詩、和歌、エッセイ、歌詞、小説などなど、言葉を紡ぐ人たちのグループです。 作品投稿・交流用スペース → http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783081207203
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急に書きたくなった! おかざき真里さんの【胚培養士ミズイロ】という漫画を読んでたの。 2巻のみ無料のやつ。 わたしは今月、 生理がきたら、凍結してある受精卵を移植する準備をする予定だから。 体外受精のこと、どんなふうに書いてあるのかなって。 読んでみた。 その漫画の一コマに、 『自然て なんだろう。』 『嵐に向かうことも 自然だろう。』 って言葉があった。 それを読んだ瞬間、栓が抜けたように 泣け…
横山大観 海潮四題・夏 潮騒は 蒼き月夜に 輝きて 白き飛沫の 波踊る 磯の岩肌 愛でながら 月夜に捧ぐ 波の舞 白み始める 朝が来るまで ー茂乃音ー 横山大観 海潮四題・夏 public domain
冬奏の歌 水を打つ 冬の調べの 朝霞 奏でる音は 水鏡 写して響く 森の音 霞と水面 目を閉じて 冬の調べに 耳を澄まして ー茂乃音ー 写真:田代湖 © MitsunoriEgawa クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
支配 まぶしい朝に繁つていた木立は狭い庭、仕切られた世界に「光明を浴びにし」響いてくるはいつかの讃美歌。のびちぢみする管の思想、パツとひらめいては蒸発する光は鱗。水は。その変化をやめない。光が屈折している「殆んど、方向が定まらぬのに」おまえは、蛇口をあけた栗鼠のようにすこしの悩みも苦しみもわたしには見せずに見事に道化という、絵や音楽や詩の姿を着こなして、重層的な鏡、それも薄い板の世界でまだ終わりも…
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんはいつものように山に芝刈りに行き、おばあさんはいつものように川に洗濯に行きました。 どんぶらこ♪どんぶらこ♪ おばあさんが洗濯をしていると上流から何やら流れてきました。 どんぶらこ♪どんぶらこ♪ 「あれは?」 近づいてくるのは小舟に乗った鬼ではないですか。 鬼はおばあさんの前まで来てすっと舟を停めました。どうすればそのように舟を操ることが…
改行が利かなくなった。とうとう駄目になったか。走らなきゃ。ポメラは高いのかな。ビックカメラを目指して走って行くと職場に着いた。グラスを持ち上げようとすると、腕が思うように上がらない。 「それもう病院行った方がいいですよ」 今ちゃんが言った。病院はちょうど真下だった。長々とした階段を下りて行く。ドアを開けると先生が待っていた。 「開いてごらんなさい」 シャツのボタンを外すと体の中が露わになった。配線…
よくこんな将棋勝てたなどう考えても悪いのに無茶苦茶適当に暴れてたら何かよくなって勝っちゃったそんなことってない?(こんなの負けるかの逆パターンも) 将棋は局面がいい方がいい手がどんどん出てきて指し手に困らない悪い側はいい手がなくて指し手に困って焦りは増すばかりという話だったはずだが どう考えてもいいはずなのに何かおかしいなどうやって勝ちに持っていけば? そうなのだよくなって戸惑うよくなって焦るそう…
「雨」 音がする ポツリと雨のパラダイス
〜愛理のこと〜 今度の日曜日、今来たLINEの送り主で、幼稚園からの親友である香澄と一緒にお茶をすることになった。愛理のこと聞かないとな… 日曜日 真由は駆け足で待ち合わせの場所に向かう。 香澄はキョロキョロ周りを見ている自分から近づいて肩をトンとすると 「わっ!」と驚かせてきた。「真由だよね?」 「そうだよ〜!何、最近まで一緒に遊んだりしたくせに!」私はほっぺを膨らませながら言った。 彼女は「ご…
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