顔と名前が一致するエンジニアは、せいぜい一人か二人。直接の知り合いがひとりもいない職場で技術広報をすることになったらどうするか、をぼんやり考えてみました。参考になるものがあったら取り入れてみてください。 技術広報を18年やっていると、業界にそれなりの知り合いや、多少の知名度みたいなものはできます。ただ、これは声を大にして言いたいんですが、有名なのと新しい職場でちゃんと仕事ができることはまったく別の話です。結果を出し続けるために地に足をつけて地道にやるしかありません。 では順番に行ってみましょう。…
僕は給食会社の営業部長。金融機関からやってきた会社上層部は、何年経っても給食や給食業界の知識がゼロのままである。業界知識と業界常識が皆無なので、会議などでわからないことがあると「何それ何それ」と質問を繰り返して進行の邪魔をする等々、業務に支障が出ることもしばしばである。放置してきたわけではない。注意喚起の意図をもって、なぜ給食や業界のことを学ばないのか質問したことがある。すると彼らは「あえて学ばないのだ。業界に染まらないほうが自由な発想で経営判断ができるから」と答えた。僕は、彼らは引退までの地位…
昨日、Google Cloud Next Tokyoで話す機会があった。そこで触れた話と、セッションが終わったあとに聞かれて考え込んでしまったことを、忘れないうちに書いておく。 明らかな間違い 少し前まで、AIは堂々と嘘をついた。存在しないAPIを呼び出し、動かないコードを平然と出してきた。だからこそ、指摘は簡単だった。実行すれば落ちる。ドキュメントを引けば、そんな関数はない。これは間違っていると言うのに、勇気は要らない。事実を報告しているだけであって、自分の意見を述べているわけではないからだ。…
2024年6月に株式会社カケハシに入社したので丸2年ちょっとが経ちました。節目じゃないと自分の仕事のことって案外書くタイミングがないので、何をしてきて今なにをやっているのかざっと書いておきます。 なぜ転職したのか きっかけは、自身が指定難病になったことでした。 病名を確定させる検査のために2週間ほど入院して、医療現場の大変さを身をもって知りました。同時に感じたのが「ITが浸透していない」という現実。命を扱う現場はアナログな仕組みで支えられている部分がまだまだ多い。 当時のわたしがどんな気持ちだっ…
多くの組織には、確かな実力を備え、周囲から頼られ、一目(いちもく)置かれるソフトウェアエンジニアがいる。組織の中でも限られた存在だ。純粋な技術力の高さだけでなく、仕事を通じて周囲に貢献し、確かな信頼を獲得している人物である。 “他者から頼られる”というのも、優れたエンジニアの一つの表れ方だろう。 たとえば、困っているといつも助けてくれる人。難易度の高い問題を解決してくれる人。チームや組織の能力を引き上げてくれる人。事業やプロジェクトの意思決定を技術面から支えてくれる人など。誰から、どのような場面…
AI コーディングエージェントに実装を任せると、あっという間に成果物が出来上がってきます。この速度を活かすなら、人間の理解を待たずにどんどん先へ進めるのが合理的にも見えます。人間が理解していなくても AI が理解していれば良く、分からないことが出てきたらその時に AI に聞けば良い、という考え方です。これは一面では真だと思います。それでも、理解しないまま進めることには、どこか違和感がありました。本エントリでは、この違和感を掘り下げながら、今は人間の理解をベースに進めるという私の現在地について書い…
トマ・ピケティの「r>g」を知らない投資家はいないでしょう。GDP、すなわち給与の伸びよりも、r=資産が生み出すリターンのほうが大きい。だから持つ者がさらに豊かになり、働いてもその差はそうそう埋まらない。だからみんな、投資は大事だよ――。と。 でも、超長期の人類の歴史においてはそれは真だったとしても、一個人の人生においては駆らずしもr>gにはなっていません。特に僕らのような団塊ジュニア世代は、実はgのほうが大きい、g>rの時代に生まれ育ったのです。 労働信仰が生まれた国 バブル崩壊とアベノミスク…
ここ数年、意識の高い人たちから一般層に波及して、「キャリアアップはいいよね」「良いキャリアを築かなきゃね」みたいな風潮だ。ネットはキャリアアップ、スタートアップという言葉が氾濫していて息苦しい。あっぷあっぷだ。キャリアアップとは技術・能力・専門性を高めて己の市場価値を高めること。そこから良い条件、待遇、異性からのモテ、社会的地位や立場を得るのである。高級車に乗ったり、ギャルと遊んだり、天下りできたり、キャリアアップは良いことばかりだ。しかしながら、大きな欠点もある。その根幹になる技術・能力・専門…
