書評・書籍紹介をする方々のブログ
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世界は終わらない作者:チャールズ シミック新書館Amazon 作品概要・所感 チャールズ・シミックによる詩集。散文詩ということで、ちょっとした寓話や短い物語のように見えるものもあるのだが、その実態は、強烈なイメージ同士の衝突によって形作られている。 本書の冒頭で訳者の柴田元幸が書いているとおり、「豚やゴキブリのこと」、「豚のことと天使のことの両方」を書くという、捻くれていながらもキャッチーなところ…
サイバラ10年絵日誌 感想 「BOOK」データベースより 2024年11月に還暦を迎えた人気漫画家・西原理恵子氏が約10年にわたる自身の私生活をさらけ出した爆笑エッセイイラスト集。 ダーリン編・日常編・ねこいぬ編...と7つの章にざっくり分かれた、まさに絵日誌。 正直ねぇ....こんな風に感想を書くような本ではありませんw 1言で表すならまさに...「酷い」 「毎日かあさん」しか知らない人なら、倒…
おやすみ処にしさわ商店 長月天音 5話からなる短編集。一応連作短編集ということになるのか?初めて読む作家さんです。表紙の絵と裏表紙の内容にひかれて購入しました。長野の善光寺の参道を逸れると、臙脂色の暖簾のかかった「にしさわ商店」があって、そこにたどり着いたそれぞれの事情を抱えた人たちと、そこで働く女性の物語。 第二話の「愛犬との散歩道」は読んでいるうちに、いつの間にか涙を流していた自分に驚いてしま…
訪ねる本 女の子が無邪気にご飯を食べているかわいらしい表紙 タイトル:君が夏を走らせる 作者:瀬尾 まいこ(せお まいこ) 訪ねる本 不良少年は子守りをできるのか 生まれるという奇跡 自己肯定感の低い不良少年 どこに幼子をあずけるか 奥さんの両親 幼子と仲良くなるには 物語にまとわりつく不穏な影 子供の成長は早い さいごに 不良少年は子守りをできるのか 高校もロクにいっていない不良少年の大田(おお…
怖い童話 (ハルキ・ホラー文庫) 作者:中見 利男 角川春樹事務所 Amazon 図書館から借りてきた一冊。 よく言われていることだが、世に出版されている「童話」は、かなり改ざんされている。「童話」という名の通り、児童向けの書籍ゆえ、残酷な場面などはなるべくカットして、口当たりをよくする必要があるからだ。悪いことをした人物たちは当然その報いは受けるのだが、受ける罰の内容までは詳細に語られない。 例…
※当然のことながらネタバレを含むので、未読の場合には閲覧に注意されたい。 マザーパラサイト 1巻 (ゼノンコミックス) 作者:佐藤洋寿 コアミックス Amazon 確かSNSの広告で数ページを読み、気になって購入した漫画だったと思う。 ざっくりとしたあらすじは… 児童養護施設でテレビに見入る男児「涼太」の過去シーンから始まる。本編はその数年後、アパートで朝食の準備をする母親らしき女性(早苗)と、あ…
『サンクチュアリ』ウィリアム・フォークナー|新潮社(新潮文庫)|2025.11.17 読了 ”文学とは、プラスの方向に感情が突き動かされるものでなければならない” これはぼくが20かそこらの時の文学に対するひとつの姿勢であった。後ろ暗いものも、毒になるようなものもいらない。そんなことを書いてなんの意味がある? 飲み屋で友人を相手にそんな風に管を巻いた。そんな風にやってきたもんだから、いまだにいい年…
2026年1月、米軍によるベネズエラ侵攻という「外」への武力行使と並行して、アメリカ「内」でも凄まじい嵐が吹き荒れています。トランプ政権が公約通りに断行している、ICE(出入国在留管理局)による史上最大規模の不法移民一斉検挙――「ICE Raid」です。 現代アメリカとロシアを繋げる興味深い補助線として、現代ロシアの異能ウラジーミル・ソローキンが描いたディストピア小説『親衛隊士の日』をおすすめしま…
正月中悩んでいた「年賀状を返そうか」問題。 おそらく こんな事で正月中悩んでる人もいないと思うが・・・ 威張れたものでもないですが実際にここにいます。 本当に毎年の悩みの種です。 人と接するのがストレスになる性分で ここ数年の努力の賜物で4通まで減らすことができた。 しかし・・・・ とうとう今年も自分の意思を貫けずに 何人かに返してしまいました・・・ 返してしまったきっかけは・・ 母からの一言でし…
2026年になりましたね。 皆さん、明けましておめでとうございます。 本年も当ブログをどうぞよろしくお願いします。 さて、今回は2025年12月に読んだ書籍の中から、金融・投資に関する2冊を紹介したいと思います。 この記事で得られること ウォール街のランダムウォーカー|株式投資の不滅の真理 全世界で読まれている「投資のバイブル」|バートン・マルキール (著), 井手 正介 (翻訳) 日本経済新聞出…
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