明治以降の日本文学に興味を持つ人のためのグループ
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2025年12月 今月は珍しく、人と会うことが多かった。そのうちのほとんどが、自分から声をかけて予定を立てたものだった。 複数人で遊ぶことも好きだがそれと同等に一人で居ることも好む私は、日頃はそこまで積極的に声をかけることはないのだが、ある一定の期間で、急に何人もの人に予定を尋ねて、おしゃべりの機会を集中的に求めてしまうことがある。 兆候らしい兆候はないのだが、大体が、なにか漠然としたフラストレー…
民衆への愛 ガルシア=マルケス『百年の孤独』 渡部 唯生 本作は一九八二年にノーベル文学賞を受賞した著者の代表作であり、二十世紀文学の最高峰の一つに数えられることも少なくない。ラテンアメリカ文学の世界的なブームの中核となった作品であり、その評判の高さは今更繰り返すまでもない。本作は一九六五年に発行され、間もなく各国に翻訳されて世界的なベストセラーになった。日本の多くの作家もこの作品、そして『族長の…
『おいしいアンソロジーお弁当』のつづきを読んでいる。 筒井ともみ、 山本周五郎、 立原えりか、 高浜虚子、 吉本ばなな、 立原えりか氏のお母様は、運動会のお弁当にいなりずし、フルーツゼリー、紅茶ゼリーを作ってくれたという。自身の家族や周囲にいる家族とお弁当を分け合う賑やかな様子を想像しているうちに私はやたらいなりずしが食べたくなり困った。今ではいなりずし用の味付け済の厚揚げはスーパーで簡単に買える…
五木寛之さんの小説『青春の門 放浪篇 上』からの続き。丸玉食堂の主の丸谷玉吉の援助で、芝居をするための倉庫を確保できた伊吹信介と緒方ら劇団白夜。働いて資金を稼ぎ、切符の販売もどうにか進み、芝居の日が近づいてきます。玉吉の娘のトミちゃんも劇団に加わり、後日、閉店が決まっている丸玉食堂が、彼らの胃袋を満たすとともに資金稼ぎにも一役買ってくれました。
春日部棋道舘(春日部将棋道場)の、独自ドメインの公式HPを開設しました! これからは、道場の告知・営業日記など、すべての情報をこちらから発信していきます! よろしくおねがいします。 kasukabekidokan.com 公式HPは、道場常連でHP制作に詳しいAさんの尽力で、開設できました。 ありがとうございます! 今まで、このはてなブログで書いていた営業日記は、これからは公式HPの方に移行して載…
第一章 「水無瀬晶の弟」 俺の姉について話しておきたい。 水無瀬晶は厭なやつだ。無神経で傍若無人でニコリとも笑わない。性悪な女だ。 姉といっても、血は繋がっちゃいないんだけど。ただうちの父親とあいつの母親が結婚しただけ。よくある話だ。晶と俺とは血が繋がっていない。ーーーそれを俺は喜ぶべきなのかもしれない。あんなに生きづらそうにしてる義姉を見ていると余計に。厄介な性質を、もしも俺も受け継いでいたらと…
先日たまたま歯医者までの時間潰しで立ち読みしていたら、表題から思わず手に取ってしまった本があった。 あっという間に人は死ぬから「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方。 あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方 | 佐藤 舞(サトマイ) |本 | 通販 | Amazon 内容もなかなかに理解しやすいものであったので、後日アップルストアにてじっくり読むことにした。…
ワインの品質や特徴を左右する重要な要素は、土壌の成分よりも降水量と水捌けにあるようだ。「美食地質学」入門~和食と日本列島の素敵な関係~ (光文社新書)作者:巽 好幸光文社Amazon
ながい眠りから目覚めた場所は棺桶の中だった。おれは死体だった。 棺桶から助け出された場所は、地下の死体安置所だった。「死者たち」は、おれを含めて男女6人。ぎこちない自己紹介のあと、腐りゆく脳みそで互いを疑い、よみがえり現象の原因を憶測し合う。だが、突然生者二人が安置所に入室し、正気を失った一人の死者の暴走が、すべてを狂わせる──妄想と陰謀論、腐敗と暴力の果てに、おれたち生ける屍、おしゃべりな死者た…
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