詩、和歌、エッセイ、歌詞、小説などなど、言葉を紡ぐ人たちのグループです。 作品投稿・交流用スペース → http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783081207203
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店を出ると、神戸の夕暮れは思いのほか早かった。 六甲の山並みに太陽が隠れ、空は深い群青色からオレンジ色のグラデーションに染まっている。 手元に残った2万5,690円。 かつての「俺」を支えてくれたキャラクターグッズたちが、今の「俺」の生活費へと姿を変えた。少しの寂しさはあるが、それ以上に、空になったキャリーワゴンの軽さが、今の自分には心地よかった。 駐車場に停めた年季の入った四駆に乗り込み、俺は市…
診断名は一度きりではなかった。 これまでも、いくつかの名前で説明されてきた。 統合失調症と言われた時期もあれば、双極性障害。 そして複雑性PTSDとして過ごした時間もある。以前の医師からは、過去には解離性同一症の状態があったが、 現在は自己完治しているのではないか、という説明を受けていた。けれど今、新しい医師とともに 解離の在り方そのものを見直している。新しい病名がついたというより、 以前からあっ…
「くさかんむりのアラです」 そう言い直されて、しまった。と思う。 と同時に「いやいや」と心のなかで言い返したい気持ちになる。どう考えたって、「くさかんむりのアラ」より「アラアラしいのアラ」の方がわかりやすい。 それに、「アラアラしいのアラ」という説明はちっとも間違ってなどいないではないか。なぜ訂正されなければならなかったのか。 それによく考えたら、「くさかんむりのアラ」ではその漢字の草冠部分しか説…
ななまがり森下さんと言い切る男さんの同時優勝で幕を下ろすこととなるR-1グランプリ2026。 優勝者のお二方は、お笑いコンビ「ななまがり」のメンバーとしても知られています。今後ネット上では「ななまがり」の言い間違えによる表記ゆれが一層激しくなることが予想されます。「ななまがり」系表記内の世界ランキングは如何か、殴り合いの喧嘩をしたら一体誰が1位になるのか、これまだ答え出てませんよね? 僕がその答え…
ここのところ関東も明け方は氷点下になったり霜がおりたりでパンジーはゼイゼイ言いながらやっとこさ咲いてくれてます。花びらも葉もあちこちヘロヘロです。 先週の雪にはもうがっくりとなってしまい 花びらや茎のあちこちが凍ったりしたのでしょうか、雪が解けてもかなりダメージが残っています。 こんな姿を見ているとなんとなく酷く無理をかけているような心持ちになってきます。 故郷の北海道なら雪に埋もれていて諦めもつ…
一回タロットをはさむ ご祈祷もしたし帰るだけなんだけど、帰ったら終わってしまうというか、縁が消えてしまう気がして(?)、この近辺で占ってもらえるところがないかと調べながら赤坂を歩いていました。どこがメインの通りなのかもわからないまま、慣れない街の風景に圧倒されながら彷徨います。 占い屋さんはいくつかあるものの、夕方からの営業だったり、目の前のビルに入ってるはずなのに看板がなく入り口がわからなかった…
一月の神楽坂は、冷たい風が石畳の坂を舐めるように吹き上がっていた。 坂の途中で、柏木遼は立ち止まった。午後二時。本来ならオフィスにいるはずの時間だ。だが今日、彼は初めて午後休を取った。理由は自分でもよくわからなかった。 三十二歳。インターネット広告代理店で営業職に就いて八年目。成績は悪くない。クライアントとの関係も良好だと思う。少なくとも数字の上では。けれど最近、自分が発する言葉のひとつひとつが、…
ただし、オールド左翼はほろびる。 高市総理率いる自民党が圧勝して数日、日本の「リベラル」の衰退・終焉が広く周知され、再起動ないし復活、復権の可能性を探るといった企画・番組・言説が見受けられる。 これらの現説には、なるほど説得力ある、または為になる情報も視点もアイデアもあったであろうし、これからもあるであろうが、決定的に欠けているもの、従来の同様の議論・提言にも同じように欠けていたもの、それは『日本…
「いつもの日々」 ほんのわずかに開いた窓 どこか遠くにいこうかなどと 思いながらも壁見て過ごそう ポストカードの高い塔 なにもせず一日が終わるだろう 「消えたい白さ」 身体の軋み 朧げな罪の意識 外雪の解ける音 朝願うこと 自分も白く溶けること 「真夜中に飽きる」 雪の積もった池が 真夜中に浮かんでいた 明かりを消した電灯が 上から私を見ていた 真夜中の真ん中に 布団がうごめいてる 真夜中を、時間…
ameblo.jp だから好きよ❤️
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