1つの日記だけで終わる短編小説を書く人たちの集まりです。
はてなブログを持っていれば、誰でも参加できます。
つぶやきBlue 20 「認識」したということは、「認識」されたというわけですよね、直覚的に。そこには介在物がないわけです。「思考」によって導き出された概念ではないわけですから。「認識」されたから、「認識」された。光よりも速い速度で。 昇ってくるわけです。降りてくるわけです。重なるわけです。そこにこそ、最高純度の〝本当〟があるような気がします。 「意味がわからない。実例をあげてくれないか」 はい、…
やってきました。花粉症のシーズン。一月の始めころから飛散しているという噂を聞いていました。一月末には、鼻の奥が腫れ上がり、喉がかれました。今年は早いなあ、と思いつつ、実は主治医にアレルギーの薬を出してもらっていて、それをそのころから飲み始めたので、今はまだ大丈夫のはず。 Xを「花粉」で検索してみると、今日あたりから鼻がむずむずし始めた人が出ているようですね。ここ数年は、飛び始めに大きな症状が出て、…
怪談 ~空き家~ 今から30年ほど前の話。 キャンプ場に向かって走る車の中、助手席で地図を見ていた山本が、次の交差点を左に曲がった方がキャンプ場への近道だという。その近道は鬱蒼とした森の中へと続いているように見える。車を運転している藤田が不安げな顔をした。「ほんとうに近道か。前にお前の案内で行った道行き止まりだったことあったよな」だが山本は自信満々といった口ぶりで返した。「今回は大丈夫。ほら、地図…
酔言 54 先日、職業訓練校の授業が終わり、教室を出ようとしたら、一人の生徒が私のもとに近寄って、先生から希望を頂きました、ありがとうございます、と挨拶をして行った。もちろん、私の生徒といっても中年ばかりである。しかし、私は不意を突かれて嬉しかった。なぜなら、この訓練校で教える私の心の底で、それだけを自分の与えられた役割だと常々考えて来たからである。 では、その希望とは彼にとっていったいなんであっ…
語学が好きな人にとって、ここ数年のITの進化は非常にありがたいものだろう。 SNSひとつみても、役立つツールが幾つもでてきて助かる。hellotalkというアプリを使えば地球上の誰とでもリアルタイムでチャット・ビデオトークができる。お互いに無料で教えあいこできる。meetupを使えば同じ居住地の人たちで対面の多国籍トークができる。 具体的には、例えばhellotalkで誰かのチャットルームに入る。…
こんばんは。 私は生きていますよ。 あなたは生きていますか?
責任の所在が明確でない 素人に毛が生えた程度の自分に責任はあるのか 上司も参画してくれてはいる 自分だけの責任ではないのか でも問題が発生すると上司はフェードアウト んんー なにが気持ち悪いのか 自分の仕事の範疇がきっちりと分けられていない 分けられていないのに責任は自分にくる 責任とはなんだ ミスれない それは仕事だから当たり前か 知らなかった、からミスったはギリ良い 教わる機会もないのに責任だ…
小説の中での『動き』とは? 一般的な小説では、物語の中に登場する人物には『動き』があります。話が進行するにあたって、何らかの『行動』をとる訳です。この『行動』ですが、単純に物語の文章中に『動作』を示す内容が書かれていれば、それが読者にとって『動作』として伝わる筈なのですが、それがどうにも上手くいっていない。要するに、リアルに『動いている感覚』を読者に与える事が出来ていない訳ですね。実はこうした事態…
第2部:後悔と新たな決意高僧たちが去った後、平太はしばらくその場に座り込んでいた。会議室の窓から差し込む光が、何かを思い出させるように彼を照らしていた。彼はそのまま立ち上がり、机の上に置かれた古びた金色の書を手に取った。 「あれからどれくらい経ったのか…」平太は、自分自身に問いかけるように呟いた。それは、ただの独り言ではなく、どこか深い意味を持つ言葉だった。彼は自分の過去と、これからの未来について…
こつこつと書き溜めた短篇小説をなんとか自力で電子書籍化した『悪戯短篇小説集 耳毛に憧れたって駄目』。いまやその後に書いたものもこのブログに続々と蓄積されていっているけれど、そういえばあれっていつ出したんだっけ?――そう思ってAmazonのページで確認してみたところ「2014/3/3」とのこと。なんともはやリリースから10年(もうじき11年)も経っている……!という時の高速展開に衝撃を受けて、これを…
Next page