今週のお題「最近変えたこと・変わったこと」部署の進捗管理が思ったより順調に部下に浸透していてうれしい。おれがいるのはジャパニーズのトラディショナルかつ零細企業の一部署で、これまでの進捗管理といえば上司が「やっとるかー?」と聞いて「やってまーす」か「まだでーす急いでやりまーす」でまわっていたところだ。いや実際にはあんまり回っていないので今回旗振り役になって進捗管理を導入した。社内のファイルサーバーの共有フォルダにある部署のフォルダにワードファイルを置いてアウトラインビューで確認するだけの簡単なもの…
まえがき オントロジーの話題が盛り上がってきているので、そういえばIoTプラットフォームをやっていたときに書いた記事があったなとチャッピーと対話していたら、ほぼ完成品のブログ記事をまるっと全部書いてくれたので、納得して満足しちゃったんですよね。さすがにこれをそのまま自分のブログとして載せる気にはならなくて、SNSに放流*1だけしていたのですが、あらためて自分の中でのオントロジーの位置付けを整理しておきたくなり、記事としてまとめなおすことにしました。 入口はIoTの経験から この話の入口は、IoT…
2026年6月12日、厚生労働省及び同省LANシステムの運用委託先である株式会社東芝は、システム更改作業中に設定を誤ったことによりMicrosoft Teamsのチャットデータ等の一部が削除され、このうち行政文書に該当するチャットデータの一部が復元困難な状態になったと公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 行政文書含むチャットデータの一部が復元困難に 厚生労働省は2026年6月12日、委託事業者である株式会社東芝(以下、東芝)が業務データの一部を消失させた事案が発生したと公表した(出典…
今回はコラムのような感じ。ちょっとしたきっかけで思い浮かんだので書いてみる。 きっかけ: 6年前のスライドが今も正しかった Songmu氏(松木雅幸、Nature CTO)が2020年のInfra Study Meetupで発表した「Infrastructure as Code変遷」というスライドがある。 junkyard.song.mu この発表の結論は3つ。 "Everything"の量を減らす コントローラブルなレイヤーでコントロール 管理レイヤーを増やさない 6年経った2026年に読み返…
何かの問題に対して、要因を深ぼって組織的に改善するというのは正しいアプローチだと思う。 一方で、自分自身がその問題を "過度に" 重く捉えてしまっているだけで、実は組織的に改善する問題ではなかったということが過去に何度かあった。何のことかちょっとわかりづらいが、このあたりの話を雑に整理しておきたい。 一言で言えば、「ただ "自分の実力が不足しているだけ" の話を "組織で解決するべき大きな問題" と過大解釈していないか?」ということである。 たとえばあるプロジェクトのコードについて、「設計がよく…
前回、極右批判をしたので手のひらをクルッと返して極左批判します。 Web上でよく見かけるネタで「日本共産党と中国共産党は仲が悪い」というのがあります。 「日本共産党と中国共産党は仲が悪い」ネタ はてなブックマークやX上では日本共産党批判に対する定番の反論ネタです。 X(2026年) https://x.com/sasakiatsushi/status/2075510780246872148 はてな(2025年) https://anond.hatelabo.jp/20250722063108 で…
こんにちは、 freee の権限管理基盤チームでマネージャーをしていた sentokun と申します。 突然ですが、リーダーやマネージャーなど、新たな役割になった際に何をしたらいいか悩んでいる方はいませんか? オーナーシップを持ってほしいと言われ、自分なりに頑張っているが何かしらのギャップを感じる。視座を上げるという話をよくされるが、ピンとこない。そんな心当たりはありませんか?私はそうでした。 こういった話題を取り扱った記事は世の中にたくさん出ていますが、思わぬ話が自分に刺さったりします。 とい…
