世界を代表する児童文学でありながら、今まで読んでいませんでした。内容は、ドイツの寄宿学校の生徒たちがクリスマスまでの5日間に織り成す冒険譚です。日本で言えば中学二~三年生の子どもたちと、その先生たち、そして、敵対する実業学校の生徒たちが清く正しく、たくましく、学校生活を満喫する様が描かれています。とは言え、現在の価値観で言うと、腕白すぎる気もしますが、戦争が身近なこのころのヨーロッパでは、このくらいが丁度よかったのでしょう。特に素晴らしいのが、先生たちが、自分が子供だったころのことを忘れていない…
こんばんは、sinです。 今日は三連休1日目。家でゴロゴロして過ごしました。 昼寝もして、ぼんやり過ごしましたが、まあそれもよきかな。 読書もしたので、今日も感想! 「古典ねこ落語」を読んだよ。 www.php.co.jp 全編まんがなので、30分くらいで読めます。 前から日本芸能に少し興味があって、(歌舞伎とか能とか) 落語も見たことはなかったので、雰囲気が知りたくて選びました。 1人が座布団に座ってて、身振り手振りで話すっていうイメージだけあって、 お話の内容とかはあんまり知らなかったので、…
7月はじめ、5月から始まった全5回の講演が終わった。 しかも、別の講演も引き受けてしまい、これも終わった。 今週末から5日間のお休み。 久々に本を読む時間。 自分の時間。 としたいが、自分の時間をつくるのって難しい。 早起きするか、遅くまで起きてるか。 ただ、何かに追われている感じがとりあえずなくなった。 近藤康太郎『百冊で耕す』巻末の百冊選書読破に挑戦中。 現在 21/100冊。 今週読み終わった本なし 百冊選書から読書中 レオナルド・ダ・ヴィンチ『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』(岩波文庫)…
「実践型クリティカルシンキング 21世紀スキル(佐々木裕子 (著))」 [amazonより]21世紀を生き抜くビジネススキルを提供する「21世紀スキルシリーズ」創刊第1弾!外資系コンサルティング出身の現役ビジネスパーソンによる、世界標準スキルをお届けします。 演習がある。なので本気で身に付けたい人は演習もしっかり行うと良い。ちなみに『実践型クリティカルシンキング』とは、「目指すもの」を達成するために、「自分の頭」で考え、行動し、「周りを動かす」ための実践的な思考技術、とのこと。 気になったところ…
" data-en-clipboard="true"> 今週のお題「遠出」 京都に住んでいるので、普通は遠くに行かないと会えない人がいます。ところが、今は関西万博のおかげで、東京から大阪へ人が来ます。それだけでなく、世界の人が大阪にやってきています。これはうれしいですね。たくさんの人とつながるチャンスです!このチャンスを活かすために、つながる技術を教えてくれるというすんごい本を紹介します。(笑) " data-en-clipboard="true"> 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 …
『『涅槃経』を読む ブッダ臨終の説法』田上太秀 講談社学術文庫 『涅槃経』を読む ブッダ臨終の説法 (講談社学術文庫) 作者:田上太秀 講談社 Amazon 現在滞っているけれども『ブッダ臨終の説法: 完訳 大般涅槃経』シリーズを読んでいる。こちらの読書指針として読んだ。 『涅槃経』の成り立ち、歴史、初期の『涅槃経』と大乗の『涅槃経』の違い、一闡提の扱い、仏性の捉え方など盛りだくさんで読みごたえがあった。 現代語訳は読みやすいがともすれば字面を追いがちになるので俯瞰したところに立ち返るべくこの本…
序文で述べたように、このページはもともと韓国人を挑発するために韓国語で書いたものである。 バードはかなりの親日家で、日本による朝鮮支配を支持した。この本のところどころで、日本軍の規律正しく秩序整然たる様子や、日本人の清潔さや有能さに関する記述がある。日清戦争の渦中にも中国と朝鮮の軍人は迷惑を及ぼしたが、日本軍は迷惑をかけなかったという記述もある。反日感情を持つ韓国人としては、こんな部分が最も気に障る部分ではないかと思う。 On the slope of Nam San the white woo…
【この本から得たこと】 流れに逆らわず身を任せ、今に集中して生きる 【今後の人生につながる3つのポイント】 ① 毎日を丁寧に生きる。 ② 大きな声を出して、喝を入れる。 ③ 自分なりの散歩道を見つける。 【感想後記と補足説明】 さて、いつまで続くか著者祭り 今回は Kindle Unlimited から『禅「心の大そうじ」』。 まだまだ行くぜ! (読書感想文カテゴリーでは他にもいろんな本をご紹介!) 禅「心の大そうじ」―――一瞬一瞬を大事にする「幸せな生き方」 (知的生きかた文庫) 作者:枡野 …
