海外文学が好きなひとのためのグループです。イメージは生田耕作が設立した出版社、奢覇都館の謳い文句、「低俗と量産の時代に、敢て問う誇り高き少数者の声」。
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「きのう、なつのだいさんかくをみたんだよ!」 路上ですれ違った男の子が母親に嬉しそうに報告しているのを耳にしたからには、マイケルもその「なつのだいさんかく」とやらを探さないわけにはいかなくなった。子供が何度もジャンプしながらそう言っていたということは、それはとんでもなく魅力的なものであるに違いないからだ。 日本に来てまだ一年しか経っていないマイケルにとってまだ漢字は難しかった。その「さんかく」とい…
この前僕はネット上で興味深いやり取りをした。ある人がチャット欄に他者のツイートのURLを埋め込み形式で貼ったのだ。それは内容としてはウェブ小説家の嘆きで、自作に否定的なコメントがついたことを被害者ぶって喧伝していた。ちなみにその作品についたコメントは、作品内の登場人物の性格に腹が立つということを述べていたらしい。 僕はそのツイートを見て不思議に思った。つまるところそのウェブ小説家は、他人につまらな…
去年自分は何してたかなあ、と、過去のブログをあさったら、そうだった新潮文庫の夏の100冊を読もうと思って頑張ってた。でも、途中で止まっちゃった。なんで止まったんだっけ。なんか、合わない本があったんだよなあ。何が合わなかったかって、忘れちゃった。そして、また夏がめぐってきて、新潮夏の100冊は2026年度版が出来ていた。宮本輝さんは今年は『錦繡』でしたね。 そうだ、最初はスタンダールのことをつぶやく…
2025年9月に刊行されたマーリーン・ソハイルの『Small Scale Sinners』は、道徳、家族、そして女性の自立というテーマを繊細かつ大胆に描き出した全十二編から成る短編集である。本作は高い文学的評価を受け、2026年にはPEN/Faulkner Award for Fictionを受賞した。 本書の中心に据えられているのは、「善人であるとは何か」という問いである。登場人物たちは喪失や裏…
韓国の仁川で開催されたロックフェス、INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL 2026 に行ってきたので諸々の覚え書きを記します。 y055ie.hatenablog.com 昨年初めて行って以来二度目の参加でして、昨年から変わっていた部分は(!)で示しました。 質問とかあれば気軽にコメントください! 参考までに筆者のスペック 46歳男性 韓国には10回以上行っている T-m…
評論・エッセイ 『影の現象学』河合隼雄 『娘が母を殺すには?』三宅香帆 『「夫婦」不在社会』三宅香帆 『推したちとどう生きるか』三宅香帆 『なぜあなたの感想はふつうなのか』大島育宙 『無人島のふたり』山本文緒 小説 『どれか一つは嘘』キム・エラン/古川綾子 訳 『マンゾーニ家の人々』ナタリア・ギンズブルク/須賀敦子 訳 『白鶴亮翅』多和田葉子 『いい子のあくび』高瀬隼子 『ファイナルガール』藤野可…
お知らせです。 翻訳を担当した、世界のスター伝記絵本シリーズ『BLACKPINK』(ジェシカ・ユン文/ハニー・チャン絵、二見書房)が7月16日に発売されました! www.futami.co.jp 「世界最高のガールクラッシュ」という表紙の言葉どおり、強い女性像を打ち出し多くの人を魅了してきたBLACKPINK。 4人それぞれの生い立ちや特技、そしてなにより厳しいトレーニングの支えとなった友情をてい…
ハインリヒ・ハイネの『ロマン派』に着想を得て、「理想」第4連にダンテの『神曲』のオマージュを仕掛けるにあたり、ボードレールは、「煉獄篇」第32歌で大淫婦バビロンと対をなしていた巨人をティタンに置き換えている。 韻 文 訳悪 の 華シャルル・ボードレール平岡公彦訳トップページランキング参加中海外文学ランキング参加中フランス語を学ぶランキング参加中読書 2026.4.11 「病を得るミューズ」を全面改…
真・文學活動方針——グッバイ・オンライン無料公開活動 五月の文學フリマ以降、体調不良→《店》の準備・開店・廃業→作品サイトを捨ててnoteの開始・シャドウバンを受けて撤退と、ゴロゴロと転落を続けてきた。いや、実は転落は五月に始まったことではなく、一月の活動開始時点から起こっていたのだ、と最近は考えている。 いい年しているが、不特定多数の人間に向かっておおっぴらに|表現活動《﹅﹅﹅﹅》をするというこ…
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