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微かに響いた音楽に、そっと顔をしかめた女の子が一人いた。とても気難しそうに顔を歪めている。 僕は念のために彼女に「今の音楽どうだった?」と聞いてみる。すると彼女は顔を気難しく歪めたままに、 「……よかった……」 そう言ってくれた。彼女は僕の作曲のほとんど唯一、最初の聞き手だった。彼女は音楽の専門知識を持っているわけではなかったし、何かの楽器演奏に卓越した手腕を持っているわけでもなかった。ただ、誰よ…