ジャンル問わず小説を書いている人のブロググループです
はてなブログを持っていれば、誰でも参加できます。
いよいよ始まった「ビジュアル審査」。 ステージ裏では、出番の準備を完璧に完了させた麗しき出場者たちが、それぞれの番号順に緊張と闘いながら整列していた。 広報課職員「それでは皆様、よろしくお願い致します!」 職員の元気な呼びかけに、1番の出場者は、付き添いの人物に自らの荷物をそっと預け、フッと大きく深呼吸。次の瞬間、その表情をコンテスト用にビシッと変貌させていく。 司会「それでは、1番の方、お…
お題「人生で一度でいいからいってみたい国ってどこですか?」 その国は水に恵まれていたが、活力がなかった──中央アジア内陸部にある小国、アクアメニスタン。砂漠の中にあるオアシスを中心に発展した国で、かつては多くの商人が行き交い、「陸のベネチア」と呼ばれていたという。しかし、王政の腐敗と市民への重税によって人々は次第に国を離れ、今では名も知れぬ国となった。私はある日、古びた古本屋で、この国の『地球の歩…
騙す方が悪いメンヘラ女子高生 × 騙される方が悪い毒舌女子高生 〜すれ違う心と責任のゆくえ〜 🌙 第一章:放課後の屋上で 💔 第二章:ユナの主張 ― “騙す方が悪い” 🔥 第三章:レイナの主張 ― “騙される方が悪い” 🌧 第四章:衝突 ― すれ違う心 🌅 第五章:和解 ― 二人の結論 🌟 終章:二人の答え 騙す方が悪いメンヘラ女子高生 × 騙される方が悪い毒舌女子高生 〜すれ違う心と責任のゆくえ…
今週のお題「おい、それまだ使ってんの?」佐藤が俺のデスクの端っこにある黒い塊を指差してニヤついた。入社してからずっと使ってるdynabookだ。もう5年になる。周りはみんな薄くてピカピカのアルミとか、リンゴのマークが光ってるやつばっかり。俺のやつは、見た目は地味そのもの。職人の道具っていうか、とにかく「仕事用」って感じが強い。「馬鹿言えよ。これがいちばん仕事できるんだから」キーボードを叩く。カチカ…
■ 作戦は終わらない 作戦は、失敗した。 だが、“信川”は、まだ倒れていなかった。 一つ潰れても、歯車は止まらない。 「次は、記憶から支配する」 信川は、親衛隊の中から適格者を選びはじめていた。 ■ 記憶を継承する親衛隊 昼休みの営内にて、突然の講義が始まる。 「今日教えるのは、俺の中学時代のすべてだ。」 「確実に記憶に刻み込め。──これは世界を変えるための布石だ」 ・クラスの人数と席順 ・派閥の…
召喚から二十五日目。今日は休日明けの仕事日だ。ソウはいつも通り、朝から石切り場に向かった。 前日はプリニウス博士から薬草について色々教わった。教わるだけでなく、薬草畑の手入れまで手伝わされた。プリニウス博士に薬草の採取の仕方を教えると言われて始まったその作業だが、採取の時に水やりなど必要ないことくらいは素人のソウでも分かる。それを口実にして、雑用をやらされているのだと思った。 ただ、プリニウス博士…
案野丈は案の定な男であった。彼の内に湧いてくる嫌な予感は、もはや確信といっても差しつかえなかった。あるいはそれは予言と言っても良いのかもしれない。だが何がどうなっているのか、ポジティブな予感はひとつも当たらないのだった。つまりは一種の危機察知能力ということになるのかもしれない。しかしただ察知するだけは、その危機を逃れることはできない。 彼は毎朝テレビで天気予報を確認してから家を出る。そこで30%と…
軽躁。
忘却ノ檻の本編の1話はこちらから👇️ karisu0217.hatenablog.com 追憶ノ檻の1話はこちらから👇️ karisu0217.hatenablog.com 再編ノ檻の1話はこちらから👇️ karisu0217.hatenablog.com 前回の記事はこちらから👇️ karisu0217.hatenablog.com それではお楽しみください! 翌朝、探偵事務所の古いソファーで目…
次のページ