海外文学が好きなひとのためのグループです。イメージは生田耕作が設立した出版社、奢覇都館の謳い文句、「低俗と量産の時代に、敢て問う誇り高き少数者の声」。
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2025年11月に刊行されたブライアン・ワシントンの小説『Palaver』は、10年以上の断絶を経て東京で再会した母と息子の複雑な関係を描いた作品である。2025年全米図書賞フィクション部門のファイナリストに選出されたことで注目されている。 物語の舞台は東京を中心に、新宿区や新宿二丁目、新大久保といったエリアで展開する。現在の日本での生活と、ヒューストンやジャマイカなど過去の記憶が交錯しながら、家…
ハードな一週間が終わった。 恐ろしいのは来週はもっとハードなこと。一日として終日在宅の日がない。所属している会社によってはそれがもう当たり前なのかもしれないのだが。 そんな中でもまだ救いなのは、マネジメントしている4つのプロジェクトが、どれもトラブルなく、順調に進められていることだろう。 本日も東京に行って2案件のクライアントと接してきたが、1つはとても良い議論ができたし、もう1つは常駐している部…
いと高貴なる結社の尊き長、議長の席に就き 第244投。260ページ、911行目。 The venerable president of the noble order was in the chair and the attendance was of large dimensions. After an instructive discourse by the chairman, a magni…
重量級の古典二つを読んでるので、息抜きに気楽さと優しさと愛のハートウォーミング系?を求めていて、小川糸「とわの庭」を読み始めたけど、前半なんかずっと不穏で気持ち悪くて、何これ心理サスペンス?トラウマドラマ?とゲンナリしながら読んでいた。本当にずっと気持ち悪くて、この作家は初めてだけど、こんなはずではなかった、大丈夫かなと不安にもなった。 母子密着の密室生活で、大好き、愛してる、永遠にと言い合う優し…
満月と狼満月を見ると心がざわめくような、ちょっと落ち着かないような印象を持つ。これはなぜだろうか?満月に結びついた儀礼を調べてみると、ほぼすべての文明や宗教で、収穫と浄化や予言、「境界を開く」といった働きを認めていたようだ。一部を挙げると、中国の中秋節では、満月に月餅を供え、月神を祀り、 日本の十五夜では、すすきと団子を供えて稲の霊を迎える。 古代ローマでは、狼・月・境界の結びつきが伝承として残っ…
原文: scaife.perseus.org
新宿の甲州街道に沿う大きな歩道を、新宿に向かってる右側の歩道を、子どもと一緒に2台の自転車で、帰宅する人々の間をぬうように、まあまあのスピードで、走る二人の母子がいた。小生は事なかれ主義で意気地がないので注意は出来ずにいたが、ぶつかって叱られても文句は言えないだろう。
旧約聖書 歴代志上21章 ヨブ記1章 ヨブ記2章 ゼカリヤ書3章 新約聖書 マタイによる福音書4章 マタイによる福音書12章 マタイによる福音書16章 マルコによる福音書1章 マルコによる福音書3章 マルコによる福音書4章 マルコによる福音書8章 ルカによる福音書10章 ルカによる福音書11章 ルカによる福音書13章 ルカによる福音書22章 ヨハネによる福音書13章 使徒行伝5章 ローマ人への手紙…
『踏切の幽霊』高野和明 文藝春秋[文春文庫] 2025.11.23読了 小田急線の鉄道運転士による奇妙な体験が書かれたエピローグは、迫真に迫っていて一気に引き込まれる。妻を2年前に亡くした50代の松田は、女性誌の契約記者である。編集長から心霊ネタの取材を命じられ、下北沢の踏切で幽霊らしきものを目撃したとの情報に目を付けて調べていく。ホラーというよりも、胸に迫るヒューマンストーリーだった。 私自身は…
今月はいよいよ積読棚が入らなくなり、棚を耕していたら*1、8年ぐらい積んでいた本を発見。読み始めたら止まらなくてそのまま一気読みしました。積んでいたかいがあったな~。さてどの本でしょうか。 小説 『ピュウ』キャサリン・レイシー(井上里 訳) 『ダッハウの仕立て師』メアリー・チェンバレン(川副智子 訳) 『女が嘘をつくとき』リュドミラ・ウリツカヤ(沼野恭子 訳) 『ソーネチカ』リュドミラ・ウリツカヤ…
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