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君のクイズ (朝日文庫)作者:小川 哲朝日新聞出版Amazon 本作は競技クイズを題材としたミステリー。 クイズ競技者の三島玲央は、生放送のクイズ番組の決勝でタレントの本庄絆に不可解な敗北を喫する。 早押しクイズにおいて、本庄は設問が1文字も読まれないうちにボタンを押して正解を言い当てたのだ。 その衝撃的な「0文字押し」は波紋を呼び、世間を巻き込んだヤラセ疑惑となるが、本庄は沈黙を続ける。 三島は…
日本国憲法 曽我部真裕 放送大学教育振興会 令和8年 京大大学院の曽我部教授による、放送大学教材である。 「憲法の基礎理論というよりは、現実社会の問題を憲法の観点から分析することに関心をもってきた」(3頁)という曽我部教授のスタンスのとおり、本書では、現実を見据えた中立的な解説が展開されている。 このバランス感覚は、憲法の概説書においては、意外に得がたい要素である。 例えば、愛媛玉串料事件(最大判…
猛暑の休日はゴルフに行かずに、博物館や美術館をハシゴする。まず、東京国立博物館(トーハク)で真言宗の秘仏・秘宝を見て、その後、東京都美術館(都美)で大英博物館の日本美術コレクションを鑑賞する。 tsumugu.yomiuri.co.jp 特別展「空海と真言の名宝」の概要を Web サイトから引用する: 真言宗各派総大本山会(各山会)は、真言宗の十八本山で構成されています。2023年に真言宗の宗祖・…
久しぶりにはてなブログにログインしてみたら、この記事が下書きに残っていた。 今日で長崎に原爆が投下されてから81年。巡り合わせも感じたので、公開する。 https://www.kadokawa.co.jp/product/199999130863/ ※今回の記事はニュアンス的なネタバレを含みます ホラー、特にインターネット上でミーム的に扱われるいわゆる「因習村」系のお決まりのパターンに、主人公が古…
『ヒトと音楽の進化論』 佐野芳彦著の紹介です。 ニッポン放送あなたとハッピー!2026年8月6日放送 新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 放送内容 感想 ヒトと音楽の進化論 (新潮新書 1126) 放送内容 以下…
※ この記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。 自分には「自分にかかる費用をできるだけ少なくする」という目標があるので、その目標達成をするために「ミニマリストになる」という選択肢がある。 んで、ミニマリストに対する理解を深めようと本を取ったわけだ。 ◆「手ぶらで生きる。 見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」 読みやすさ:★★★★☆ (ほぼ活字だけど、始めの数ページは写真が載って…
「ニューロマンサー」「カウント・ゼロ」と本作でスプロール三部作というらしい。 「ニューロマンサー」はリアルタイムで読んでいたけれど、いま思えばピンときていなかった。 SFの想像力よりも、現実の中でもがくための知恵を探して、評論やら哲学書を読み漁るほうを優先していたように思う。 そんな訳で、三部作と言われていながら、この本だけ買い損ねていたのだけれど、新版が出ると聞いて迷わず買った。 ギブスンの物語…
作家の小川洋子のエッセイ『遠慮深いうたた寝』で、優れた文学作品には官能とユーモアが欠かせないと述べている。 生み出す人も味わう人も、結果溺れてしまう人も、とにかく関わる全員が必死な状態に追い込まれてしまう。今日はこれぐらいにしておいて、残りは明日、などという悠長な話では済まされない。今が駄目なら、次はもうないのだ。 小川洋子『遠慮深いうたた寝』 死は破滅に置き換えてもいい。物語の登場人物たちは、と…
日曜日、 僕はどちらかというと、常に何かに取り組んでいないとムズムズしてしまう性格である。現在地に留まることや停滞していることが耐えられなくて、いつも忙しなく生活している。 ただ、この忙しなさにも二種類あるということを最近実感してきた。 32年間生きていて、時間的な制約で最も忙しかったのは高校生の時だろう。 自称進学校に通っており、吹奏楽部に所属していた私。それなりに勉強することを求められていたけ…
リンク 中国清代の作家蒲松齢によって書かれた「聊斎志異」は、多くの作家たちに影響を与えた怪異小説の傑作である。本書「聊斎本紀」は、現代中国を代表する作家閻連科が、その「聊斎志異」の世界をベースに大胆に創造した連作長編である。 本書の魅力は、物語を語ることの意味と、権力者が物語を恐れる理由を巧みな構成で描き出しているという点にあると思う。 全5章からなる本書の前半では、「聊斎志異」に収められた怪談や…
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