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この夜以来、私は体育館を、ただの建物だと思えなくなった。 暗闇の中で見た“白い影”が、今も頭から離れない。 これは、私が中学生だった頃に体験した話です。 その日は大会前の練習で、いつもより遅くまで体育館に残っていた。 片付けを終え、他の部員が先に帰ったあと、私は一人で更衣室に戻ることになった。 体育館の中は照明が消え、非常灯の赤い光だけが床を照らしていた。 静まり返った空間に、自分の足音だけがやけ…
深夜、鐘楼の見回りに向かう足が重かった。 見習い僧の俊海は、三日前から続く異変に怯えていた。夜になると、誰も撞いていないはずの梵鐘が鳴るのだ。最初は風か何かだろうと思った。しかし鐘楼に駆けつけても、撞木は元の位置に戻っている。縄も揺れていない。 それでも、確かに鐘は鳴った。 低く、重く、骨に響くような音だった。 「また聞こえたか」 住職が俊海の背後から声をかけた。その顔は蒼白で、目の下には深い隈が…
~ 追憶 武仲 ~ 昼休みが終わる少し前、沢居先輩が、 「そういえばこのヘンタイ女、まだ紹介してなかったな」 と、 そう言って、蓮糸先輩を紹介してくれた。 紹介といっても……、 「このどヘンタイ女、名前は蓮糸頼瑠。どヘンタイ、以上」 それだけ。 蓮糸先輩は沢居先輩に紹介されている間だけでなく、 俺がこの教室に居る間、 ずっと目隠しと猿ぐつわ、 そして耳栓もされたままの状態だったので、 自分のことを…
皆さん こんにちは〜!よひらです〜! 寒くなると鍋が美味しい!というわけで今回のテーマは鍋です。ただ何故か闇汁という季語に引っ張られてしまい、部屋を真っ暗にして食べる闇鍋を連想して俳句と散文を作ってしまいました。(なお、おまけでつけた掌編はホラーふうになっています。苦手な方は無視いただきたく、、、、よろしくお願いいたします。) よろしければお時間のあるときにでも下記をクリックしてご覧ください。 第…
年末の大掃除を兼ねて、家の片づけを始めようと1日10個捨てをすることにしました。 不用品を毎日10個ずつ、引き出しなどに仕舞いこんでいたものや、前から家にあったものを探し出して整理していきます。 1日10個ずつ整理して、年末までにどれほどすっきり片付くかなと、楽しみです♪ コロナ検査キットや薬など 1~5.コロナの検査キット 6.ガーゼ 7.便秘の薬 8.虫刺されの薬 9.塗る抗生物質 10.壁に…
英国の館で、ほんの少し不思議な時間を――波津彬子『うるわしの英国シリーズ』は、19世紀末の英国上流階級を舞台に、日常のすぐそばで起こる不思議やユーモアを描いた短編集です。独身紳士の恋模様や奇妙な日常、心霊研究の物語、異世界との出会いなど、幅広いテーマが一話完結で楽しめます。 本記事では物語の見どころ、特徴を抑え未読者向けに解説しています。
1999年の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の衝撃から始まり、100巻越えてなおドキュメンタリーだと言い張って聞かない「ほん呪」シリーズを絡めつつおススメしてきたモキュ沼シリーズだが、時代はハンディやボディカメラ、ドローン等々の高額機材を駆使した動画からさらに、ちゃちゃっとVHS風エフェクトができちゃうアプリへと進化している昨今、まったりと開祖ブレアウィッチシリーズ3作、おさらい方々いってみまし…
そのビルには事務所や店は入っていない。一階から最上階までがらんどうである。浮浪者ですら住み着かない。誰一人近づきもしない。 立地はいいのだから、ビルを取り壊して飲食店なりマンションなりにすれば良いのに。しかしそのビルはそのまま廃ビルとして放置されている。 噂では、オーナーが一度更地にしようとしたそうだ。だが工事は直前になって取り止めになった。理由は分からない。 以前事情を知らない、ビルの近所に越し…
8月後半に沖縄に行ってきました。4日間滞在したのですが、滞在中はほとんど野菜を採っていませんでした。果物も食べていないので、ビタミンを摂取しなかったんです。日常の生活では、野菜や果物は毎日食べているので、食生活のバランスが崩れて口内炎ができるのではないかと思っていたのですが、全くできなかったんです。ラブレも飲んでいなかったのですが、めまいが起きることもなく、元気に過ごすことができました。 帰ってき…
「お盆には水辺に近寄るものではない」幼少のころ、身近な大人にこのようにたしなめられた経験がある人は、2025年時点で中高年より上にあたる年齢の人のように思う。 もちろん若い人でも上記のような言葉でたしなめられた経験がある人もいるとは思うが。 【こわい話】とタイトルには書いたが、お盆に水辺を避ける件にまつわる、私の思い出話を書いてみようと思う。
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