読んだ本の書評を書く人のグループです。
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www.kodansha.co.jp 「韓国は一つの哲学である」というこの本は、韓国文化の根底に流れる理気信仰に焦点を当て、その哲学を解説している。またこの理気信仰を通じて、韓国社会の特性や文化的な背景を歴史を交えて考察している。 本書では、理気信仰に関する概念や思想が詳細に説明されている。特に、理と気の対立や収束、並びに理想と現実の関係についての説明は、韓国社会の複雑な構造を紐解いている。特徴的…
(前回からの続き)夏目漱石は、近代の人間悪追及の日本近代文学の正統で超一流の破格な文学者であったが、忌憚(きたん)なく率直に言って、人間そのものが描けない小説が下手な小説家であった。「こころ」(1914年)を執筆の頃までの漱石は。 夏目漱石の小説執筆の実質的仕事は、書き出す以前の登場人物の各人設定と人物相関の構想作成までである。とにかく漱石は小説の人物関係装置にこだわった。そして、そのほとんどが男…
読んでくださりありがとうございます。 本日もお疲れ様です🙂 今回は、ジェイ・エイブラハム氏 ヴィリー・エイブラハム博士の共著 樋田まほ氏の訳 「経営戦略としてのリファラル・マーケティング」 の感想を書かせて頂きます。 タイトルは、序章から取りました。 文字数は、約600です。 この本は、ビジネスを成長させる上で重要なリファラル・マーケティングについて解説されています。 リファラル・マーケティングと…
せどり男爵数奇譚 ■はじめに|“本の価値”に取り憑かれた男の物語 「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んだことがある方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。 「せどり男爵」という異名。 あるドラマの中で、古書店を巡る謎の登場人物・笠井菊哉(かさい・きくや)に向かって、志田という古本屋がこう言い放ちます—「おまえ、男爵か!」と。 そのシーンの不思議なインパクトが頭に残り、ついに手に取ったのが本作…
【今日のおすすめの本】(低学年から大人まで) 『バレエをおどりたかった馬』 H・ストルテンベルグ 作菱木晃子 訳さとうあや 絵 福音館書店 【もくじ】一 あんなふうに、おどりたい!ニ あたらしい友だち三 バレエ学校はでたけれど四 きみはスターだ!五 クローバーの原っぱで 「馬」は、「ぶた」と「めんどり」と「ひつじ」と一緒に、田舎の大きな赤い家でのんびり仲良く暮らしていました。 ある日、馬は、散歩の…
「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」 今回は3D版はとりあえずパスした。目が悪くなってきているので、暗くなる3Dメガネを三時間半もかける余裕はありません。 二作目の「ウェイ・オブ・ウォーター」の記憶がほとんどすっぽり抜けていたのに当惑した。俳優の素の顔ではなくアバターだと記憶に残らないのか、単に記憶力が落ちているのか、とはいえ一作目は覚えているのだが。 俳優たちが年取った姿をデジタルメイクで…
旅行好きとしていつも旅行してて思うのは基本的に非効率な行動だと感じています。住んでも居ない慣れない土地にお金を払って移動し、12時間も滞在しない一晩寝るためだけのために安くないお金を支出しそして体力的にも疲れて返ってくる。 一方で、その慣れない体験は今一度生活について考えさせてくれるのも事実であり、日頃見逃している夕焼けや朝焼けを見て感動したり、その地方の文化や芸能を見て地域文化を感じることなどは…
Amzonより 本書は、三つのフォーラムの内容をまとめたものです。参加者は、東京大学の柴田教室の学生、翻訳専門学校の受講生、そして六名の若手翻訳者でした。参加者の経験や理解度が異なるため、本書は「入門編」「初級編」「上級編」の三部構成になっていて、段階的に学べる翻訳指南書になっています。 『翻訳観① リズムを優先する』 村上が翻訳で最も重視するのは文章の「リズム」です。時制を混ぜたり、原文の構造を…
芸術とは何か 千住博が答える147の質問(祥伝社新書) 作者:千住 博 祥伝社 Amazon 「芸術とは何か」を読みました。 著者の千住博さんは日本画家。 滝が流れる絵、崖の絵を見て感動しファンになりました。 軽井沢千住博美術館にも行ったことがあります。 千住博さんが芸術に関する147の質問に答える形式の本。 難しい芸術論ではなく、アートになんとなく興味がある方なら楽しめる本。 「インターネットは…
ブログを始めてから、5回目の年末年始を迎えました。本日の投稿で2025年は最後となります。前回までで投稿数は846本。ここまで続くことができたのも、ひとえに読んでいただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございました。 来年は延長になった62歳の定年を迎えます。そこで最近は不満を覚えていた、アイコンを変更しようと思い立ちました。本ブログを開設した時は、フリー素材で見つけた「くたびれたサラリーマン…
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