ジャンル問わず小説を書いている人のブロググループです
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その部屋はとても居心地がよかった。これまで付き合ってきた女性の、どの人の部屋とも違っていた。圧倒的に居心地のいい部屋だった。広いわけじゃない。匂いとか、そういうことでもないと思う。 初めて入った時から、奏人(かなと)はそう思っていた。こんなに居心地の良い部屋は今までなかったよ、と彼女に言ったら、彼女は、どんな人と付き合ってきたの、と笑っていた。だけど、本当にこの部屋は特別だと思ったのだ。 その部屋…
図棒田ボラ彦は周囲から勇者として扱われていたが、勇者とは何かなどボラ彦にもわからない。とりあえずボラ彦は自他共に認めるズボラな男であった。しかし彼は勇気があるわけでも喧嘩が強いわけでもないのに王様に呼び出され、お前は勇者で、明日から旅に出ろと命じられてしまったのだ。あるいはズボラこそが勇気であるのかもしれない。 ところがボラ彦はとにかく旅行というものが苦手なのであった。いや正確に言えば旅行それ自体…
前回の記事の後に迎えた土日、 花粉症に思っていた以上に苦しめられ、 殆どリビングで悶えながら過ごしていましたorz 毎年「今年の花粉はキツイぞ!」という話を聞く気がしますが、 私は個人的に今年は症状が酷い気がしています…。 早速薬局でよさげな目薬と鼻スプレーを買ってみました▼ www.matsukiyococokara-online.com www.wakamoto-pharm.co.jp 結論を…
木工所に関しては嫌な記憶しかないし、以後はまったく近寄らずにいたのだが、山ちゃんの話を聞いて幸平は後日木工所を訪れみた。周辺は元々人の気配も少なく寂しい雰囲気だが、稼働していた時はやたらと煩かった機械の音が聞こえてこず、外れかけた屋根のトタンが時折吹かれる風にパタパタと音を立てるのだけが聞こえてくるのだった。 内部はすっかり空だった。外壁のケーブルやメーターの類も外されて窓から覗いてみると機械と言…
「さぁて、どうするかなぁ」 冒頓は誰に聞かせるでもない言葉を、頭の上に向かって放り投げました。「今日中には、何とかヤルダンの入り口にたどり着けそうです」 案内人である王柔がそう言ったのは、襲撃を受ける前のことでした。 予想もしないところでサバクオオカミの奇岩の群れに襲われはしましたが、ほとんど被害を生じることもなくそれを壊滅させました。苑の合図で自分の元に集まってきた交易隊や護衛隊の男たちの士気は…
酔言 117 誰もいない屋上に上がった。定期的に行う冷却塔の保守点検だった。外ではやはり冷たい雨が降り続いている。ふと、一人の若い男性患者が、最上階にある厳重に鍵の掛かった保護室の窓に内側から顔をこすりつけ食い入るように外を眺めているのに気がついた。 一心不乱に窓の外を見ている。いったい何をそんなに見つめているのだろう。私のいる建屋と彼のいる隣りの病棟の間には、中庭を挟んで地上8階の何もない中空の…
ランキング参加中創作 ランキング参加中小説家 ランキング参加中ブログで小説書いちゃいましょう! ⚠️ 注意:この作品について ⚠️18歳未満の方は読まないでください。⚠️ この作品はトラウマと回復を描いた心理サスペンスです。PTSD、フラッシュバック、自傷行為、性的虐待の言及を含みます。 ※初めてお読みになる方は、必ず作品紹介ページをご確認ください。→ [作品紹介ページへ:https://glem…
拙著「臨終師フォン」、それを英訳した「Deathbed Master Phong」をGoogle Play Booksで電子出版してみました。 結論的には、EPUBデータ、表紙データ、Googleのアカウント、銀行口座があれば、極めて簡単です。 ブックス パートナー センターで利用開始し、いくつかの設定をするだけです。 支払いの銀行の登録だけはちょっと面倒です。認証のために少額(25円以下)を振り…
婚約破棄されたうえに投獄された令嬢ですが、毒親もモラハラ婚約者もいない牢獄は快適です - 佐藤謙羊 婚約破棄されたうえに投獄された令嬢ですが、毒親もモラハラ婚約者もいない牢獄は快適です - 佐藤謙羊 第3巻 内容紹介 第2巻 内容紹介 第1巻 内容紹介 編集部より 第3巻 内容紹介 するとまたスノウバード様の視線を感じた。彼は初めてイタズラを覚えた雛鳥のような瞳と眉間にシワを寄せた意地悪そうな顔で…
春の不眠は「肝」と自律神経の揺らぎから。AIが整理した7つのツボで、眠りを深く。 🌸 春の不眠と自律神経を整えるツボ 1. 序文:春は好きだけど、眠りが浅くなる季節 今年の春は気温の変化が大きいですね。二月なのに最高気温が20度を超えたり、三月なのに最高気温が10度を下回ったりしています。こんな不安定な状況だと自律神経も乱れがち、睡眠も乱れてしまいますよね。 春は気持ちが明るくなる一方で、眠りが浅…
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