1つの日記だけで終わる短編小説を書く人たちの集まりです。
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今週のお題「ホーム画面」ーーーーーーーーーーーー気がつけば、あなたは私を見てる。 長いこと眺めているわけではないけれど、一日の始まりには必ず私を見るし、電車の中や休憩時間など時間が余ればあなたは私を見つめてる。わかっているわ。 あなたのお目当ては私では無いのでしょう。 本当の目的は最近お気に入りの動画や中々手に入らないと躍起になって回しているあのガチャや気になるあの子とのやりとり。私は通過点に過ぎ…
今週のお題「復活してほしいもの」 復活してほしいものといえば、公衆電話だろう。携帯が普及した今じゃあなかなかお目にかからなくなったが、昔は、よく使ったものだ。 テレホンカードなんて今の若いものは知らないだろう。なんて、こんなことを言ったらおっさんだな。といってもおっさんなんだが。 そんな昔話をしたいんじゃない。 携帯がなかった時は不便だった。特に待ち合わせは不便だった。事前に時間と場所を決める。遅…
「それではアリサさん、スタンバイお願いします」 控え室に迎えに来たスタッフは、微笑んで私を呼んだ。隣に座っていたマネージャーは誇らしげにこちらを向いている。私はこれから夢のステージに立ち、それから夢のトロフィーを受け取るのだ。 「アリサ、おめでとう」 「ちょっと、まだ受け取ってないのよ。それにあなたのお陰でもあるんだから」 「……ありがとう」 ふふ、と目を細めて彼女の嬉しそうなその顔を瞳に焼き付け…
あたりは雪に覆われていてとても寒い。見回したひょうしに鞄から落ちた財布を拾う。こんな山奥で雪に埋まってしまったら、少なくとも春までは絶対に見つからないだろう。危なかった。 遠方まで出張に来るのは初めてではないが、今回はこれまでとは少々事情が違う。東京から北海道にまでわざわざ出向いたのは、長い付き合いの取引先に、契約打ち切りを伝えるためである。 普通ならメールや電話で伝えてもよさそうなところだが、相…
「来週、モリモリデーがあります」 帰りの会の最中、先生がニヤニヤしながら言った。 なんだそれは。 ぼくは想像力をフルに働かせて考えた。 「森くんや森さんが1日王様になってみんなを奴隷扱いできる日」 もしくは 「みんなで校庭に集まって、せーので下からモリモリ出す日」 なのかもしれない。 一日奴隷になるにしろ、校庭に出てせーのでみんなで脱糞するにしろ、これはどういうことだろう。ギネスブックにでも載せる…
どうも、坂津です。 昔話はたくさんあって本とかになってて広くみんなに知られているのに、未来話って見聞きしないですよね。 昔話だって『昔々あるところに~』から始まる年代も場所も曖昧な物語なのですから、年代を未来にしちゃったり場所を別の惑星にしたりしても問題無いハズです。 未来未来、とある居住エリアに、おじいさんとおばあさんが二人で住んでいました。 しかしそこに住んでいるのはおじいさんとおばあさんの実…
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