ミステリ好きの方・ミステリのおける探偵のキャラの立ち方が好きな方・ミステリがもたらすカタルシスに酔いしれたい方。ミステリの持つ魔力に囚われた方も囚われそうな方も今から囚われる予定の方も、どなたでも大歓迎。
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1932年発表の本書は、S・S・ヴァン・ダインの<ファイロ・ヴァンスもの>第6作。中国陶器の蒐集家コー兄弟が殺された二重殺人事件にヴァンスが挑むのだが、作者の他の作品にもまして複雑怪奇な事件で捜査は難航する。 2階の寝室で安楽椅子に座って死んでいたのが、兄のアーチャー。ドアに閂がかかっていて、現場は密室。右側頭部に弾痕があり、右手には1発撃った拳銃がある。自殺と思われたのだが、検死官によると死因は…
いよいよ大晦日だが、あまり実感がない。月日があまりに速く通り過ぎるせいだろうか。 世の中の今年の出来事は昨日書いたとおりだが、私生活ではあまり変化はない。 今年の2月頃夕闇の中で犬に纏われて少し怖い思いをしたことくらいか。 暗いところが見えづらくなったこともあり、最近は日没時刻前には家に帰っている。 ● 今年描いたイラストを見直してみて良かったと思える10点を選んでみた。 14点中11点に女性、7…
今年はあまり心に響いた作品を読んだ記憶がない年となってしまいました。 色々と目移りしてしまったという所は反省でもあります。 来年はちょっと考えている漠然とした計画がありますので、なるべくそれに沿ってミステリーを読んでいきたいと考えています。 その計画内容はそのうち機会があったら書くとして、今年もランキングは特にやらないんですが、色々と読んだ中でも印象的だった、面白いと思った作品を順不同を書いておこ…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第233問! 昨日の帯クイズの解答です。 第233問 の答えは 『硝子の塔の殺人』(知念実希人、実業之日本社、2021)でした。 裏表紙側の帯も、有栖川有栖、法月綸太郎、大山誠一郎、我孫子武丸、竹本健治、芦沢央とそうそうたるメンバーが並んでいます。 233日間、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。 元日からミステリファンに挑戦するぞっ…
タリホーです。2025年のしめくくりとして今年私が見た様々な作品を振り返ることとしよう。忘れたり抜け落ちがないよう今年の初めからリストを作成し、列挙すると以下のようになった。 【映画】11本 「99.9 ―刑事専門弁護士― THE MOVIE」※テレビ放送で視聴 「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」※テレビ放送で視聴 「吉原炎上」※テレビ放送で視聴 「カッパの三平」※配信で視聴 「謎解きはディ…
『ミステリマガジン2026年1月号』『このミステリーがすごい! 2026年版』ともに毎年の年間ベストミステリアンケートの号です。毎年のことですが、意外といったら意外な結果であり、さもありなんとも、残念とも思うこともあります。 私の希望としては、過去や異世界を舞台にしたものではなく、もっと現代ミステリを評価してほしいですね。 『ミステリマガジン』はAmazonなどネット書店できちんと広告宣伝をしたほ…
今朝はわりと暖かい。セーターとコートのコンビが活躍している。来年もヨロシクね。早朝作業。正月に読む本のザッピングをしていた。鉄板(に決まってる!)の冒険小説と軽い経済系の新書を織り交ぜた。龍神町龍神十三番地 (徳間文庫)作者:船戸与一徳間書店Amazon洗面台とキッチンのシンクの掃除をした。気持ちいい。とくにシンクはピカピカ(この表現がピッタリ)になり、これならときどき洗わせてもらおうという気分に…
我孫子武丸犯人当て全集 (星海社FICTIONS)作者:我孫子 武丸講談社Amazon やはり、犯人当てはミステリの華だよなぁ。 本書は、“それ”だけを集めた作品集。 ただ、我孫子武丸なので、どうしてもちょっと“クセがすごい” 作品集になってしまっているかなぁ、という印象。 個人的に好きなのは、王道か、王道に見せかけての〈ずらし〉 なのだけれど、我孫子武丸の場合は、 それとは少し違う方向性に思えて…
大ヒット警察学校小説、待望の続編! ●第一話 創傷(そうしょう)初任科第百期短期課程の桐沢篤は、風間教場に編入された不運を呪っていた。医師から警察官に転職した桐沢は、ゴールデンウイーク明けに最初の洗礼を受ける。●第二話 心眼風間教場では、備品の盗難が相次いでいた。盗まれたのは、PCのマウス、ファーストミット、マレット(木琴を叩く枹)。単独では使い道のないものばかりだ。●第三話 罰則津木田卓は、プー…
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