読んだ本の書評を書く人のグループです。
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年少日記/ニック・チェク監督 ☆☆☆ うーん、ちょっとこれは、いろいろ考えすぎなのかもしれないし、評価以上のものがあるはずである、という感じになりながら、批判精神も働いてしまう作品なのだ。嫌だから、じゃなくて、そこはそうじゃない、という思いが部分的にはあって、でも、物語としては悪いわけではない。誤解も含んでいるけど、それに現実はもう少し違うんじゃないかという疑問も含みつつ、物語の力が勝っている、と…
最初はシングルマザーの主人公ヴァイオレットの周りや家庭事情の描写から入るわ。カメラワークは悪くなくてまあまあ期待感ある。前の旦那と争う場面がフラッシュバック的に挿入される。今回はマッチングアプリで出会った男性と初めてデートする場面で、高層ビルのバーに行ってからが本番。バーに着くとさらにカメラワークが良くなる。 バーに行って待ち合わせ相手を間違えたおじさんと意気投合してるとお互いに待ち人が来る。座席…
脳が心地よく混乱するカナダの幻想画家ロブ・ゴンサルヴェスによる『どこでもない場所』は、だまし絵と詩が融合した視覚芸術です。何度見返しても新しい発見があり、想像力の筋肉を静かに動かしてくれます。本記事では作品の見どころ、特徴を未読者向けに解説しています。
ここ最近準備に追われていた昼の会議をやり切った。 が、そのあとにあった会議の依頼主であるクライアントとのミーティングで、一気に虚しさが込み上げてきた。 会議で欲しかった成果は得られなかったものの、最低限に設定していた成果は得られたし、そもそも開催に向け、難敵の巻き込みや調整を経た上で実現させていたので、実施できたことだけでも成果と言えるべき会議であった。 それなのに、感謝どころか労いの言葉ひとつな…
NARUTOほぼ初読感想の続きです。 ▼1〜10巻
戦後の日本の社会科学研究は実によく出来ていて、社会科学における「理論、歴史、政策」の三つの部門のうちの「歴史」、歴史的遡行(そこう)の概観にて、法学でも政治学でも経済学でも対象人物の詳細な実証的研究というよりは、その歴史人物の研究を通して「そもそも社会科学という学問が、どのようにしたら成立するか」、社会科学成立の観点からする、より本質的な基幹研究が主であった。 このことについて、例えば、経済学のマ…
大阪圭吉は戦前昭和の日本の探偵小説家である。大阪は大学卒業後、故郷の役場に奉職しながら、継続して執筆していた探偵小説が甲賀三郎に認められて、後に作家に専業する。だが時代は昭和の初めで次第に戦争が台頭してきて戦局の悪化に伴い、大阪もやがて招集。満州と南方の戦地に回され、敗戦間際にマニラで戦病死。大阪圭吉(1912─45年)、享年33。 私は、大阪圭吉の早逝に非常に残念だという言葉しかない、あれだけ才…
フィリピンって、新品の洋書はかなり高い。でも実は中古本文化がかなり根付いていて、うまく立ち回れば日本では考えられない値段で洋書が手に入ります。 英語多読をやっている人間として、これは本当においしい環境だと思っています。日本でペーパーバック1冊を買うと¥1,500〜¥2,000はかかりますが、マニラなら同じ本が¥270〜¥800で買える。しかも複数冊まとめて。この記事では、マニラで洋書を安く買えるス…
リチャード・デミング著。田口俊樹訳。新潮文庫。 弁護士ランダルから仕事の依頼で事務所に呼び出されたムーンは、待合室で長く待たされていた。応接室からは弁護士の声が聴こえるも、入ってこいとの合図はない。痺れをきらして応接室のドアへと突入するムーン。そこにはデスクに腰かけたままナイフを突き立てられたランダルの死体がのこされ、殺害犯は廊下へ続くドアから逃亡したものと思われたが……(裏表紙引用) 2026こ…
完全版 本能寺の変 431年目の真実 (河出文庫 あ 31-1) 作者:明智憲三郎 河出書房新社 Amazon 「本能寺の変 431年目の真実」を読みました。 著者の明智憲三郎さんは光秀の子の子孫と伝わります。 1582年(天正10年)に起きた本能寺の変。 歴史に詳しくない人も知っているのでは。 織田信長が京都の本能寺に宿泊中、家臣の明智光秀に攻められて自刃。 信頼していた家臣のクーデター。 信長…
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