自分のまわりですごいなと感じた人は、なんだか目立っていたことが多かった気がする。 そういう目立つ人は何が違うのか、何をしているから目立つのか よくわかっていないので、思い出しながら雑に考えてみる。 考えてみたけれど、2つくらいしかないかもしれない。 1. 問題を解決する 目の前の問題を解決するために、自分がすべきこととできることを常に考えてる感じがする。 ボールが浮いていたら手を上げる、会議で気になることがあったら発言する、直接関係していなくても必要だと思ったら越境する、といった動きは全部問題解…
あなたは「再発防止の呪い」に掛かっていないだろうか。 この記事のまとめ 再発防止策には必ずコストがかかる。タダの対策はない 仕事は投資。再発防止策も、コストとメリットを天秤にかけて判断しよう 「再度起きたとき何をどれだけ失うか」で測る。謝って済むことを高いコストを払ってまで予防しないのは、立派な選択肢の一つ 「再発防止はやって当たり前」という空気を疑え 当たり前の話として、何をするにしても必ずコストがかかる。そのコストと防ごうとしている損失を天秤にかけて、割に合わないなら堂々と「やらない」を選べ…
というアセモグルやオーターらの論文をタイラー・コーエンが紹介している。原題は「Baby Busts and Growth Booms: Demographic Change and the Macroeconomy」で、著者はDaron Acemoglu(MIT)、David Autor(同)、Keelan Beirne(同)、Andrew Scott(LBS and EIT*1)。 以下はその結論部。 The world has witnessed a remarkable and nearl…
ふと思ったのだけど、githubに秘密鍵をpushしちゃいけないのは頭ではわかるんだけど、それとgoogle driveに機密情報をアップロードするのと何が違うのかわからんくなってきた教えて偉い人なんでGHはダメでGDは良いのか— ryoppippi (@ryoppippi) 2026年5月3日 私の場合の答えは「まず情報セキュリティを勉強しましょう」ということになります。 以下のIPAが公開している資料がわかりやすいのでご覧ください。 www.ipa.go.jp 「そんなもん分かってるわ。その…
読むのがホネな技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第91回。同僚と読書期限を約束することによって積読が確実に減るという仕組み。過去記事はこちら。今回とりあげるのは「エンジニアリング戦略の作り方 ―エンジニアリングの難局を打破する意思決定」だ。エンジニアリングマネジメントの領域で良書を多数発表しているWill Larsonさんの新しい訳書であり期待値が高い。しかも前著でもトピックとして興味深かった「戦略」に関する深掘りである…
日々の心労に加えてプライベートで暴行やストーカーの被害に遭ってメンタルを壊し、3か月ほど外界との接続をほぼ絶って療養しておりました。 治療により日常生活もままならない状態からはひとまず回復しました。7月からの復職を目指すと主治医と相談し、復職の意思を表明していたところだったのですが、この度残念ながら退職となりました。 この先どうするかは未定です。面白い話があったらお声がけください。 またどこかで。 www.youtube.com"ダメかもしれないソーリー 燃料が尽きそうさ"──やくしまるえつこ「…
無料で読めない記事を見出しだけで判断して憶測だけ拡散させて元記事にヘイトを向けさせる手法が、今のSNSで跋扈している気がする。 新聞社や通信社といったマスコミサイトや、週刊誌サイトは、有料サブスク登録をしないと、満足に記事内容を把握できなくなっている。 新聞や週刊誌が有料なのは大昔からだが、SMAP解散を報じた初代文春砲の頃は、SNSには誌面や紙面のスクショ画像が日常的にアップされていたので、それらがまとめられ、「買わない人」でも記事に何が書かれているか、正確に知ることができていた。 その後、著…
こんにちは!2025年に入社し、現在は横断BizOps本部のAIOps部で、テックリードを務めているレオです。最近は主に社内ツール開発のプロジェクトに携わっています。 背景 かつてテックリードは、コードレビューや技術的負債の管理、システム設計や標準ルールの策定といった業務に大半の時間を割いていました。しかし現在は、高度なAIによってこれらの作業負荷は劇的に軽減されています。仮に技術的負債やバッドコードが生じたとしても、AIを活用して容易に修正できるようになりました。 そうした背景から、これからの…
