読んだ本の書評を書く人のグループです。
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□エッセイ 女二人のニューギニア/有吉佐和子著(河出文庫) ☆☆☆☆ 面白いと聞いたことはあったが、ほんとに面白い。冒険というのは、恨みつらみなのだ。我々には、踏み越えられない場所があるようだ。日本に帰ってからも壮絶だ。が、笑える。 もの想う時、ものを書く/山田詠美著(中央公論社) 山田詠美は、エッセイでも面白いのだ。軽く読んで、しかしやっぱりいいな、と思います。怒り方もいいな、と思います。 東京…
前作(良作判定)はピュアなロマンスにひとかけらのナンセンスがポイントだったが、今回はガラリと雰囲気が変わっている。エディ・マーフィは父となり、王国は侵略の危機を迎えている。新しく登場した娘たちプリンセス3人は戦い方や知識、王になるための修行などキャラが立っていて物語に馴染んでいる。 この作品の問題の1つが、国王の婚外子(唯一の王子)の存在。事情からして浮気ではないとはいえ、どうにかならんかったのか…
1.はじめに 2.内容 (1)具体と抽象 (2)抽象化とは? 具体化とは? (3)アナロジーの応用 具体と抽象の使用上の注意点 3.教訓 「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (PHPビジネス新書) 作者:細谷 功 PHP研究所 Amazon 1.はじめに 細谷功さんの本とは、「地頭力を鍛える」が最初の出会いでした。 bookreviews.hatenadiary.com …
こんばんは! 斎藤美奈子の「趣味は読書。」(2007/4、ちくま文庫)その3でおしまい:内容は、「本書は1999年7月から2002年10月まで、三年あまりにわたって四十数冊のベストセラーを読み継いできた記録です」。 今年一年を振り返ってみますと、私にとって最大の成果は斎藤美奈子先生に出会えたことなのですが、先生はミステリーがお好きではない。その辺を紹介したいと思います。 第五章「大人の本は『中学生…
『大江健三郎全小説13』2019年9月12日 第一刷発行株式会社講談社--------(抜粋)いったんは「神」と信者をコケにした棄教者のリーダーが戻ってきた。脇腹に「聖痕」を刻んで・・・。いったい教会は再建されうるのか? そして神なしの祈りはありえるのか? 「世紀末の闇の深さ、希求する若い魂の激しさ。それをリアルに、明快に書くことをねがった。ひとり少年時に聞いた『神』の声を追いもとめる若者も、死の…
え、嘘だろ・・・ 確かここは「電車」だったハズだ。 記憶違いだったのか・・・ 講談社文庫 「羊をめぐる冒険」(下)ページ目 第刷 「列車」になってる・・・ 作中に出てくる「十二滝街」は描写内容からここは電化区間ではない ディーゼル気動車が走っているハズ。 それを「電車」と描写するのは誤謬では と思ってました。 でも最近読み返してみたら 「列車」になってる すみません、誤謬をしでかしたのは他ならぬ吾…
森博嗣著。講談社文庫。 僕は自分の目を気にしている。 ようするに、自分の目を欺くことはできない──。 客観と主観、二つの視点を自在に行き来する人気作家・森博嗣が 世界規模の社会問題から子育てまで率直に端的に考察する。 第14作は抽象度がアップ。 二度読み、三度読みで新しい発見と深い気づきに出会える 示唆に富んだエッセィ。(裏表紙引用) クリームシリーズ第14弾。 もうどこからか、「つ」で始まりゃ何…
光と糸 posted with ヨメレバ ハン・ガン/斎藤 真理子 河出書房新社 2025年12月19日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、「出る本、出た本」も今年はこれで最後。出た本、ハン・ガン「光と糸」出ました。ノーベル文学賞受賞後初の作品。受賞記念講演「光と糸」の全文やエッセイ、詩、写真などを収録した一冊です。アマゾンの紹介文を!!
似たような情報を繰り返し受け取ることがある。 SNS をやっているととりわけ。 あー、またこの人、昔のポストをリポストしてるよ、とか。 あんまり頻度が高いと、フォロワーとしてはうんざりするものだ。 そんな時は一呼吸。 確かに、同じことを何度も何度も言われたら「もう知ってるよ!」とうざったく感じることはある。 さすがに、「私個人」にそれをされたら怒るかも。 でも、SNS だから投稿が表示される相手は…
2025年11月16日~12月21日までの5週間、装置の据付でアメリカはニューヨーク方面の田舎地域に出張した。長い。 以下は休日に出歩いた街歩きの風景である。 11/27(木・祝)ニューヨーク Thanks giving dayは店が全く開いていない、人出も少なく静かな街歩きができたので良しということにしよう。 しかし、耳が痺れるほどの寒さである。 ▽エンパイアステートビル ▽旧きと新しきがケンカ…
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