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本との出会いにはタイミングがある、と思っています。 一回目は本屋さんで出会うとき。 帰ってからすぐに読めばいいんですが、私の場合は、 たいてい読みかけの本があるので、本棚に並べておくことになります。 一冊の本が読み終わったら、さて、次は何を読もうかな?と 悩む楽しみが待っています。 私の本棚には、いわゆる「積読(つんどく)」が何冊もあって 順番待ちをしています。 必ず読むつもりで買ったのに、何年も…
イタリアの記号学者、ウンベルト・エーコが、わずか二年で書き上げたという『薔薇の名前』を、私はもう何年も折に触れて読み返している。そのたびに、自分の教養のなさを突きつけられてしまうのだが、引き返す勇気もなく、むしろ知の好奇心をかき立ててくれる。そんな特別な一冊である。 今年のクリスマスに『薔薇の名前』の完全版が出版されるということで(https://note.com/tokyosogensha/n/…
NHKの朝ドラ「ばけばけ」を観ている。「ばけばけ」は代表作『怪談』などで知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と、彼の創作を支え続けた妻、セツの物語だ。時は明治時代。今朝の放送は、英語教師として松江に招待された八雲がセツと始めて出会う回だった。 ちょうど二年前、私は note に八雲の『怪談』に収められている「耳なし芳一」についての記事を書いた。ある方が note にホラー小説についての記事を寄…
”The Story of Mimi-Nashi Hoichi” by Koizumi Yakumo (Lafcadio Hearn) Hoichi was a skilled biwa (Japanese lute) performer and lived in Amidaji-temple in Akamagaseki. The chief priest appreciated Hoichi'…
今日は久しぶりに朝、起きられた。どうせ勤めていない人は朝、遅くまでゴロゴロとしているのだろうと言われるが、私は、午前7時には起きて、午前9時には机に向かっている。それができなかった、ここ数日間、実にもどかしかった。 さて、今日は、午前7時から(もっと前からかも)登録している配信者のTikTok LIVE配信があった。これこそ、勤めてもいないのに視聴者に合わせて午前7時とかに起きるのに頭が下がる。そ…
前回までの話 拙著「臨終師フォン」をChatGPTなどを使い、英訳し、海外の小説投稿サイトRoyal Roadで「Deathbed Master Phong」として公開、一冊分の翻訳を完了しました Royal Roadのフォーラムで海外の作家志望の方々の意見を聞き、キャリアパス?が次のように明確になっていたのがちょっと新鮮でした。(日本でもそうなのかもしれませんが) まずはRoyal Roadなど…
日本民俗学の創始者とされる柳田國男に「聟入考」(昭和4年)という論文があります。戦後、他の論文と共に『婚姻の話』(昭和23年)という表題で刊行されています。 私娼の「古くからの地方的稱呼」についての一例として、東北地方のクサモチ、越後の一地方のヨムギモチ、鳥取県のダンゴに続いて、以下のような記述があります。 「三重縣の北部四日市富田のあたりには、元は私娼をケーマンジといふ語があつた。即ち貝饅頭の訛…
なんとか、起きています。今日は起きました。 頑張っていただきたい。 スピン/spin 第13号 2025年 10月号作者:恩田 陸,尾崎 世界観,斉藤 壮馬河出書房新社Amazon
リモートワークだから気を抜くと一週間家から一歩も出ないということがある。冷蔵庫の中が空っぽになったから仕方なく食料を調達しに行き、そういえば久しぶりに外に出たなと思い出す。気がつけばだいぶ肉もついて来ており、体も鈍っているから散歩をするようにしている。昼休みには2キロぐらい、休日は5キロぐらい。そのぐらいの軽い運動で体をほぐして、セロトニンを分泌させている。 昨日から散歩中に相対性理論の『TOWN…
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