2022年1月1日に今の会社(株式会社HERP)に入社してから、この6月で4年半経っていました。 reimaru.hatenablog.com YOUTRUSTの自分のプロフィールで、新卒で入った会社よりも長い期間在籍していることになっていて新鮮です。 YOUTRUST プロフィールの職歴・学歴欄 実は7月から11月末まで育児休暇を取得することになりました。 せっかくなので育児に忙殺されて記憶が薄れる前に、この4年半を振り返り、立場と視点の変化を書いてみました。 バックエンドTypeScript…
(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方はこちらを先にお読みください。) すでにお知らせしたように、共産党福岡県委員会は私が内容証明郵便で請求した宿直残業代の支払いを数ヶ月も無視したあげく、私に裁判を起こされ、私の請求を全て丸呑みする「認諾」という非常に珍しい方式で請求を認めて、支払うことになりました。 一般的な判決でさえなかなか勝ち取れない「完全な勝利」です。 「判決」にあたる「認諾調書」と資料をアップしましたので、ご覧ください。 drive.go…
こんにちは、ホワイトプラス コアシス開発グループのfjtです! 以前仕様駆動開発(SDD)を実際のプロジェクトで試してみたという記事を書きました。AIが実行可能なレベルまで構造化した仕様書を先に作り、それに基づいて実装を任せるという開発手法の話です。 実際にやってみて効果を感じた一方で、ひとつ手前に残っていた重たい工程がありました。SDDに流し込む「要件定義書」そのものを作る作業です。 今回はその要件定義フェーズをNotebookLMで楽にした話を書きます。 これまでの要件定義の何がつらかったか…
こんにちは、SmartHRのプロダクトエンジニアをしているceris、theo、kurihara、Yunaです。我々はHRアナリティクスというプロダクトの開発チームのメンバーです。 突然ですが皆さん、普段の機能開発に関連するビジネスドメインのキャッチアップはしていますか? ヘンリー・フォードが自動車に対する顧客ニーズを「速い馬」と表現したのは有名ですが、顧客の本当に欲しがっているものを正確に捉え、価値として提供するのって難しいですよね。 HRアナリティクスの開発チームも、日々「速い馬」ではなく「…
本質的な複雑性と偶有的な複雑性の区別は、有名な『銀の弾丸はない』で提唱されたものだ。 本質的な複雑性というのは、「どうあがいても、その問題に内包されている複雑性」のことで、たとえば医療で言ったら「麻薬施用免許を持たない医師やスタッフが麻薬処方の指示を出してはいけない」というのはあたりまえの話だけど「じゃあその処方箋はどう現場で管理されないといけないんですか」とか「鍵付きのところに保存されてないとダメで、そこから取り出すためには麻薬施用免許を持った医師が出して、麻薬施用免許を持った医師がハンコを押…
「ていねいな暮らしをしなさい」という社会からの求めがどれぐらいのハードルの高さになるのか、どの程度の重荷になるのかって、ジェンダーの男女差だけでなく、階級・階層によってもかなり違ってくると思うんですよね。 大昔、「ていねいな暮らし」は誰のもので、誰によってそれは成り立っていたのか 以下の話は、おとといブログに書いた話の続きで、さきほどanmin7さんからいただいたご返信への連歌でもあります。たまたま昨夜、関連しそうな書籍を再読していたので、それらを思い出しながら一筆書きしてみます。 anmin7…
Amagi, Shizuoka, Japan 1.4/50 Summilux ASPH, Leica M10P, RAW AI時代のリーダーシップとは何か。そんなテーマで対談する機会があった。お相手は、前職の後輩であり長年の友人でもあるNPOクロスフィールズ代表の小沼大地さんと、越境学習を長く研究されている法政大学の石山恒貴さんだ。小沼さんは、冒頭で三つの問いを掲げた。 AI時代にリーダーに求められる力とは何か。 これからのリーダーが積むべき経験とは何か。 越境の経験が、これからの時代に果たす価…
今回、あきらくんの支援をすることにした。 have-fun.tech この支援をしようと思った背景と、格ゲーコミュニティとプロゲーマーについて思うことを書く。 格ゲーコミュニティはデカくなった 最初にやった格ゲーはスト2。 中学生になってゲーセンに通うようになり、KOF98の頃には地元では強いほうでそのまま高校からはカプエスやギルティという感じでゲーセンで通ってた25年前*1。 あの頃は闘劇があったり、小さいゲーセンの大会があったりで盛り上がってたと思う。だけどここ10年でしっかり衰退して、ゲー…
