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放課後ミステリクラブ 7音楽室のゆうれいとおどるがいこつ事件作者:知念実希人ライツ社Amazon シンプルはシンプルなんだけど、ハウダニット一本勝負(しかも超絶ありがち) だった前作に比べると、だいぶマシ。 フーダニット(まぁ、万人がわかるに違いない犯人だけど)、 ハウダニット、ホワイダニット、ホワットダニットと、 バランス良くまぶしてある。 そのどれもが“わかりやすい”とはいえ。 動機をはじめと…
蒲田のBookoffで見つけた本書が、マージェリー・アリンガムの<キャンピオン氏の事件簿:第一集>。これまで日本で再編出版された3冊の短編集のうち、2冊を紹介している。探偵役のアルバート・キャンピオンは、1900年生まれ。1929年の「The Crime at Black Dudley」でデビューした仮名の貴族で、この短篇集の時代では30歳そこそこ。黄色い髪と薄い青の瞳、長身・やせ型の青年である。…
虚構推理 忍法虚構推理 (講談社タイガ) 作者:城平京 講談社 Amazon 九郎の過去に纏わる幾つかのエピソードを収録した巻。といっても人魚やくだんを食べた頃ではなく、中学・高校時代『廃墟に出会う』と『まるで昔話のような』は既に漫画版で感想を書いているので簡潔に 『廃墟に出会う』は漫画版が第三者視点のような形を交えて描かれる為にあくまでも九郎と夏彦が廃墟で語り合うエピソードという体裁だった。けれ…
107.兇人邸の殺人(今村 昌弘/東京創元社) 総評:★★★☆☆ おすすめ:パニックホラーとミステリのフュージョン。『屍人荘の殺人』シリーズが好きな方へ。
1500円!
「優しい」性格は営業に必要ない? 押しが弱い 嫌われたくない・迷惑かけたくない 相手のためにならないものを売りたくない 営業だからできなきゃいけないことができない 会社や社会に迷惑をかけたくない 「自分は人に優しいって言われるような性格だから営業向いてないんだ」 そんな風に思ってしまうこともあるかと思います。 私も同じように、「相手の顔色を伺い過ぎて押しが弱すぎる」と 上司からいつも指摘を受け 向…
Blue あなたとわたしの本 272 謎のメモ、美しいメタファー 平山は清掃用具までを自作し、公衆トイレを徹底的に磨き上げます。見えない部分は鏡を使って点検するほどの徹底ぶりです。公共トイレの清掃員がこんな方だったら、理想的ではないでしょうか。 映画には、何者かはわからない人物とのメモのやり取りの場面が挟みこまれています。その人物は、まるで平山の仕事ぶりを 逐一 見ているかのようです。 これら一連…
「メグレと若い女の死」 原作の『メグレ警視』ファンとして、 ジェラール・ドパルデュー(フランス人の演じる) メグレも見たいし、 今までイギリス人の映像化されたメグレしか見たことないのも、他国で食べるバゲットで満足してるみたいで、 アレだしな……。 という、 もろもろの理由で観たので書いておきます。 (ネタバレあり) 男性は想像もできないことでしょうが。 わたしは毎日ゾッとしていますよ。 女性が殺さ…
漫画『虚構推理』の23巻が発売。 新章『まるで昔話のような』の真相を解説していきます。 ろくろ首と人間の恋愛に、殺人事件が絡んだ物語。 今回も絶妙に真相が隠されています。 www.kodansha.co.jp ※ここから先は『虚構推理・まるで昔話のような』を読んだ人向けの内容です。作中には出てこない”隠された真相”の解説・考察ですが、ネタバレを含むので本編を知っている方のみご覧ください。
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