからないが、人混みを極端に避けるようになった。 「人混みが苦手。くたくたに疲れる。」 人混みを避ける、という一点で私のスケジュールや人生が動いていると言っても過言ではない。 もしかして「家族」とか「恋人」とか「友人」とかをまざまざと見なきゃいけないからだろうかとある時にふと気づいた。 どれも私は持っていない。あこがれていたけど、「私には縁がない」と自分に言い聞かせていた。 「普通」…
サイバラ10年絵日誌 感想 「BOOK」データベースより 2024年11月に還暦を迎えた人気漫画家・西原理恵子氏が約10年にわたる自身の私生活をさらけ出した爆笑エッセイイラスト集。 ダーリン編・日常編・ねこいぬ編...と7つの章にざっくり分かれた、まさに絵日誌。 正直ねぇ....こんな風に感想を書くような本ではありませんw 1言で表すならまさに...「酷い」 「毎日かあさん」しか知らない人なら、倒…
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