漫画、小説、エッセイ、新書、なんでもいいのでおすすめの本を紹介しあいましょうΣ(・ω・ノ)ノ
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こんばんは! 葉真中顕(はまなかあき)の「凍てつく太陽」(2020/8、幻冬舎文庫):の書評講座の報告です。 このお話は終戦直前の北海道で繰り広げられる特高警察と陸軍の陰謀を巡るミステリーで、主要人物にアイヌ民族の血を引く特高刑事日崎八尋と、朝鮮人労働者のヨンチュンの友情の友情物語という帰結に最終的には落ち着きますが、特高が非国民を摘発する過程や、当時鉄の町として兵器製造の拠点として機能していた室…
「死ねば無になる」という。そう言われても、人間は「無」など想像できないのである。だから「暗闇」とか「薄い意識」とか「眠っていた記憶」とか、「希薄な存在」で代用してしまう。「無い」のではなく「少ない」ものを想像するのだ。そして永遠とは「長い時間」である。かくして、「懲役一兆年の監禁」という「退屈地獄」が想像される。しかし、全ては比喩である。「無」が「永遠の退屈」であるよりも、「『無』に『退屈は無い』…
1931年発表の本書は、今年になって毎月紹介しているアントニー・バークリーの<名探偵シェリンガムもの>。帯にあるように「名作ミステリ新訳プロジェクト」で創元社から改めて出版されたものだ。僕が学生の頃にはすでに絶版で、幻の本格ミステリだったものが毎月読める・・・これはありがたい。 素人探偵シェリンガムはCIDのモースビー首席警部にねだり、犯罪現場と捜査を見学させてもらうことにした。閑静な住宅街、四階…
石持浅海は、事件の派手さよりも「因果の線」を鮮明にする作家だ。登場人物の言葉、時間のズレ、場の空気のわずかな変化が、推理の部品として揃っていく。ここでは作品一覧の入口として、読後にロジックの余韻が残る12冊を、読みやすい順に並べた。 石持浅海の魅力・作風の芯 おすすめ本12選 1.扉は閉ざされたまま(祥伝社/文庫) 2.君の望む死に方(祥伝社/文庫) 3.Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス(…
西洋画好きと、猫好きが刺さる絵本イギリスの画家マーティン・レーマンが描く10匹の猫を1匹ずつ紹介する絵本『ねこねこ10ぴきのねこ』。品があって、静かで、ずっと眺めていられる。本記事では作品の見どころ、特徴を未読者向けに解説しています。
関東は先週から桜が少しずつ咲き始めたのですが、この土日はお花見ができるくらいになってきました。花粉症の私も、桜に誘われて、娘と桜並木を散歩してきました。 関東は桜が開花 毎日通勤時間に、少しずつ本を読んでいるのですが、昨日読み終わった西加奈子さんの『さくら』は、電車に乗って続きを読むのが楽しみな作品でした。 本を読んでいると、疲れているときはあまり読む気がしなかったり、なんとなく積極的に読もうとい…
「ジオキャッシング」という遊びを知っていますか?これはスマホのGPSを使って、現実の世界に隠された“宝”を探す、いわばリアル宝探しゲームです。 しかも特別な道具はほとんど必要なく、無料で気軽に始められるのが魅力。世界中で楽しまれており、日本全国でも実際に遊べるスポットが数多く存在します。 とはいえ、 「ジオキャッシングって何?」 「どうやって始めるの?」 「本当に見つかるの?」 と気になっている人…
お出かけをした翌日の日曜日は眠くなる。 早朝はサッカー日本代表戦を見たが、そのあとは子供たちの朝食の準備まで済ませ、妻と一緒に昼前まで二度寝していた。 そのあとは子供らと家の中で遊んだり、ハリーポッターの小説を読み進めたりして過ごしたが、夕方にはまた眠くなり、ふたたび妻と共に寝室で短い昼寝をとった。おかげですっかり疲れが取れた気がする。 こんなとき、姉弟がいてくれると、ふたりで大人に構わず、楽しそ…
【ネタバレ無し】 2026/3/28 読了|『探偵小石は恋しない』|森バジル 評価:★★★★★ 2026年の本屋大賞ノミネート作品ということで、以前から気になっていた一冊です。 さらに、YouTubeチャンネル「ほんため」でたくみさんが取り上げており、絶賛されていたのをきっかけに読んでみました。 あらすじ 小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見てい…
📚 Book Review 最後の数ページで、すべてが崩れる。 ― 絶望なのに、面白い。それが悔しかった ― まず、正直に言う この本は、ラストで希望が絶望に変わる。エピローグの数ページで、一気に叩き落とされる。 「それじゃあ読みたくない」——わかる。でも、これだけははっきり言える。 絶望以上に、とにかく面白かった。だから、紹介する。 これが、この本を選んだ理由のすべてだ。 こんな話 地下に、閉じ…
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