読んだ本の書評を書く人のグループです。
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ここでいうインターネットホラーとはインターネットに関する怖い話ではなく、インターネットで読める・視聴できる怖い話のことです。私が勝手に言っています。 最近いろんなホラー作品がよく話題になっていて、ホラーが流行ってる感ありますよね。それとも私がホラー好きだから目に留まるだけで別にそこまで流行っているわけじゃないんだろうか。 わからんけど、この流れの中でホラーいっぱい読みてえ~~!!!の気持ちになって…
著者 窪 美澄 【内容】 中学二年生の桐乃は、団地での暮らしに憂いていた。郊外にある古い団地群には、様々な国にルーツを持つ人が生活している。そのせいか桐乃のクラスは衝突が絶えず、ベトナム人のクラスメイト・ヒュウがいじめの標的になっていたのだ。家に帰っても、母の里穂は団地に住む人々を国籍問わず日夜助けており、「娘の私より、他人を優先するんだ」という思いがどうしても消えない。この場所で生活することに対…
『エルマーのぼうけん』 読んであげるなら 5・6才から自分で読むなら 小学低学年から ※本記事は保護者のためのレビュー記事です。 「子どもにどんな本を買えばいいかわからない」 「内容を知らずに買うのは不安」 そんな保護者の方のために、児童書を実際に読んで感じたポイントをまとめました。 『エルマーのぼうけん』 👪みんなの感想 📖おはなしの解説 🌟 おすすめできる点 ⚠ 気になった点・注意点 🎯 まと…
感動をつくれますか? (角川oneテーマ21 C 116)作者:久石 譲,緒方 修一KADOKAWAAmazon 著者は久石 譲。(芸名[ペンネーム?] なんだ!!) ジブリの音楽とか作ってる人。 作曲という仕事を続けるために、どんなことを考えているか。の本。 本人的には「芸術家ではなく商業ベースでもの考えてる」とのことなので、芸術家ではない多くの読者にも参考になる部分があると思うのでその辺をご紹…
高村薫 著の『作家的覚書』読んだ。 2014年~2016年の3年分の時評集であり、日本社会としての無軌道さ、自国に対する無責任さを問う内容が多い。 なかでも強く印象に残っているのは、現代の日本社会における自国への向き合い方が、先の大戦からの繋がりをもって捉えられている視点だった。
「あっ」。ふとした瞬間に、私は慄然とする。 なんのことはない。ただ、自分の「無様さ」を思い出したのだ。 そんな時は、ふっと、この世界から消えてしまいたくなる。そんな身の置き場のない感覚に陥るのは、かつて他人の「無様さ」を見下していた、あの冷ややかな目が、そのまま自分自身へと向けられるからだ。 その視線はあまりに残酷で、耐え難く、一歩も動けない。 だから、私という存在を消してしまいたくなる。さもなけ…
横溝正史「双生児は踊る」(1947年)は、以前に横溝が書いて、本作にて使われたトリックや話全体のプロットを気に入ったのか、それなりに思い入れがあったに相違ない。事実、「双生児は踊る」は短編「暗闇の中の猫」(1956年)に横溝の手により改稿され、後に金田一耕助シリーズとして再び世に出されたのであった。 (以下、犯人やトリックの詳細は直接に明らかにしていませんが、話の本質に触れた「ネタばれ」です。横溝…
【感想/要約】『感情を出したほうが好かれる』著:加藤 諦三 こんにちは! 今回は加藤 諦三が書かれた著書『感情を出したほうが好かれる』という本を紹介します。 この本を一言であらわすと「弱みをさらけ出すことのメリット」を教えてくれる本です。 ・うまく自分を出せないでいる・自分が分からなくなった・感情の出し方がわからない どの時代、どんな世界でも多い悩みだと思います。 とはいえ、すぐに悩みが解決するよ…
最終戦で勝ったチームが優勝なんていう状況は、漫画の世界ならともかく、現実で起こる可能性は極めて低い。 しかし、1994年のセ・リーグでは読売ジャイアンツと中日ドラゴンズの最終戦、勝った方が優勝するという奇跡的な試合が行われました。 そんな試合を控えた両チームの様子を描写しているのがこの「10・8 巨人VS.中日 史上最高の決戦 」 10・8 巨人VS.中日 史上最高の決戦 (文春文庫) この決戦に…
戦時期日本の精神史: 1931~1945年 (岩波現代文庫) 作者:鶴見 俊輔 岩波書店 Amazon 鶴見俊輔『戦時期日本の精神史』は、哲学者の鶴見俊輔がカナダのマッギル大学で戦中期の日本について講義した内容をまとめた本で、とても読みやすかった。特に「国体について」、「非スターリン化をめざして」、「戦時下の日常生活」という三つの章が読了後も記憶に残った。 「国体について」では、明治から戦前までの…
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