Science Fiction、空想科学小説に関連するブログ
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本書(1965年発表)の作者ハリー・クレッシングのことは、ペンネームだという以上は何も分かっていない。他にもう1作あることはあるようだが、全く謎めいた作者である。 一人の背の高い男がある日、自転車に乗ってコブの町にやってきた。この街も架空のもので、イングランドのありふれた田舎町であることくらいしか分からない。この町の中心には、壮大なプロミネンス城があるが現在は誰も住んでいない。土地の名家はヒル(丘…
2049年。人類の科学も認知も通用しない、黒い直方体の異物が太陽系に現れた。それは、攻撃も通信もせず、ただ静かに**「幻影の月」**を投影し始める。人類は、理解することも抵抗することも許されず、静かに滅亡へと追い込まれた終末の記録である。 2049年。人類が「オウムアムア」や「ボリソフ彗星」といった恒星間天体の通過に慣れ始めた頃、それは現れた。 🪐 太陽系への侵入と特異な軌道 太陽系の遥かオ…
前回までの話 拙著「臨終師フォン」をChatGPTなどを使い、英訳し、海外の小説投稿サイトRoyal Roadで「Deathbed Master Phong」として公開、一冊分の翻訳を完了しました Royal Roadのフォーラムで海外の作家志望の方々の意見を聞き、キャリアパス?が次のように明確になっていたのがちょっと新鮮でした。(日本でもそうなのかもしれませんが) まずはRoyal Roadなど…
本人はハード寄りのSFのつもりです。 いつも通りChatGPTと作っていますが、今回、ChatGPTはプロットがメインです。執筆は主にGeminiで行っています。 宇宙進出を始める人類を宇宙進出不適合として文明の破壊を開始する「サバコカ」、応戦する「地球政府」その間で己の信念を通す主人公「ニトプ」 「ニトプ」の行動は地球を救えるのか? SF難しいですね。生成AIと相性が悪いのでしょうか?それとも、…
犬が感染したら致命的な「新型パルボウィルス」。 突如変異して生まれたこのウィルスは、ワクチンが間に合わず、保護繁殖もうまく進まない中、第2陣、第3陣と猛威を振るい、あっという間に、この世から犬が消え去ってしまいました。 そんなある日、カメラマン兼記者のマコームは、取材先に向けて、タンカーウェイを走行中、ジャッカルの轢死体を見つけます。 野生動物が希少となったこの時代、市民の動物愛護義務が強力に課せ…
ずいぶん前に、トヨタからリコールのお知らせがあった。でも致命的なトラブルではないし、部品の手配がついたら追々…みたいな感じで後回しにして、僕も、お店側も、すっかり忘れていた。 そのリコール対応を、今日の午後に済ませてきた。作業は10分、その後に室内の清掃や洗車に20分。ほぼ「ご足労のお詫びとしてのクリーニング」といった感じだった。 待っている間には、コーヒーとお菓子(もみじ饅頭)をいただいて、粗品…
R・A・ラファティの短篇は、得てして「ホラ話」という言葉で語られがちで、判っている人が判った上で褒め言葉として言う分には問題ないのだが、反面それゆえ、「シリアスなSF」を好むSF読者には読むまでもない「別物」「脇道」と思われてしまいかねないきらいがある。この『九百人のお祖母さん』だって、そのコミック風味の表紙絵から、ユーモアSFだとかライト・ファンタジーだとかの読みやすくて歯ごたえに欠ける軽い短篇…
SFを含むエンタメ作品の多くは、主人公の人物像を冒頭からはっきりさせていることが多いように思います。読者としても、物語を読む視点を定め、感情移入していくには、主人公の人間像がイメージできた方が楽です。ですので、主人公の立場をあいまいなにしたまま読者を物語に引き込むには、作者にかなりの腕前が必要そうです。 そういう難しさがあるのに、主人公の身の上や立場が謎のまま物語が進み、しかもグイグイ引き込まれて…
あなた: SFで「…羊は…夢を見るか?」のようなタイトル本があったと思いますか? チャットGPT: はい、それはフィリップ・K・ディック(Philip K. Dick)のSF小説『(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)』のことだと思われます。 概要: 原題:アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 著者:フィリップ・K・ディック 発行年:1968年 ジャンル:SF、ディストピア、サイバーパンクの先駆けと…
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