詩、和歌、エッセイ、歌詞、小説などなど、言葉を紡ぐ人たちのグループです。 作品投稿・交流用スペース → http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783081207203
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(原文) 二十一日。卯の時ばかりに、船出だす。みな人々の船出づ。これを見れば、春の海に秋の木の葉しも散れるやうにぞありける。おぼろけの願によりてにやあらむ、風も吹かず、よき日出で来て、漕ぎゆく。この間に、つかはれむとて、つきて来る童あり。それがうたう舟歌、 なほこそ国のかたは見やるれ、わが父母ありとし思へば、かへらや とうたふぞあはれなる。 (口語訳) 二十一日。午前六時頃に船が出航した。待機して…
「チーコさ、最近良く寝るよねー」食の福の神の橘が帰った後にちょうどチーコを寝かしつけてリビングに戻ってきた奥さんにケサランパサランのグミさんは言いました。 でも、奥さんのショーコさんは、「え?さっき、玄関で橘さんもちーちゃんがよく寝てる??グミさんから聞いて寝過ぎみたいだけどみたいに心配していたけど、まだ赤ちゃんだからフツーでしょう?いきなり電池切れになったみたいに 小さな子は走り回ったかと思えば…
いつもより少し早く目が覚めた朝、のろのろとカーテンを開けると外はいちめんの銀世界。まだ誰の足跡もついていない、真っさらな白に不意打ちされた。クリスマスからこのかた、雪予報が出ては消えをくりかえし、天気予報はすっかりオオカミ予報と化していた。昨夜も雪マークが出ていたことは出ていたのだけれど、またどうせ、とすっかり油断していたのが却ってよかったのだ。 はっとのんだ息をとめたまま、しばしみとれる。雪の白…
鶴見俊輔について書いていて、こんな話を思い出しました。これも彼のリアリズムの一面だと思います。鶴見は、アメリカ留学中の19歳のとき、メリーランド州の捕虜収容所で「日本への交換船に乗るか、乗らないか」の決断を迫られました。彼は、戦争で日本が負けることはわかっているが「負けるときには負ける側にいたい」と思い、交換船に乗る決断をします。 バタヴィアの捕虜収容所といえば、映画「戦場のメリークリスマス」の舞…
1年前、私はハンズで小さなステッカーを買った。テイクアウトしたコーヒーのカップの、なんてことないデザインのステッカー。私はそれを、名刺大の紙を入れられる、半透明の蓋つきの四角いケースに貼った。 どうしてそんなことを覚えているのかというと「お休み中」の出来事だったから。どうしてそのステッカーを買って貼ろうとしたのかは、覚えていないけれど。 私は、私にとって面白いことを見つけるのが得意で。これって面白…
秋田県現代詩人協会の編集による「秋田県現代詩年鑑2026」が発行されました。 1991年に当協会が発足してから毎年発行されており、今号は第35集となります。この年鑑への参加条件は会員か非会員かは問わず、1年以内に発表された作品(もちろん、印刷代込みの参加料は必要。場合によっては作品の事前審査・・)ということのみ。これまで新しい息吹を示す作家が多数登場してきました。 今回収録された作品は44編(名)…
今週のお題「スープ」 [お題都々逸]君の スープにしっぽり 浸り具材は すっかりとろけてる 都々逸:鳴蛍しかと作曲・歌唱:Suno
久しぶりに本気の風邪をひいた話。熱はないけど、鼻水と鼻声が止まらない一日
訳もなくため息 ひとつ ふたつ みつ 肩で大きく息をする いつからだろう こんなふうに 誰もいない場所探して ため息・・ ひとつ ふたつ みつ 2014
「わかりました。みなさんの言うように、理亜をヤルダンに連れて行くのが良いと、僕も思います」 目の前で理亜が消えていくところを見て、改めてその状態の危うさに気づいたのでしょうか。自分が下した決断を消え入りそうな声で告げると、王柔は疲れ切った様子で自分の椅子に腰を下ろしました。「小野の旦那、王柔も納得してくれたようだぜ」 そんな王柔にはもう用がないとでもいうように、冒頓はすぐさま小野に話を戻しました。…
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