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私たちはまだ「戦後」を生きている。この現在が大きな戦争の前夜なのではないかという、戦前の反復が指摘される中ではあるが、「戦後」そして「ソ連の崩壊」という歴史はまだ乗り越えられてはいないと思う。時代が飛躍するためには、新しい条件、新しい認識が欠かせない。だが私たちは袋小路に追い詰められたかのような閉塞感を長く味わっている。新しいものが生まれず、古いものの繰り返しに終始している。 現在の左翼的理念の停…
詩幸せの青い鳥 女というものは得体の知れない不可思議な物体だ彼女をものにしたとき僕の所有物のような気がし少し横暴な心持ちになった 彼女が僕に飽いて去ったとき落胆し、悲しみの中でようやく失った理由をあれこれ考えたそしてあの眼差しを思い出したそれは彼女の眼差しでもありきっと僕の眼差しでもあったろう あのとき海辺で抱き合って優しい波の音を聞きながら春の穏やかな海風にくすぐられ陽光できらめく青空を眺めたと…
当ブログ掲載の短篇小説「倒置法探偵・置田倒次郎」が、『カクヨムコンテスト11』内で開催されている「円城塔賞」の最終候補に残った末に、潔く散りました。ちょうど選考期間中に夜の街で喪黒福造とすれ違い、「アーセナルを優勝させたいなら、代わりに円城塔賞を差し出せ」と脅され、その等価交換に僕が応じたお蔭でアーセナルが22年ぶりに優勝できたという経緯もある(事実無根)ので、今回は仕方なかったかな、とも思ってい…
第4話 心の音は波紋のような広がりで
みなさまこんにちは たいへんご無沙汰しておりました 味玉です え-… 2026年 初ブログになります コレは なんというか そう… とってもおめでたいですね なにしろ『初』ですから ご存じのとおり アタマに『初』がつけば大抵の物事は おめでたくなります 初夢(はつゆめ) 初詣(はつもうで) 初日の出(はつひので) ね? おめでたい ただの「夢」や、ありふれた「日の出」が 初ってだけでこんなにおめで…
細道を抜けた先には、砂岩が大きく張り出してできた広い台地がありました。その台地は奥に行くほど広くなっていて、先ほどの細道の崖下を流れていた川は、この台地を支える岩壁のはるか下の方の側面に吸い込まれているようでした。 王柔たちが遠目で確認していたように、台地には天幕をとても大きくしたような砂岩の塊が無秩序にゴロゴロと転がっていて、ポツポツと下草が生えるほかは地形の変化に乏しいゴビの大地とは、かなり異…
『灰色の万華鏡』終わりました!🎊 読んで頂いた方ありがとうございました。 この作品は、ササキオサムさんの『インソムニア(2016)』という曲をもとにして考えました。 インソムニアとは不眠症のことなんだそうで、『眠らない街』をイメージしました。 タイトルや灰色の街→この曲のPV(YouTubeにあります)が白黒っぽい画面だったのでそこからのイメージです。 歌詞の中に『離さないでその手を』とあり、手を…
日本語は、口語訳 英語は、KJV ヘブライ語は、Hebrew Bible より レビ記26:27 それでもなお、あなたがたがわたしに聞き従わず、わたしに逆らって歩むならば、28 わたしもあなたがたに逆らい、怒りをもって歩み、あなたがたの罪を七倍重く罰するであろう。29 あなたがたは自分のむすこの肉を食べ、また自分の娘の肉を食べるであろう。30 わたしはあなたがたの高き所をこぼち、香の祭壇を倒し、偶…
年齢的に手術は難しい。医者から説明を受けて俊一も覚悟を決めた。来るものはいきなり来る。ほんの一週間二週間前には考えもしないことだった。二か月ほどは痛み止めを使って自宅で過ごし、しかしその効果も遂になくなって救急車で運んだ。 意外にも母は長く持ちこたえ、入院三か月にもなろうとしたときに何度も病院から電話が入るようになった。その都度かけつけるが、その日は持ちこたえを何度も繰り返した。そしてついにその日…
間章『ガルヴィ嬢の婚約』をUP! 白薔薇姫ことセルフィーユ王女には実の姉妹よりも親しく感じている侯爵令嬢のガルヴィがいた。 セルフィーユが大人の仲間入りする初夏。 16歳の誕生日に、その話はもたらされた。 ヨーロッパ風恋愛ファンタジー https://kangetu.sakura.ne.jp/k-sora/s-rose.html ガルヴィ嬢の婚約・前編 https://kangetu.sakura…
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