1つの日記だけで終わる短編小説を書く人たちの集まりです。
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Blue あなたとわたしの本 274 カフェ・マジックアワー (後編・完結) 智(とも) やがて青年は最上階に着いたようだった。階段がとぎれていた。上へと向かう手段はもうどこにもない。がらんどうの、船の甲板(かんぱん)を連想させる、赤みがかったデッキに立っていた。建物の白い壁面が右手につづいている。窓のひとつもない。だが、のっぺりとしたその壁に、みどり色に塗られた扉が嵌めこまれている。このドアから…
電車のなかで、吊り革を握る。動画広告の動きに、無意識に注意が吸い寄せられる。すべての物が、わたしの注意を全力で奪おうとしているように感じる。被害妄想だと頭ではわかる。でも、暇だからつい見入ってしまう。これもまた、広告というビジネスが人間の認知に仕掛ける力の証だろうか。 わたしの視線は目の前の大手学習塾の広告に移る。「四角い頭を丸くする」——ドローンだの、実際の入試問題に電車に揺られながらチャレンジ…
ショート動画1000回再生!! YouTubeを始めてから半年が経過しましたが、この度ショート動画の方ですがやっと 1000回再生を超えるものが出ました! →この記事を書いている時点で1238回再生 私も本格的なユーチューバーってわけではなく、作家が訳あって動画を流している状態ですので……。 そもそも生活環境が変化したことによって、これまでと違って移動中のキーボード入力が困難になり、ブログの更新が…
生ビールのジョッキが景気よくぶつかり合う音が、貸し切られたダイニングバーの喧騒に溶けていく。高い天井にはミラーボールが気まぐれな光の粒子を振りまき、これから始まる長い航海の成功を前祝いするかのように、テーブルに並んだ俳優たちの顔をきらびやかに照らし出していた。 「トモコちゃん、本当におめでとう!ついに朝ドラヒロインの相手役、掴んだね!」 隣に座った主演女優のユキが、シャンパングラスを片手に満面の笑…
第一章 「水無瀬晶の弟」 俺の姉について話しておきたい。 水無瀬晶は厭なやつだ。無神経で傍若無人でニコリとも笑わない。性悪な女だ。 姉といっても、血は繋がっちゃいないんだけど。ただうちの母親とあいつの父親が結婚しただけ。よくある話だ。晶と俺とは血が繋がっていない。ーーーそれを俺は喜ぶべきなのかもしれない。あんなに生きづらそうにしてる義姉を見ていると余計に。厄介な性質を、もしも俺も受け継いでいたらと…
気がつけば......ビルの屋上で浮遊していた (ハハハ...なんだこれは......) ビルの屋上から見る景色は 僕の感情とは別で ただ......キレイで澄んだ空が ...... 澄んだ空が......澄んだ... 頭の中に過る この光景は......僕は この屋上に立って この景色を......見ていた......流れるように 頭の中に 何故...... 屋上から......下を覗く 僕が血…
責任の所在が明確でない 素人に毛が生えた程度の自分に責任はあるのか 上司も参画してくれてはいる 自分だけの責任ではないのか でも問題が発生すると上司はフェードアウト んんー なにが気持ち悪いのか 自分の仕事の範疇がきっちりと分けられていない 分けられていないのに責任は自分にくる 責任とはなんだ ミスれない それは仕事だから当たり前か 知らなかった、からミスったはギリ良い 教わる機会もないのに責任だ…
おすすめ本「不労所得を得る方法 インターネット編」 (感想) 読者に対して本書の目的と内容を非常にわかりやすく説明しており、インターネットを活用した不労所得の可能性を強調しています。著者の意図が明確であり、読者に対して未来の経済的自由を手に入れるための手助けをするというメッセージが伝わってきます。具体的な方法や戦略が詳細にわたって紹介されることを期待させる内容です。 「不労所得とは?」の部分では、…
ちいさな仔リスとミミズクのおじさん さっきまであんなに晴れていたのに、急に空が暗くなってきました。 たったひとりで、はじめての場所へやってきたちいさな仔リスは空を見上げました。 「やあ、これはひと雨どころか、もっとすごい雨がきそうだ。そうとくれば、ぽくはもうおうちへ急いで帰らなくっちゃ。せっかくこの場所をもっと探検したかったのになぁ。」 はじめて訪れたこの場所には仔リス以外にだれもいないようでした…
そう......僕は......何度も何年も何百年、何千年......と同じ事を繰り返し この世界に戻ってきた......死神として...... 回想 死の匂いがする この村を数千年前に 降り立つ...... この日、死神として初めて 生死ある者の選別を任され 躊躇なく事を運ぶ予定だったが...... ある儀式が始まり......一人の少女が 矢倉で舞を披露しているのを 暫し眺めていた......…
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