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「内気(うちき)探偵(たんてい)2」(2025/07/14) 内木(うちき)さとし。彼(かれ)は探偵事務所(たんていじむしょ)で働(はたら)いていた。まだ見習(みなら)いで鈍(どん)くさいが役(やく)には立(た)っているようだ。今日(きょう)もまた、先輩(せんぱい)のひとみとある事件(じけん)の調査(ちょうさ)をしていた。 早朝(そうちょう)、さとしが目覚(めざ)めると、そこはふかふかの大(おお)…
以前、シドニーのゲイストリートに住んでいた。 男だがゲイではない。 そのストリートでは、毎日のように女装した男や、堂々と道端でディープキスをしているゲイカップルをよく見かけた。 それが日常だったが、この街の喧騒が嫌いではなかった。 世界最大規模のゲイパレードがあった日のことだ。 仕事帰りの人混みの中、60代か70代くらいの白人男性に呼び止められた。 「おい、こっちに来い」 警戒しながら近づくと、老…
実家でご飯食べてたらニュースで、ホワイト過ぎて退職する若者。業務は1時間程度で後の6時間超はやることがないそうです。ってやってて「アタシだよ!!」(にしおかすみこ)つったら、ウケませんでした。 ご飯行こうよ!って誘いが空振りして幾星霜。あのね、私のご飯行こうよにもHPってもんがある。そんな何回も誘えると思うな。 復職後ってのもあって私としてはサマーウォーズのよろしくお願いしまぁぁす!ってくらい気持…
崩れるときの音は、いつも静かだ 1. 三十年の重さと静かな誇り 2. 空白が生むざわめき 3. 最初の高揚 4. 崩れ始める数字と揺れる心 5. 過去に縛られる現在 6. 静かに壊れていく心 7. 崩れた後の痛み 8. それでも、朝は来る 崩れるときの音は、いつも静かだ 1. 三十年の重さと静かな誇り 三十年という時間は、彼にとって特別なものではなかった。ただ、家族のために働き、必要なものを買い、…
創作技術シリーズ遂に完結!! これまで10冊出版してきた電子書籍ですが、この度やっと11冊目となり、 『創作技術シリーズ完結』となるシリーズ第五巻『小説構成 究極分解』を 発売することになりました。 今回は初の『予約販売』で、発売日は5月1日です。ちなみに予約は4月24日から 開始しています。 【Kindle Unlimited対応】 https://amzn.to/4sUjir1 実に今回は1年…
Blue あなたとわたしの本 276 連休中の自然公園。 カップルや家族連れで賑(にぎ)やかだ。 ぽつんと独(ひと)りで坐ってるのは僕一人。 でもぜんぜんさみしくないんだ。 むしろ、ホッとするんだよ。 どのチームにも属してないってことにね。 世界、っていうか、 宇宙、っていうか、 そういったものと僕は向き合っていたいんだ。 宇宙と対話しようと思ったら、独りでいなきゃならないんだよ。 静かに独りでね…
夜空に浮かぶデジタル王国。スーパーハイパーガチホモアナル爆弾くんは、街のど真ん中で大爆発を引き起こした。屋根はひっくり返り、噴水は逆噴射、通りすがりの犬までも光の渦に巻き込まれる。「見ろ、この圧倒的破壊力!」と叫びながら、彼は虹色のエネルギーを全身から噴き出す。 しかし、破壊の嵐の中で、彼の胸には小さな哀しみが漂っていた。誰もが笑い転げる中で、誰も自分の孤独を見てくれない。街が泡まみれになり、空中…
小腹が空いて目が覚めてしまった。明かりをつけるとまだ真夜中だった。1時間も眠っていない。何か口にするなら体によいものの方が、罪悪感が少ない。冷蔵庫を開けるとちょうど未開封のヨーグルトがあった。スプーンとプレーン・ヨーグルトの箱を持って、テーブルについた。 中身が飛び出さないようにヨーグルトの蓋を慎重に開けた。すると、中でおじいさんが机について煙草をふかしていた。深夜からの時間帯は、レンタルスペース…
見上げた空に 輝いている三日月 輝く月に言ってみる「もう秋なんだよね」 もうとっくに秋だよ 「やっぱりね」
彼女 彼女に「冷たい」と言われて捨てられてしまった。 あんなに尽くしたのに。なんでだろう。 君のわがままにも付き合ったし、もちろん浮気だってしてない。 そもそも、君に言われて女性の連絡先は全て消したじゃないか。 僕には何が足りなかった? 余裕かな... 君が浮気したって知った時、キツく問い詰めたもんね。 でもさ、あんなに逆ギレされるなんて思わなかったよ。 君はとっても気分屋だけど、そんなところも好…
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