俳句・連句・短歌・和歌・連歌・狂歌・自由律・川柳・甚句・琉歌・今様など短詩型文学の実作・評論・随筆をする方、五音と七音を愛する方のためのグループ。
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新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1403 題知らず 深養父 うれしくは忘るる こともありなまし つらきぞ長き 形見なりける 新編日本古典文学全集「新古今和歌集」(訳者・峯村文人・小学館)の訳 題知らず 深養父 あの人の情が深くてうれしいならば、あの人を忘れることもあるにちがいないのに。 薄情であることが、長く忘れない思い出の種であることだ。 意訳 題詞 亡き御人に捧ぐる歌 作者 清原深養父 忘るる…
万札の聖徳太子を思い出す威厳に満ちて神々(こうごう)しかった ・・・・・・ もっとも、こどもの頃は一万円札はめったに拝めるものではなかったので、まばゆさ百倍。百円札は板垣退助だったな。顔よりヒゲの面積が広い肖像。しばらく前に聖徳太子の尊称のひとつに邸宅由来の「上宮太子」という呼称があることを知ったが、教科書からは「聖徳太子」の表記はなくなっているのだとか。 (佐賀県嬉野市塩田町の常在寺)
くじ買えば都会の喧騒冬木立 おおよそ1か月ぶりの更新ですこのブログは自身の俳句のメモ代わりでもあるので長い間句ができないと更新できない、それが苦心です一か月も更新しないともういっそ止めてしまおうかという気持ちにもなる、どうも句を作る気がしない時期がある運河の旅「パリからロッテルダム」のような番組を観ているうちに年の瀬も迫ってきたなあと更新する気になった、61歳と55歳の夫婦の時速8キロの旅昨日はど…
『源氏物語』22帖 玉鬘(たまかずら)玉鬘、九州を離れ六条院へ光源氏35歳 太政大臣時代玉鬘21歳/紫の上27歳 [玉鬘、筑紫へ下った]夕顔の遺児玉鬘は、3歳の時、乳母(太宰少弐の妻)たちとともに筑紫(九州)へ下ります。それから17年経ち、玉鬘は美しく成長しました。肥後国に勢力を誇った大夫監から無理に求婚されたので、乳母は長男と相談し、玉鬘を連れて急ぎ上京します。 [玉鬘、源氏に引き取られる]京に…
Blue あなたとわたしの本 274 カフェ・マジックアワー (後編・完結) 智(とも) やがて青年は最上階に着いたようだった。階段がとぎれていた。上へと向かう手段はもうどこにもない。がらんどうの、船の甲板(かんぱん)を連想させる、赤みがかったデッキに立っていた。建物の白い壁面が右手につづいている。窓のひとつもない。だが、のっぺりとしたその壁に、みどり色に塗られた扉が嵌めこまれている。このドアから…
訓読 >>> 3208久(ひさ)にあらむ君を思ふにひさかたの清き月夜(つくよ)も闇(やみ)のみに見ゆ 3209春日(かすが)なる御笠(みかさ)の山に居(ゐ)る雲を出(い)で見るごとに君をしぞ思ふ 3210あしひきの片山雉(かたやまきざし)立ち行かむ君に後(おく)れてうつしけめやも 要旨 >>> 〈3208〉旅に出て当分帰れそうもないあなたのことを思うと、この清らかな月の夜も、まるで闇夜を見ているよ…
芥川龍之介賞 候補作 久栖博季 「貝殻航路」(文學界 2025年12 月号 ) 坂崎かおる「へび」(文学界 2025年10 月号) 坂本湾「BOXBOXBOXBOX」(河出書房新社) 鳥山まこと「時の家」(講談社) 畠山丑雄「叫び」(新潮 2025年12月号) 直木三十五賞 候補作 嶋津輝『カフェーの帰り道』(東京創元社) 住田祐『白鷺立つ』(文藝春秋) 大門剛明『神都の証人』(講談社) 葉真中顕…
馬野ミキ×白昼堂の詩集、文庫本で3冊めです。数年が経っているのだなあ、という感慨に耽る暇なくゆきましょう。3冊めのタイトルは『有名な空』。 装幀は1冊めからお世話になっております、馬野福子さん。今回は現状、帯はありません。色が恰好良いのでご覧ください。 f27.base.ec https://www.amazon.co.jp/dp/4905000637/ Amazonの在庫は不安定な感じ(すみませ…
⬆️ だからこれじゃ俳句だって!🤣 5月から始めている短歌だけど、半年を超えた 🤔 ✒️✒️✒️ 11月の1か月間で60首を読んで X に投稿した。その中から、11月の自選8首としたものを以下に載せる。 素人の短歌なんぞ、本当にお目汚しなので、興味ない方はどうかこの先は読み飛ばして頂きたい。🙇♂️🙇♂️🙇♂️ ✒️✒️✒️ 苦労して陸にあがったはずなのに鯨よ海が恋しかったか 気がつくと5日も…
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