読書好き
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巨大なシステムの物理的な崩壊は、その内部構造に組み込まれていた個人の命の価値を瞬時にゼロへと引き戻す峻烈な現象である。映画『男たちの大和/YAMATO』は、一隻の不沈戦艦の轟音を伴う断末魔を通じて、近代国家という装置がいかにして人間を機能的な部品へと還元し、そして廃棄したかを記録した恐怖のドキュメントとして再読されるべきである。この作品の本質は、情緒的な涙やナショナリズムの肯定にあるのではなく、逃…
まさかジープで来るとは:せきしろ 又吉直樹著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想・あらすじ 合わせておすすめ ☞読書ポイント 日常目にするもの、感じるものを言葉にすると、こんなにも味のある面白い感じになるものかと。自由律俳句集なる自由な俳句から見える世界は想像しやすいだけに面白い。 まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫) 感想・あらすじ ずっと気になっていた1冊。せきしろさんと又吉さん。一緒に本…
Chuck Palahniukのライティング論 海外のウェブをさまよっている間に、あの『ファイトクラブ』原作小説を書いたチャックパラニュークの文章術をまとめたエッセイ集があったので、軽く紹介してみようかなと。 (※この投稿は、小説を書く人のエッセイ Advent Calendar 2025 - Adventar 5日目のブログ記事です) まとめた内容は、下記のリンクからPDFが読めます。 ・「Cr…
シャン・ノリスの反中絶の極右たち――なぜ女性の自由に恐怖するのか (原題 Bodies Under Siege: How the Far-Right Attack on Reproductive Rights Went Global)を読んだ。この本のタイトルにある「極右」や、その対極の「極左」、あるいは、単に「右」とか「左」、更には「保守」や「革新」、「ファシズム」、「ナチズム」などはなんとなく…
冬は本当に空気が綺麗なので、 空の色も色んな美しいものが見 えて散歩が楽しくなります。 でも、寒いので時間を早くする と、日暮れのマジックアワーが 見られないようになるのが悩み の種です・・・ 予報通り、昨日は大寒波が到来。 今季最低気温を大幅に更新しま した。 ランキング参加中お写んぽ日記ランキング参加中空の写真ランキング参加中日々の天気ランキング参加中写真・カメラ 最高気温 7.4度 最低気温…
ヨグマタ 相川圭子 著 幸福が満ちる愛のことば 頁180に、『自分を差し出し、愛も差し出し、人に与えることができると人生は豊かになります。』とある。 自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事に…
目を奪われる“道”の世界へようこそ。ふたりの主人公が左右から歩み寄り、ページごとに新しい風景が広がります。文字のない物語だからこそ、心に残る余白が大きく、読むたびに異なる旅を味わえます。 本記事では物語の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
寒くなってきました。昨日の日本大通りです。明治の初めにできた、港まで伸びる大通りです。アビーロードみたい。
2026年度の診療報酬改定に向けて、医療分野が大きく動き始めています。関係者によると、全体としては「プラス改定」になる見通しが強まりました。背景には物価高騰や医療機関の経営悪化、さらには政府が掲げる賃上げ方針があります。 今回は、最近公表された調査結果や政府・関係団体の動向を整理し、2026年度改定のポイントをまとめます。 ■ 診療報酬とは?──「薬価」と「本体」の2本立て 診療報酬は大きく次の2…
中年の危機というのはは「揺らぎ(転換)」の時期らしい。 私の場合は「仕事を通した自己実現に興味が薄れ、身近で大事な人たち(両親と妻)との人生時間の共有を優先していく」という転換だった。 AIに中年の危機発生要因を尋ねたら以下の回答があった。尚、中年の危機は全員に発生するわけではないとのこと。 ーーーーー 社会的要因(各一文) 1.仕事の責任や役職負担が増大し、慢性的な業務ストレスが蓄積する。 2.…
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