ミステリ好きの方・ミステリのおける探偵のキャラの立ち方が好きな方・ミステリがもたらすカタルシスに酔いしれたい方。ミステリの持つ魔力に囚われた方も囚われそうな方も今から囚われる予定の方も、どなたでも大歓迎。
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【猿若町捕物帳】シリーズ短編集『土蛍』からの一編。 江戸の深夜の道筋で奇妙な事件が起きる。暗闇の中での犯行。だが辻斬りでも物盗りでもない。ただ髷を切り落とすというもの。謎は深まり、とうとう怪我人が出てしまう。思案に暮れる主人公。そしてついには点と点が結びつき、全ては解き明かされる。 ミステリの醍醐味といえば伏線の回収。これが小気味良く決まると、興奮すら覚えるものだ。読者の中には、伏線をいちいち読み…
こんばんは!たかぼんブログドットコムのたかぼんです。 今回は1年7か月ぶりの投稿で、11月28日木曜日に家内と筆者の二人で奈良県吉野郡東吉野村にある「丹生川上神社 中社」に行って来ました。 神社は水の神をご祭神としてお祀りしている祈雨・止雨・五穀豊穣のご利益がある神社との事です。 ここは初代天皇の神武天皇が戦勝祈願した場所として有名です。この地を通ってのちに橿原の宮で天皇に即位したようです。 丹生…
ここからは11月発売分。 Drop Dead Sisters (The Finch Sisters Book 1) (English Edition) 作者:Coombs, Amelia Diane Mindy's Book Studio Amazon 『Drop Dead Sisters』 by Amelia Diane Coombs シリーズ:The Finch Sisters #1 カテゴリ…
~はじめに~ 本日ご紹介するのはスプラトゥーン3(Splatoon3)。2022年9月に発売され。発売から2年近く経つゲームだが、YouTubeでは今なお多くの動画がアップされ視聴者も多い人気ゲームだ。シリーズ3作目であり筆者は本作から始めたが、初代からプレイしている20代のプレイヤーと、本作から始めた10代のプレイヤーが多い印象のゲームだ。本日はそんな若者に人気のゲームについて個人的な感想を述べ…
久しぶりに読み返したくなり、読みましたがサクサク読めて、苦みのある作品で1話1話の余韻があって、良かったです。 高校生ゆえに視野が狭かったり、思い込みやすれ違いが起きてしまう未熟さを噛み締めるのも良いですね。 登場人物のキャラが立っていて、感情移入してしまいます。 人の行動は表裏、様々な側面があり、安易に推測するものではない。 真実を知る、伝える重みは知るべきだなと。 ジャナ研の憂鬱な事件簿 (ガ…
GW中に観た映画の感想を今ごろアップです。遅い! 『攻殻機動隊』(1995)監督:押井守 20年ぶり4回目くらい。上映時間がかなり短く、公開時に観たときは「あれ?これで終わり?」と物足りなかった思い出。しかしその後世界的な影響力を誇る古典になり、自分の観る目のなさを思うなど。 『野獣死すべし』(1980)監督:村川透 これも20年ぶり4回目くらい。松田優作✕村川透が撮り続けてきた東映セントラル・フ…
ミステリ好きというのは基本的にフィクションとしての犯罪を楽しむ人が多いようで、いわゆる犯罪実話のようなものは人気がないらしい。例外的に「切り裂きジャック」ネタについては小説・映画を問わず擦り切れそうなレベルで「こすられている」が、それ以外だとあんまり思いつかない。日本では三億円事件とかグリコ・森永事件くらいだろうか。ちなみにそういった犯罪実話が好きな方には、NHKスペシャルの「未解決事件」シリーズ…
音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む 〜プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで〜 作者:川原 繁人 朝日出版社 Amazon 音声学の知識ゼロの人が飽きずに読める音声学入門書。 電車内やカフェなどで読むのはお控えください。プリキュワやポケモンのキャラクター名をつい発声してしまう危険性があります。(そんな奴アタシだけ?) あらゆる言語の発音に対応した発音記号があるらしいですが、日本語のラ行…
昔から、社会派ミステリが好きである。現実の地名とその風景描写から浮かび上がる世情や登場人物の人間くささを嗅ぎ取るのがこのうえなく愉しいのだ。魅力的な謎が絡めば完徹確定である。 本作の舞台も謎も惹かれる設定だ。1994年の冬、箱根湯本と新宿を結ぶ路線(何線かすぐわかるが、本書の書き方に従って伏せる)の途中、下北沢三号踏切において、列車の緊急停止が相次いでいた。踏切内に人影を見たからだ。ところがいずれ…
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