kamiyatakayuki.hatenadiary.jp 日本共産党福岡県委員会に対する未払残業代請求訴訟の認諾による終結について 本日、福岡地方裁判所において、被告日本共産党福岡県委員会(以下「県委員会」といいます。)は、原告神谷貴行が提起していた未払残業代等請求訴訟(令和7年(ワ)第2423号 残業代支払請求事件)について、原告の請求を認諾しました。 これにより、本訴訟は原告全面勝訴の内容で終了しました。 アネクドート 「残業問題を党は完全に解決した。残業したという人間が、党からいなくなっ…
(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方はこちらを先にお読みください。) 以下は本日発表したプレスリリースです。 福岡地裁の残業代裁判は終結しますが、東京地裁の共産党不当解雇裁判はまだまだ続きますので、引き続きご支援よろしくお願いします。 福岡地裁前にて急きょ集まってくれた支援者の方々と(26.6.22) 報道関係者各位 2026年6月22日 共産党福岡県委員会残業代請求訴訟 原告 神谷貴行 代理人弁護士 平裕介 代理人弁護士 松尾浩順 日本共産党福…
コーポレートエンジニアの@sion_cojpです。 コーポレートエンジニアをやってると、コード化できないものも多く、その場合は手順書を残す必要があります。 手順書は 「作業者が、上からなぞって実施していけば誰でも同じ作業になる」ために、見やすく書くノウハウをこの記事では紹介します。 1. 全体の文字数・1文の文字数・画像数をなるべく少なくする 2. インデントは2つまで。最悪3つ目まで 3. 危ない作業は赤文字 + 太文字で 4. 画像を使わず、なるべく文字だけで表現する 5. プロセス図に沿っ…
ソフトウェアエンジニアの仕事のうち、ゼロをイチにする業務の割合はかなり多かったはずです。初期のAIは、GitHub Copilotの行補完のように、その「ゼロをイチにする」ための作業を支援するツールでした。書きかけたコードを完成させるためのツールであり、コードをゼロから書くことを手伝ってくれるものだったと思います。 ですが、もはやそのフェーズは終わりつつあるように感じています。エンジニアがゼロからコードを書くことはなくなってきました。コードは「生成されるもの」になり、コードの保証も人間が一行ずつ…
作業に集中できず、気付いたら時間が経っていて焦る……という方におすすめしたいのが、キングジムの「ビジュアルバータイマー プラス」。4色の目盛りで残り時間を「見える化」してくれることに加えて、ダイヤルを回すだけで設定できる手軽さが魅力。ライターの吉祥ゆかりさんが従来モデルと比較し、レビューします。 仕事や資格の勉強中、「今日こそはあれをやろう!」と思っていた休日に、いつの間にか数時間が経過していて、「あれ、もうこんな時間?」とビックリしたこと、ありませんか。 私はイマイチ仕事に集中し切れていないの…
仕様書通りに作って納品したら、すぐ次のプロジェクトへ。そんな開発のあり方に違和感を覚え、鳥取で立ち上がった小さなスクラムチームがありました。 当初は会社から認知すらされておらず、メンバーもアジャイル未経験の若手ばかり。しかしこのチームが実践したアジャイル開発は20年という歳月をかけて社内に広がり、マインドを大きく変えていきます。 彼らはなぜ、急がず、押しつけず、それでも20年かけてアジャイルを根付かせることができたのでしょうか──。 独自の成熟を遂げたスクラムチームの軌跡と次世代へ託したい思いを…
CTO の川口(id:dmnlk)です。 最近、社内で「とりあえず HTML にして置いておくね」という会話を当たり前のように耳にするようになりました。きっかけは、社内 HTML をホストするだけのささやかな環境をひとつ用意したことです。たったそれだけのことなのに、気づけばエンジニア以外のメンバーまで使い始め、社内の情報の流れそのものが変わっていきました。 この記事では、なぜそんな環境を作ったのか、どう作ったのか、そして実際に何が変わったのかを書きます。 きっかけ:AI が生むドキュメントは「流…
