詩、和歌、エッセイ、歌詞、小説などなど、言葉を紡ぐ人たちのグループです。 作品投稿・交流用スペース → http://space.hatena.ne.jp/~/14217943783081207203
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横見れば岩木の山が微笑んで八甲田山は何かを語る 青森市内からの眺望を詠んだ歌です。 ランキング参加中はてな文芸部ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち
稲川です。今からもう四十年ほど前の話になります。 当時の東京、六本木のど真ん中に、ぽっかりと取り残されたような墓地があったのをご存じの方もいらっしゃるかもしれません。高層ビルが立ち並ぶ繁華街の一角、表通りから一本細い路地へ入った先に、その墓地はありました。昼間でもどこか薄暗く、夜になると街の喧騒から切り離された、別の時間が流れているような場所だったそうです。今も残っているかどうかは、私には分かりま…
第四話 徳島出張編 羅麺メンマは、徳島駅前のビジネスホテルにチェックインするや否や、荷物を部屋に放り込み、すぐさま外へ飛び出した。移動日の夜は、彼にとって“ご当地ラーメン探索”の時間だ。スマートフォンで検索すると、評価の高い店が一軒、駅から少し離れた路地裏にあるとわかった。迷うことなく、彼はその店へ向かった。 暖簾をくぐると、店内は湯気と甘辛い香りに満ちていた。カウンター席は常連客でほぼ埋まり、皆…
最近、外を歩いているとかすかにいい香りが風に運ばれて漂ってくる。 それは沈丁花。 春の花。 甘いフローラルの香りに加え、シトラスやグリーンのさわやかな要素を併せ持った大好物の香り。脳がニヤリと微笑む。風に漂う沈丁花の香りに魅了されて以来、圧倒的なファンになった。 あの小さなつぼみの内側には生命のダイナミックさが閉じ込められている。 あ~いい香り。 ところで、3月6日から野球のWBCが始まる。 はた…
アクアマリンを握って眠ることもない夜 本当は大人ぶりすぎて引き際を外しただけの子供 書けない私のまま君に会いに行く 夜が西に去っていく時分 失われる時間 さっきまで夢を見ていた 陳腐で浅はかな宝石にだまされていた 夢を忘れた私のままで 君に会いに行く 夢を忘れた君と私で 形骸化した万華鏡を交換する 筒の中にしか もうない
僕は人を見送る時に、まともにお別れの言葉を言えたことが無い。 祖母の時も、父の時もそうだった。 ---------------- ここ数日、春を思わせるような陽気だ。そろそろ家庭菜園の準備をしようと思い、雨ざらしの耕運機を動かした。推定年齢40歳の小型耕運機は、スターターロープひと引きで目を覚ます。先日、燃料コックを新品に交換して以来、やたらと調子がいい。ところが、一度後退して、前進にギヤを入れた…
同人誌 恋愛短編集『僕と天野さんの片思い協定。』を公開しました。Kindle、BOOTHなどに掲載しています。 katoyutaka.com 天野さんってどんな子? 天野さんは保健室登校していた女子でした。それがあるきっかけで教室に復帰します。 天野さんはちょっとしたことですぐに他人との間に壁を作ってしまう女の子です。天野さんがなぜ教室にいかなくなったのか、親身になってくれた杉田先生にも理由を言い…
小雨だ。 空は泣くほどでもなく、笑うほどでもない。 それでも地面は、確かに暗い色に変わりはじめている。 人の足取りは、途端に速くなる。 濡れているわけでもないのに、 濡れる未来を避けるように、人は急ぐ。 まだ何も起きていないうちから、 起きるかもしれない不快を先回りして嫌うのが、 人間らしい。 傘を三本も持って歩く人。 一本しかないのに、使わない人。 畳んだまま振り回す人もいれば、 さした瞬間から…
厄年でございます。 今年に入ってから(今までも??)今のところあまりぱっとしない・・なんというか 良いことが全くない と思ってしまうので(そのくらい気落ちているのでしょう)、 結構精神的にまずい状況であるということが、自分でもわかります。 自分を俯瞰する外側からの自分がいて、これは結構まずい状況だという警報が鳴っています。このままでは、うつになる。 今年に入ってからの悲惨な状況の事例は以下のとおり…
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