詩、和歌、エッセイ、歌詞、小説などなど、言葉を紡ぐ人たちのグループです。 作品投稿・交流用スペース → http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783081207203
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道が、光っていた早足で歩いていく黒髪の女の子のうしろ いつも鈍く色を持つ道が今晩だけもうあと何回歩くかわからない道 はじまる世界に心躍らせたあの日眠い目を擦りながら歩いたあの日もうすべてを諦めてしまおうかと思ったあの日まだ大丈夫だと言い聞かせたあの日 優しくなったり冷たくなったり柔らかかったり無機質だったりした それは良かったとか悪かったとかそういうことじゃない いろんな人と歩いたいつの日の記憶も…
私の心の中で一番柔らかくて温かい、繊細な場所に 나의 마음속에서 가장 부드럽고 따뜻한, 섬세한 곳에 あなたを置いておきたい 당신을 놓아두고 싶다 刺激的で一時的な娯楽よりも 자국적이고 일시적인 재미보다 あなたを想って言葉を綴ることの方が 당신 생각을 하면서 글을 짓는것이 私にはよっぽどいいんだ 나에게는 훨씬 좋다 私があなたを想うことは、私が私を癒すこと 내가 당신 생각하는 건…
愛の表現方法なんて人それぞれだなんてことは誰だって承知のことだと思います。 あなたの思う「これが愛だ!」なんてものは、人にとってはゴミみたいなものかもしれないということです。だからと言って、あなたがそれを愛の具現化であると感じ、しおらしくもそれを求めて仕方がないということは、まったく間違いなんかではないということは、これもまた承知の上なのです。その、はずなのです。 愛情表現が「できない」恋人につい…
ちいさな仔リスとミミズクのおじさん さっきまであんなに晴れていたのに、急に空が暗くなってきました。 たったひとりで、はじめての場所へやってきたちいさな仔リスは空を見上げました。 「やあ、これはひと雨どころか、もっとすごい雨がきそうだ。そうとくれば、ぽくはもうおうちへ急いで帰らなくっちゃ。せっかくこの場所をもっと探検したかったのになぁ。」 はじめて訪れたこの場所には仔リス以外にだれもいないようでした…
ボク思うんですけど、野党は最初から勝とうとして無かったですよね 選挙なのに。勝とうとしていない。小池都知事や自民党への恨み節が選挙活動の原動力になってしまっていた。その愚かさはぽっと出の石丸氏にも抜かれて2位すら確保できないという悲惨な敗北につながったのだと思います そりゃあ身内の共産党や社民党やれいわ新撰組に囲まれて過ごす日々は暖かくて気持ちいいかもしれない ただ、選挙は勝たなきゃ意味ないンです…
大学生の頃、演劇研究会というサークルに所属していた私は、学内や学外で上演するお芝居の脚本を書いたり、演出を手がけたりするのに夢中でした。 劇作というのは、物書きにとって驚くほど楽しい経験です。 自分が頭の中で思い描いた人物を目の前の役者さんが演じ、私の書いた台詞を自らの言葉のように口にする。私の頭の中にだけあった場面が、突然、リアルな肉体や声をともなって現実の空間で繰り広げられるのです。 繰り返す…
かさもささず 第一章:雨上がりの出会い雨上がりの薄暮、少女さくらは家出をして途方に暮れていた。12歳のさくらは、両親の絶えない喧嘩に心を痛め、家はもう居場所ではないと感じていた。公園のベンチで雨に濡れていたさくらは、ふと視線を感じて顔を上げる。そこには、一人の少年が立っていた。少年は、優しい笑顔でさくらに声をかけ、傘もささずに濡れている彼女を心配する。そして、自宅へと招いてくれるのだった。 第二章…
『阿吽の狛犬』 通勤途中にある神社で毎朝一礼する願掛けはしない 前の職場でときおり朝一緒になる先輩がいた神社の前を通ると必ず足を止めきりり姿勢よく一礼していた ラジオからこんな話も流れてきたコロナ禍に毎朝神社へ通うようになった足を運ぶたびに願いは消えていき一礼の所作だけが残った 粋であるマネすべし 春夏秋冬ひとめぐりはじめてから二回目の春を迎えた はじめたころに何を願っていたのかもうとっくに忘れ近…
木目の机に赤いソファーの喫茶店に入ったはずなのに、ここはルノアールかよ。確かに、「コメダ珈琲店」の看板を見て入ったはずだ。 隣の席で、男女が煩く石鹸の勧誘をしている。一個二千五百円らしい。それを聞いて頷くだけの男にはむかつく。 さっさと儲かるなら、なんでしまむらのTシャツなんて着ているのか聞けよ。 耳障りなセールストークを無視して、コーヒーを啜ろうとマグカップに口を近づけた。そして、飲む前に辞めた…
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