私はエンジニアになってから何度も「マネージャー向きですね」と言われてきた。 理由もなんとなく分かる。問題を整理するのが好きだし、複雑な状況を構造化するのも好きだし、人の認識を揃えるのも好きだからだ。 技術的な課題が絡み合っている状況を見ると、まずは図にしたり論点を書き出したりしたくなる。 そういう振る舞いをすると、「それってマネージャーの仕事ですよね」と言われてきたし、実際にマネージャーになってみたこともあった。 そして時には、もっと直接的に「技術の人じゃないね」と言われたこともあった。 当時の…
6月11日、(現地時間6月10日)、エミコヤマ/小山エミ/macskaさんがご闘病の末、米国ワシントン州シアトルの病院で亡くなられました。エミさんは最期、彼女のご家族や、大切な人々に見守られながら旅立ちました。家族を愛し、友人に寄り添い、他者を尊重する愛情深い人でした。 エミさんは長年に渡りアクティビストとして性暴力やDVの被害者支援や性産業従事者支援、インターセックス当事者の権利向上、クィア/トランス当事者の解放運動、日本軍「慰安婦」問題の解決に向けた運動、さらには国際養子をめぐる問題の提言活…
「最近、若手の速度についていけなくなってきた」——そう感じて、静かに焦りを覚えたことはありませんか? 新しいツールの飲み込みは明らかに彼らのほうが速い。徹夜も、もう効かない。このまま自分は「衰えていく側」なのだろうか……と。 でも、それは衰えではないかもしれません。むしろ、ある種の「成長」が進行中であるサイン——あなたの「得意」の重心が、より代替の利かない能力のほうへ移動しているのです。 知能は、能力ごとにピークを迎える時期が異なる "マルチピーク構造" をもつことが研究で示されています(Har…
COBOLの母と呼ばれるグレース・ホッパーが、いま生きていたら、何と言うだろう。 生成AIに曖昧な指示を投げれば、それらしく動くコードが返ってくる。いわゆるバイブコーディング、あるいはエージェンティックコーディングの様子を眺めていると、ふと、そんなことを考えてしまう。というのも、これがまさに、彼女が60年以上前に望んでいたことなのではないか、と思うからだ。 COBOLという最初の民主化 なぜそう思うのか。それを説明するには、時計を1950年代まで巻き戻す必要がある。 当時のコンピューターは、部屋…
大層なタイトルをつけたが、個人的なごく小さなことを書くだけなので、そこはご容赦を。今日、老母の家を訪問した際にその敷地内にある小さな工場に寄った。その際に「休みの日が増えたんで、用事があったら電話くださいね」と言われたという、具体的なエピソードはそれだけ。それを膨らませただけの話だから。 この工場*1、もとを遡れば60年以上前にもなる。当時まだ30歳手前だった母が、自立のために始めた事業だ。 「自立のために」といえば大げさなのだが、母が結婚した当時、女性の労働は世界に存在しないもののように扱われ…
最近、神社仏閣や畜舎の火災に対して特定の勢力、要は移民、その中でもイスラム教徒による放火であるという認知が広がっていて、このブログでも数件扱っていたのだがそれ以外もこの「陰謀論」の対象となっていたのでちょっとメモしておく。6月1日10時40分ごろに福島県喜多方市の「笹正宗酒造」において火災が発生し、文化財を含む6件が焼失した。出火場所は古いこうじ室と考えられているようだが、現状で出火原因はわかっていない。言ってしまえば分かっていることは「酒造会社で火災が起きた」のみといえる。ただし、この火災のニ…
from: LINEヤフー株式会社 to: 株式会社10X 2026年6月1日付で株式会社10Xに入社しました。 Stailerというネットスーパー・小売業のDXを支えるプラットフォームの開発をやっていきます。まずは1つのクライアントアプリから始まり、追々複数アプリを横断的に見ていったり、バックエンド含めた様々な領域に染み出していければと思います。 Flutterでのアプリ開発となり、Swiftを仕事で使う機会はなくなってしまいますが、今後もiOS・モバイル界隈の方々はどうぞよろしくお願いします…
毎週末の朝恒例、全裸でオムロン機で体重を測り、ゴミ出しをしつつ、ジムへ行ってInBody270で着衣体重を揃える調整をしてから、着衣で体脂肪率を計測。今週は想定範囲。その後家へ戻って納豆朝食と味噌汁。その後しばらくネットサーフをして、Youtubeを見ているうちに昼飯。その後、最近は昼寝をすることが多くなった。昼寝から起きて夕刻、筋トレするために再度ジムへ向かうのが通例だった。 膝保護具(ニースリーブ)をつけて、必要品を鞄に詰めてスマホを持っていざ出かけようとすると、楽天モバイルの着信履歴に父親…