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~ 追憶 理科教師 ~ どうやら蓮糸頼瑠は今朝、登校するなりこの教室で、全裸にさせられた上に輪姦されたようだ……。 蓮糸頼瑠のすぐ傍で、沢居ハンマも同様に、輪姦されている。 蓮糸頼瑠と目が合った。 私の目を見ながら笑っている。 私は一旦、目を逸らした。 とりあえず授業を進めようと思ったが、やはり気になり耐えきれず、すぐにまた蓮糸頼瑠へ視線を戻す。 蓮糸頼瑠はまた、笑いながら私の頭に映像を流し込んで…
エッセー誰でも超人 (一) ティラミスという人気のドルチェ・イタリアーノがある。その名の意味は「私を上に引き上げて」。意訳すれば、「最高の気分にさせて」ということになる。「上」という位置の人類共通のイメージは、上は天国で下は地獄、上は高い地位で下は低い地位、上からは見下ろせ、下からは仰ぎ見るということだろう。 登山家でなくても、誰もが高みから下界を見下ろしたい欲望は持っていて、自助努力でそれを成し…
今日はデジタル絵です 玲子とマルス
www.youtube.com 乾いた風が 頬をなぞって思い出だけが まだ呼吸してる誰かの声に 紛れるように笑った日々は 夢の彼方へ 取り残された心は行き場をなくしたまま名前のない悲しみにそっと縛られていく 二度と戻らない夜に 君の影を追いかけ冷たい月明かりだけが 私を抱きしめる伝えきれなかった声は 空に溶けていった終わりを信じられずに まだ立ち尽くすだけ 忘れたはずの 痛みの奥で今も静かに 脈打…
「おプペりのとこすいません」 隣の席でパソコンの画面に向かっていた西山田が、なにやら差し迫った口調で声をかけてきた。西山田は入社一年目の後輩社員である。「別にそんなプペッてるわけじゃないけど、どうしたの?」 私はたしかにややプペり気味ではあったが、ちょっと先輩らしい余裕をかましたくなって鷹揚な態度を見せた。「ここの文字をいったんどこかにプペッてから、もう一度こっちにプペり戻したいんですけど、どうや…
咲いて散れ もう一度人間に生まれかわりたい? という問いに、 私はずっと「もう今回で十分」 と答えてきました。 社会に生きるという事は私には困難が多く、 また自分自身の「質」に対して、 もがきに、もがき苦しんだからです。 だからこそよく、私は人に聞きました。 「今回の人生が終わって、 もし輪廻転生があるなら人間に生まれたい?」 「また人間に生まれたい」 という答えを聞くと、 ああ、と言葉にならない…
春の朝の光が差し込む柔らかな桜色の背景に 🌸 忙しい朝の「肝」を整える養生食レシピ ― 薬膳・漢方における春の体調の注意点とともに ― 今年の春は気温の変化が大きいですね。二月なのに最高気温が20度を超えたり、三月なのに10度を下回ったり。こんな不安定な状況だと、自律神経も揺さぶられてしまい、眠りが浅くなったり、朝のだるさが抜けなかったりします。 春は気持ちが明るくなる一方で、体調がゆらぎやすい季…
今回の「Blue あなたとわたしの本」では、拙著「カフェ・マジックアワー」の書評をシェアしたいと思います。詩人であり、小説も書かれる 佐間 啓介氏 のレビューです。初出は文芸誌「Faith」。 僕は書評・「帰還せよ」を拝読し、いたく感激したのです。それで佐間氏に連絡をとり、「はてなブログ」への転載を打診したところ、ご快諾いただいたというのが経緯です。 ただ、佐間氏のレビューをこれから読まれるあなた…
我が家の裏庭の蜜柑、今までで一番の豊作でした。大きさや形にばらつきはありますが、だいたい温州みかんより2回りか3回り大きいものがなります。 檸檬型のものも1つだけできて、割ってみたら房は2つでした。香りが強くみずみずしくて、食べてみたらかなり美味しかったです。 蜜柑の木は1本ですが、おそらく300個くらいたわわになり、重みで太い幹が曲がってしまった程です。だんだん傾いていくようなので、ハシゴを使い…
「久しぶりじゃないですか、元気でしたか」 幸平が弾むような声をかけたが赤木さんはそれには答えず幸平のお腹を見るなりポンポンと二つ三つ叩いて「はあ、腹が出たな」と言ってワハハと笑った。当時と比較するとやや痩せているように見えるが割と元気そうだった。仕事は相変わらずですかと問うと、今は隣町の部品工場で働いているらしくて、それは良かったと幸平が言っても、そうでもないと言う。慣れない仕事だから嫌なことが多…
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