読んだ本の書評を書く人のグループです。
はてなブログを持っていれば、誰でも参加できます。
スリリングな謎解きが好きなのに、ただ冷たいだけのサスペンスだと少し疲れてしまう。そんなとき、知念実希人の本はちょうどいい場所に連れていってくれる。命の現場を知る医師ならではのリアルさと、最後に灯る小さな希望が、読後しばらく胸の奥であたたかく残る。 この記事では、医療ミステリから本格推理、ジュブナイル、ファンタジーまで、知念実希人の代表作20冊をまとめて紹介する。どの本から読めばいいか迷っている人も…
バリュー投資と言えばグレアムが提唱者として有名です。以前読んだグレアムからの手紙でも読んだように、混沌としたギャンブル的なイメージが強い株式投資の世界から企業分析をすることの大切さを世間に訴えかけ、グレアムトッド村の界隈と呼ばれる、バフェット、シュロス、ルーアンなどのようなバリュー投資家を生み出しました。株式投資を投機的要素から投資要素へとする土台を築いてきた人物です。 そんな彼の代表作、懸命なる…
「WEAPONS ウェポンズ」 「パルプ・フィクション」式語り口をホラーへ応用したとでもいうか、まあいろんなことを考えるものです。 部分、部分のイメージが文脈から浮かび上がって印象付けられる作り。 インティマシー・コーディネーターと並んでチャイルド・コーディネーターとクレジットされる。あれだけ大勢の子供が出てくるのだから当然なのだが、システムの整備が義務付けられた印象。 「WEAPONS ウェポン…
先日、友人と食事をしていたときのこと。現在の活動について話している中で、その友人が私のこのブログを見つけてくれ、「今でもブログを続けているなんて凄いね」と言ってくれました。その言葉がとても嬉しく、同時に私は2つのことに気付きました。 私がブログを続けられている理由は、大きく2つある。 ① 日常を言語化することで、出来事に意味が生まれること 私は普段、職場でも友人との会話でも「話す機会」が多いのです…
読書脳 作者:樺沢 紫苑 Amazon 樺沢紫苑さんの「読書脳」を読みました。 以前に出版された「読んだら忘れない読書術」の新版。 樺沢先生の大ベストセラーといえば「アウトプット大全」 読書脳でも本を読んだら感想をアウトプットすることの大切さを書かれています。 アウトプットする前提でインプットを行い、インプットしたらアウトプットをする。それをフィードバックして、また別のインプットをしていく。 こう…
予告犯/中村義洋監督 ☆☆☆ 新聞紙で作った目出し帽をかぶった男が、ネットで犯罪予告を行い実行する事件が起こる。警察などが直接裁けないような悪党を、変わりに制裁するという、いわゆる私刑をネットを通じて予告実行する愉快犯のようなものであるようだ。警察も強力に捜査に乗り出すが、だんだんと犯人の実像を追っていくと、どうも複数犯のような感じもする。しかしながら、犯行の手が政治家にも及ぶようになり、いわゆる…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 先日、Xで下記の投稿をしました。 バブル経済が崩壊し、我が国の経済は 悪化の一途を辿ることになったわけですが、 そのぶん個々人にとっての働く意味や 価値が問われ出して 「キャリア」という概念が広がったようにも感じます。 護送船団方式から 自己決定、自己選択、自律性、主体性、主導権など…
読書が苦手だった私が変われた理由 「読書が大事なのは分かってる。でも苦手だし、続かないんだよな……」 そんな風に感じている方は多いのではないでしょうか。 実は、かつての私も読書に苦手意識があり、活字を前にすると眠くなってしまうタイプでした。 でも今では、以前は全く読書をしていなかった自分も、ビジネス書から小説まで月に数冊以上読むのが当たり前になっています。 今回は、そんな私が実践して効果があった「…
梅里雪山(メイリーシュエシャン)十七人の友を探して – 2010/11/1 小林尚礼 (著) 2025年11月中旬からひと月ちょいのアメリカ出張に合わせて山岳本をいくつか仕入れたうちの一冊である。 遭難から救助、遺体収容までのドキュメンタリーかと思って読み始めたが、これはいい意味で違っていた。 京大山岳部時代の旧友を含む日中登山隊が1989年に梅里雪山の初登頂を目指して挑むものの、想像もできないほ…
殺し屋、やってます。 (文春文庫) 作者:石持 浅海 文藝春秋 Amazon 「殺し屋、やってます。」石持浅海(著) 文藝春秋 あらすじ 1作目も読んで本当に良かった! まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 以前、ミスってシリーズ4作目から読んでしまったのですが、とても面白かったので、1作目も読んでみました☆ 「殺し屋、やってます。」石持浅海(著) 文藝春秋 あらすじ コンサルテ…
次のページ