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『Outer Wilds』は高く評価されているゲームである。その理由も理解できる。時間ループ、惑星ごとの仕掛け、知識が進行になる構造、そして宇宙そのものを探索対象に据えた設計は、たしかに印象的だ。 しかし一方で、実際に遊んだ感触としては、世間的な持ち上げられ方に対して違和感を感じる部分もあった。とくにSFに関しては、しばしば「圧倒的に新しいもの」のように語られるが、私にはそこまで斬新には見えなかっ…
生成AIは便利だ。議事録の要約、メールの添削、報告書の文章整理——日常のテキスト処理をどんどん頼めるようになった。 ただ、一つだけいつも手が止まる場面がある。 テキストに個人情報が含まれているときだ。 「貼る前に消す」作業の面倒さ 学生の相談記録、共同研究のメール、会議の議事録——こういった文章をそのままAIに渡すのは気が引ける。だから手動で名前を消したり、●●に置き換えたりする。 ところがこれが…
私は右目が先天性の白内障で、左目だけを使って生活してきた。61歳になり、その左目も、飛蚊症やボヤケが気になってきている。まずは右目を手術で見えるようにできないだろうかと、60歳の定年を越えて考えている。そこで、最近の白内障手術はどういうものなのか知りたいと思い、本を探したところ、本書の評判が高かったので読んでみることにした。読んでよかったというのが結論である。たいへん勉強になったし、不安な患者の立…
「自然創発モデル」による「無意識の世界」の旅は快適です。 敢えて説明を省き、主要項目を掲げます。 [1]「基本的欲求」満足=「快」の感情 1.心地良さ、気持ちいい、「快」 2.「腑に落ちる」 3.「本音の世界」(スッキリ) 4.自己表現⇀自己実現→自己超越(世のため人のため) 5.興味・関心・好奇心 6.無心、無我夢中 7.無意識に~できる 8.直観思考 9.「何となく~ではないか」、と可能性を感…
家に帰れば冷蔵庫の扉を開けて、電子レンジで温めたりする。そしてポットでお湯を沸かして、コンロで何か料理をしたりもする。台所は家の中で最も機械が集中している場所だ。現代の台所はたかだか20世紀後半にできあがったものにすぎない。極めて高度に機械化された場所で、手作りの料理がもてなされている。それ以前の時代の料理についてはもうわからなくなってしまった。お風呂も全自動で沸かせるのが当たり前になってしまった…
感情は理性の燃料である 意味構造の更新 意味構造から物語構造へ 思考の型 理性的な人は感情が希薄なわけではない 会話は感情的になりやすい 悩みやネガティブな感情について 物語的統合までの思考の流れ 感情は理性の燃料である 理性とは、「身体主導の感情を原動力に、広く深く統合された安定した意味構造を形成する能力」です。シンプルに言うと、「感情を燃料に意味構造を拡張する能力」です。 身体主導の感情とは、…
研究者とは。 頭脳労働のようで、時間の大半をほぼ肉体労働と呼べる実験を繰り返すことに費やしていたり、その肉体労働の結果を、世界最高の研究機関の助教授とともに「ウンウン」言いながら転生させた結果である論文を、世界のどこに住むとも知らぬ「エキスパート」にボロクソに言われてリジェクトされたりする日々を過ごしていると、自分がなぜ研究者などと言う、奇妙な仕事をしているのか、よくわからなくなる。 先日、地元の…
去る2026年2月22日、京都府南丹市にある明治国際医療大学の講堂で伊藤が「音楽と脳」と題して公開講座を行いました。音程の知覚や、音楽の感じ方を実際にキーボードやドラムを使って説明しました。その後、明治国際医療大学の修士2年の村本大河さんがネズミのヒゲにある特殊な感覚受容器の形と性質の関連を解き明かした、素晴らしい研究発表を行いました。最後に、伊藤が2001年より続けているバンド、Ophelia*…
誰に頼まれてもいないのに、書いてしまう 今回の記事を書いていたら、「誰に頼まれてもいないのに、なんで書いてるんだろう?」と思った。それでも、自分なりの答えが欲しかったから考えてみた。 Netflixで『キャロル&チューズデイ』を観た。AI作曲が当たり前の世界で、あえて人が作る——その物語が妙に刺さった。単純に「反AI」の話ではない。ただ、「人が作る意味」を考え直すきっかけになった。 ちょうど若林恵…
【2026年版】人文・社会科学・教育系主要学会スケジュール 心理学・教育学から経済・社会学まで。大学キャンパスで開催される「文系アカデミア」の祭典。 📕 心理・教育・発達(Psychology & Education) 春と秋に集中します。「公認心理師」関連の単位取得や、GIGAスクール構想以降の「教育DX」が主要テーマです。 時期 学会名 / 分野 開催の特徴・参加のメリット 春:3月秋:9月 …
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