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巨大なシステムの物理的な崩壊は、その内部構造に組み込まれていた個人の命の価値を瞬時にゼロへと引き戻す峻烈な現象である。映画『男たちの大和/YAMATO』は、一隻の不沈戦艦の轟音を伴う断末魔を通じて、近代国家という装置がいかにして人間を機能的な部品へと還元し、そして廃棄したかを記録した恐怖のドキュメントとして再読されるべきである。この作品の本質は、情緒的な涙やナショナリズムの肯定にあるのではなく、逃…
「空」という言葉は大乗仏教で登場した言葉のように思われるかもしれませんが、実は原始仏教の頃から登場しています(内容は一致する部分と異なる部分がありますが)。原始仏教以来、出家者達の修行は森・樹下・山窟などの人里離れた静かな自然環境で行われたとされ、それは「空」の境地を体得するに相応しい外的条件でした。同時に、色界四禅→四無色定→無相心定(想受滅定)の禅定段階(九次第定)を修めていくのは「空」の境地…
今回の主役は上の娘。 今夏、息子が主人公の絵本を出版してから少し時間が空いてしまいましたが、ようやく形にすることができました。 うまれてきてくれてありがとう: ~おねえちゃんへ~ 作者:かぶとむしママ Amazon 娘の絵本は「娘自身も一緒に作る参加型」にしたかったので、どの写真を使うか、どんなシーンを入れるかなど、相談しながら進めました。 日記や写真など、子どもたちの記録をもとにしつつ、Chat…
ヨグマタ 相川圭子 著 幸福が満ちる愛のことば 頁180に、『自分を差し出し、愛も差し出し、人に与えることができると人生は豊かになります。』とある。 自分が自分だと思い込んでしまっている自分(偽我)に意識が向いていると、過去の記憶や頭にインプットされたものに囚われて、「こうしなければ・・・」「ああしなければ・・・」というもので、自分で自分を縛ってしまい、視野が狭く、物事を偏って捉えてしまい、何事に…
第一級の知性とは、
目を奪われる“道”の世界へようこそ。ふたりの主人公が左右から歩み寄り、ページごとに新しい風景が広がります。文字のない物語だからこそ、心に残る余白が大きく、読むたびに異なる旅を味わえます。 本記事では物語の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
「ちょっとしたミスで、すべてが終わりだと感じてしまう」「あの人のあの一言が、頭から離れない」 こんなふうに、考えすぎてグルグルしてしまうことはありませんか? それは性格や能力が原因ではなく、脳の「思考のクセ(認知の歪み)」が作用しているだけかもしれません。 本記事では、誰もが持っている「思考のクセ」の正体と、私が元養護教諭の知人に教えてもらった「思考を整える画期的な方法」についてご紹介します。
寒くなってきました。昨日の日本大通りです。明治の初めにできた、港まで伸びる大通りです。アビーロードみたい。
男と女とは、いったいなになのか。 「中原中也との愛 ゆきてかへらぬ」(長谷川泰子・村上護編、角川ソフィア文庫)を読み終えて、今更ながらそんな陳腐な問いかけが思い浮かびました。 もとより、人と人の結びつきは一つとして同じでない以上、この問いかけに対しては無数の答えがあり、一つだけの正解はありません。この本の場合は、長谷川泰子にとって中原中也とは、小林秀雄とはなにだったのか。ひっくり返せば、二人にとっ…
中年の危機というのはは「揺らぎ(転換)」の時期らしい。 私の場合は「仕事を通した自己実現に興味が薄れ、身近で大事な人たち(両親と妻)との人生時間の共有を優先していく」という転換だった。 AIに中年の危機発生要因を尋ねたら以下の回答があった。尚、中年の危機は全員に発生するわけではないとのこと。 ーーーーー 社会的要因(各一文) 1.仕事の責任や役職負担が増大し、慢性的な業務ストレスが蓄積する。 2.…
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