実話のみと思いますが、そう有るものではありません。 なので創作も有りと云うことで。 雑談有り、怪談有りとそんな感じです。
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昨夜はいつとのHONKOWAの打合せ まだまだ話の種は尽きないので このまま継続な模様 本誌HONKOWAのと コンビニ版の方とネタ出ししておいた 数的にはコンビニ版の方が多いかも知れないな ひつじ
じいちゃんが子どもの頃の話。 家の裏手にある古井戸のまわりだけ、なぜか風が通らないような、むわっとした空気が溜まっていたらしい。 家族はその井戸のことをあまり話したがらなかったが、理由までは教えてくれなかったという。 ある晩、じいちゃん(当時はまだ小学生)が縁側で遊んでいると、外はもう真っ暗なのに井戸の方から「ぽちゃん…」と水が落ちるような音がした。
その教室は、もう何年も使われていなかった。 校舎の一番端。 旧校舎と呼ばれるその棟の二階に、「開かずの教室」と噂される部屋がある。 引き戸は固く閉ざされ、内側からも外側からも鍵が掛かっているはずなのに、なぜか夜になると“音”だけがするのだという。 ――すうっ……。 ゆっくりと、引き戸が開くような音。 それだけ。 姿を見る者はいない。 けれど音だけが、確かに聞こえるらしい。 それを最初に聞いたのは、…
怪談 ~雲~ 教室の窓際の席で、友人の徹が暗い顔をして座っている。いつもなら昼休みには周囲の友人と談笑しているはずの徹が、一人で窓の外をじっと見つめている。「どうしたんだ」俺は気になって声をかけると、徹はゆっくりとした動作で窓の外の空を指差した。「なあ、瑛士、……あれが見えるか」徹の指の先には、青空にぽっかりと浮かんだ、細長くまとまった一塊の雲があった。どこか昔の人気アニメの主人公が乗っていた雲の…
夜の雨の中、車を運転してると後部座席に座っている友人から「リアウインドーに手形がついてる」と言われた。 信号待ちの時に振り返ると、「地獄先生ぬーべー」の鬼の手のような手方がある。 これだけバシャバシャと雨が打ちつけてるのに消えないのも不思議だ。 ワイパーをつけて、リアウインドーの雨の雫を払うと、むしろさっきよりもはっきりと鬼の手が浮かび上がる。 のたくったような異様に長い指。 「あ、これ。」 と何…
そのビルには事務所や店は入っていない。一階から最上階までがらんどうである。浮浪者ですら住み着かない。誰一人近づきもしない。 立地はいいのだから、ビルを取り壊して飲食店なりマンションなりにすれば良いのに。しかしそのビルはそのまま廃ビルとして放置されている。 噂では、オーナーが一度更地にしようとしたそうだ。だが工事は直前になって取り止めになった。理由は分からない。 以前事情を知らない、ビルの近所に越し…
か~ぎり~ないおもいでぇ~わぁ~ はぁ~るか~と~お~お~くぅ~♪ 失礼しました。 こんばんは~!ハマクラシー君! 盆を過ぎてもやはりまだまだ暑いな~! こう暑いと、やはりなんだな・・・ 怪談でもして、涼もうかのう! と、言ってもだいぶ今まで色んな怖い話をハマクラシー君には話してきたからな~! そうだ。 オイラがリハビリの専門学校に行っていた時にオイラの後輩が体験した話をしてやろう! その話とはこ…
「お盆には水辺に近寄るものではない」幼少のころ、身近な大人にこのようにたしなめられた経験がある人は、2025年時点で中高年より上にあたる年齢の人のように思う。 もちろん若い人でも上記のような言葉でたしなめられた経験がある人もいるとは思うが。 【こわい話】とタイトルには書いたが、お盆に水辺を避ける件にまつわる、私の思い出話を書いてみようと思う。
今から十五年くらい前にネットの知人から聞いた話。いつの間にかネットから消えてしまった彼女のことはたまに思い出す。彼女とスカイプで通話していた時に出た話。 彼女の実家というのがかなりの田舎にあったのだが(村だったか島だったか思い出せない)家の近くに祠があった。祠と言っても御神体なんかは入っていなくて空っぽ、しめ縄なんかもない。誰も掃除なんかせず、周りの植物に飲まれそうになっていて、そもそも今回話す一…
Blue あなたとわたしの本 272 謎のメモ、美しいメタファー 平山は清掃用具までを自作し、公衆トイレを徹底的に磨き上げます。見えない部分は鏡を使って点検するほどの徹底ぶりです。公共トイレの清掃員がこんな方だったら、理想的ではないでしょうか。 映画には、何者かはわからない人物とのメモのやり取りの場面が挟みこまれています。その人物は、まるで平山の仕事ぶりを 逐一 見ているかのようです。 これら一連…
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