短歌・俳句・詩・短編小説等が好きな方の集いです。
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個人の備忘録的年次報告です。大したことは書いていません。お暇な方だけご覧になってください。 恒例、暮れの戯れ言です。こんなものを綴る理由を最初に書いとこうかと思ったけど、去年の冒頭と全く同じになっちゃうので、もう触れません。 それにしても、このブログも一時期と比べたら全然書かなくなりましたな。今年わずか9記事。落語のコラムも昨冬51号を最後に途切れている。 2025年はヘビ年の名のごとく、まさに地…
今年の終わりに、宮沢賢治「何と云はれても」の朗読音源をつくりました。 未発表の作品群、「詩ノート」とも呼ばれるものの中に含まれている詩で、あまり有名なものではないかもしれません。それでも、「雨ニモマケズ」と並ぶ、宮沢賢治のマニフェストのようでもあり、彼の祈りのようでもあるこの詩が好きです。 ひとの評価が膨張して、それを飲み込んだアルゴリズムという神様に心まで支配されそうな2025年の終わりに。 何…
大年のボイラー室とリネン室 水上ゆめ(「秋草」2022年3月号) ボイラー室もリネン室も、硬くて重たい扉で、ぴったりと閉じられている。この句の韻律もぴたっ、ぴたっとしている。来年への期待と不安が混じりあう。なにを信じても信じなくても、時は勝手に進んでゆく。流れに身をまかせてゆこうと思う。
雪の浜 女が雪の降る砂浜に立ち尽くすって男に捨てられた傷心を癒やしに来たって思われるの いやだよね だけどさぁ、ここに来たかったのよ そりゃあ寒いわよ 北陸だもん 北風の吹きすさぶ海岸だもん 寒くって当たり前 生まれつき、寒い季節が好きだから 他の人よりは寒さの感じ方が緩いのかもしれないけれど 寒いわよ 駅を出て小雪の降る中 西へ十分ほど歩いたかな駅から見た日本海は 目の前に巨大な高速道路があって…
◆歌会報 2025年12月 (その2) 第162回(2025/12/19) 澪の会詠草(その2) 13・師走月母に娘に逢わざれど見上げて彼方かまた除夜の鐘(E.S) まず「母に娘に」ですが「母も娘も」か「母にも娘(こ)にも」だと思います。 また「逢わざれど」ですが、「ざれど」は否定の助動詞「ず」の已然形「ざれ」に、接続助詞「ど」が付いた形で、現代語訳すると「ないけれど」となります。つまり「逢わない…
ごめんね ハナさんの話はもう聞かない そう伝えたらハナさんは一瞬黙って どんどろどんどん またその続きを話しはじめた どんどろどんどん どんどろりん ハナさんのハナシは留まることをしらない それは勢いを増して濁流となりまた上流へかけのぼる さびしさは反重力の翼をひろげ舞い上がる鈍鳥だ さびしいところだ そこには何があるのかい 上流の渓谷にはハナさんのハナシの墓場がある 削られぬ岩が数多く並んで雨だ…
お久しぶりです。増田アワードは本当に久しぶりですね。少しメインを増田からズラしたため、最近の増田の事情は他の方のほうが詳しいかと存じます。でも増田のことは大好きだし、今年はブックマークの記事で賞ももらったので、活動自体はそこそこしているかな、という感じです……。 nogreenplace.hateblo.jp そんな中で「これは!」と思った今年の増田を読んで今年を振り返っていきたいと思います。選出…
わたしはいた。そこに海の近く 白くてきれいな表面のよく見えるところ 寒いと言っていたから寒いのだと知ったその日あなたは毛皮をきていた あなたは全ての目に入るモノがとても痛そうだったから、わたしは目を譲り受けます、といった だからあなたは渡してくれた。目を あなたは爪の先まで冷え凍えていたから寒いのも、わたしが譲り受けます、といった だからあなたは渡してくれた、寒さを あなたは濡れて冷たい靴を嫌がっ…
旅吉です。 実に久々の更新だ。1か月以上書いていなかった。特に理由はなし。 特筆すべきことと言えば、信州からの帰途、紅葉真っただ中の鳥取県の大山に登ったのだが、下りで木製の急階段(大山はこれが延々と続く)を踏み外し、10段分ほど転げ落ちて、したたか尻を強打した。近くにいた登山客が「大丈夫ですか!」と驚き、心配していた。精神的な打撃から立ち直るのに10分ほどを要した。特に歩きには問題なかったので、そ…
喪中はがきは今まで友人の身内の方が亡くなったというお知らせがほとんどだった。 友人の悲しみを思いやるけれど、 現実的にはお会いした事のない方が多かった。 ところが、今年は違う。 以前の職場で親しかった友人のご家族から 頂いたはがきは衝撃だった。 暫く会っていないけどまた会おうね、 いろんな話をしようね、と思っていた。 病が見つかってたった4ヶ月弱。 どんなにか辛く悲しく苦しかっただろう。 二人で撮…
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