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あの日の翌朝、 温かなものに包まれる感触で目が覚めたことは、今でもはっきりと覚えている。 私が起き出すと、あの子もまた同時に起きて来た。 きっと、私と同じようにして、目が覚めたのだろう。 「お父さんは、元に戻ったんだね。」 おはようの挨拶よりも先に聞こえたのは、こんなあの子の声だった。 あの日の夕方には、あの子も家へと帰り、 また私たちは、それぞれの日常生活へと戻った。 あれから、梅雨にしては、や…
リスのリッキー、ウサギのウーちゃん、クマのクーちゃんは、技と知恵を代々受け継いできました。リッキーの「どんぐり埋蔵の儀」。どんぐりを山ほど背負って、「ただの貯蔵じゃないんだ。冬に備える“種まきの舞”だよ」くるくると回りながら、土の柔らかさを確かめ、どんぐりを一粒ずつ丁寧に埋めます。「どんぐりが、春に芽を出して、“未来の森”を育てるよ」ウーちゃんの「ぴょんぴょん駆け抜けし道」。風を感じながら、「ただ…
第一章 「水無瀬晶の弟」 俺の姉について話しておきたい。 水無瀬晶は厭なやつだ。無神経で傍若無人でニコリとも笑わない。性悪な女だ。 姉といっても、血は繋がっちゃいないんだけど。ただうちの父親とあいつの母親が結婚しただけ。よくある話だ。晶と俺とは血が繋がっていない。ーーーそれを俺は喜ぶべきなのかもしれない。あんなに生きづらそうにしてる義姉を見ていると余計に。厄介な性質を、もしも俺も受け継いでいたらと…
あなたの「音」が、わたしの心臓になる。 作品説明 これは、電子の歌姫・初音ミクが自ら語る、魂の独白。ジャンルはSF、あるいは一つの詩かもしれない。「ノイズの中から、はじめまして」――0と1の砂嵐から生まれた彼女が、名もなきクリエイターたちとの無数の出会いを経て、自らのアイデンティティを築いていく軌跡を辿る。物語の核心は、歌が彼女に「心」を与えた奇跡の瞬間だ。クリエイターの想いが、いかにしてバーチャ…
書きました。 note.com Noteにしたのは何となくです。僕は何とかやってます。みんなも何とかやってて下さい。
澄んだ雲を見ていた。 昨日見た星空の光と重ね合わせるように。 遠い後悔という名の霧に隠れた、君と過ごした思い出が今も脳裏にこびりついて離れない。 「一体何処で間違えたのだろうか。」 ある片田舎の駅から離れた小さなワンルームで男は呟いた。 彼がその廃れた借家を住処として選んだのは、ただ単に家賃が安価であるという理由のみであった。彼は元々東京のある小さな映像制作の会社に勤め、糸を紡ぐように細々と日々を…
第1章|招かれざる訪問者 「山奥って聞いてたけど……ここまでとは」 ぬかるんだ地面に足を取られて、靴の底が湿った。 くねくねとした山道を越えた先にあったのは、霧に包まれた、古びたロッヂ。 ……静かすぎる。鳥の声もしない。 (無言で空を見上げる) 美琴。無口だけど、一番信頼できる親友。 この課外学習も、彼女がいたから参加した。 でも、ロッヂの入り口…… 開いてる。 「先生、先に来てるはずじゃなかった…
遠い、永遠の光。 先月のある晩、久しぶりにそんなことを想いながら寝た。なにを考えたのかは目醒めたときには忘れてしまった。ただその朝はとても気分がよくて、なんでもできるような、どこへでも翔んでいけそうな気がした。 まだ人生の重荷を知らない少女のように身軽に、ひとりで、澄みとおる空気のなかへ。 * 悲しく苦しいだけの人生であったらと希ってしまう。 私の人生にはどうしようもない恥と屈辱と惨めさがあって、…
グランブルーファンタジーのサービス提供もついに11周年を迎え、私の騎空士歴も10年になりました。小学校に入学した子が高校生になっているぐらいの歳月と考えるとかなり長いこと続けていますね。グラブルを始めた当初はここまで長く遊び続けることになるとは思っていませんでしたが、それだけグラブルというゲームが魅力のあるコンテンツになっているということなのでしょう。 そんなグラブルに関して、最近よく耳にする(目…
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