にほんブログ村 この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中アニメ ようこそ、シュガーのファンタイムへ。 2025年7月18日(金)から上映が開始されたアニメ映画 劇場版「鬼滅の刃」 無限城編 第1章 猗窩座再来 を見てきました! 製作が発表されてからずっと待っていた本作! さっそく見に行ってきました! すごかったです! この記事では、内容紹介や感想、レビューを書いていこうと思います。 多少のネタバレが含まれるかもしれません。 ではいきましょう! 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第…
お金で失敗したことってありますか? 失敗…とまではいかないかもしれませんが、二十代前半の頃のこと。私が働いているショッピングモールには、脱毛のできるエステサロンがありました。そこで、よく考えずに、勢いだけで全身脱毛を契約してしまったんです。 六十数万円のプランでした。しかも、保湿されていないといけないからって、毎月のようにボディクリームを買わされるのですが、それも結構なお値段で。ちゃんと塗っていないと施術ができないと言われ、半年くらいで5~6万くらいは別でかかったように記憶しています。 それなの…
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:みかみてれん,むっしゅ,竹嶋えく 集英社 Amazon 紫陽花の家出は終わりを迎えたが彼女の心の問題は終わっていないと思いながらこの巻を開いただけにいきなり『瀬名紫陽花のお話 第四章』から始まったのは驚きこれこそ「思い切る」為に家出をしてれな子から想いを隠した彼女の恋心が一つの形へと集約されるお話となったね 自分にとって苦ではなかった事をしていたら周囲から尊敬されて、い…
物語に科学の視点が織り込まれることで、知識欲が満たされる。読んで一つ賢くなったと思わせてくれる本。 「祈りの破片」が悲しい現実と向き合わなければならない人間の感情が滲んでいて良かった。言葉はなくとも、ほんのひとときでも、気持ちが重なることがある。
ある方からクリスタルパズルをいただきました。難しくて出来なかったそうです。二日かけて末っ子ちゃんが作ってくれました! ハリネズミのジレンマって言いますよね。トゲのせいで近づきたいのに近づけない。でもそのトゲトゲはキラキラ!ってことですかね。 そんなことを思いながら本棚からまさにピッタリの「優雅なハリネズミ」と一緒に♪ 優雅なハリネズミ 作者:ミュリエル・バルベリ 早川書房 Amazon ミュリエル・バルベリ「優雅なハリネズミ」 読書空間 ひつじ日和
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season13 (ホーム社書籍扱コミックス) 作者:服部 昇大 ホーム社 Amazon この巻における最新作への言及が多く感じたのはジークアクスが3話に亘ってプレゼンされていた関係か 私も劇場で見た時に変な笑いが起きそうに成るくらい感情を妙な方向で揺さぶられた作品だったけど、おじさん視点で語り直すとあのような興奮が得られる作品なのだなと改めて感じられたよ確かにあの映画って前半と後半で雰囲気が全く異なるし、庵野秀明氏と鶴巻監督の個性と個性がぶつかり合いつ…
日本短編漫画傑作集 (1)小学館Amazon 収録作は以下。59年から67年にかけて発表された作品群。 ・手塚治虫「落盤」 ・松本政彦「どくろに頼む」 ・平田弘史「人肉献上」 ・白土三平「戦争」 ・さいとう・たかを「純白の夕日」 ・石川球太「ひぐま風」 ・石ノ森章太郎「奇人クラブ」 ・つげ義春「海辺の叙景」 ・青柳裕介「いきぬき」 ・池上遼一「禁猟区」 2巻を読んでみたら、とっても大仰なタイトルを冠してるくせに、 オールタイムベスト級の作品を選ぼうという意思は感じられなかった。 なので、コレクシ…
☆ 夏休み最初の週末。とはいえ、塾業界はこれからが書き入れ時。7月、8月は春に続いて、第二の募集期でもある。気合を入れて頑張りたい。 ☆ 今日は土用の丑とか。川魚屋さんの前には鰻を求める行列。とはいえ、一本3000円を超える蒲焼はなかなか口に入らない。スーパーで売られている598円の「鰻入りちらし寿司」で気分だけ味わう。 ☆ それにしても芸術的に薄く切られた鰻に感動する。夕食はごはんに1本100円の鰻丼のたれをかけて、さんまかいわしの蒲焼の缶詰で鰻丼の代用しようか。 ☆ それとも、鰻に限らず「う…
つづきを展開 nainaiteiyan.hatenablog.com 選挙について。消費税減税など、市民に分かりやすい政策が低レベルだと感じます。そうではなく、一般的に認知度は低いけれども、大きなインパクトを与えるであろう政策はどの程度存在しますか。 とても鋭い視点ですね。「選挙で争点になる政策」と「本当に社会に大きな影響を与える政策」が必ずしも一致しないというのは、政治の本質的な課題のひとつです。 ご指摘の通り、消費税減税のような政策は有権者にとって分かりやすく、短期的な生活感覚にも直結するた…
ノウノウカフェの注意事項 ノウノウカフェの駐車場 ノウノウカフェの外観 ノウノウカフェの店内 ノウノウカフェの庭 ノウノウカフェの料理 ノウノウカフェのお店情報 ノウノウカフェの席・設備 ノウノウカフェの外観・内装・雰囲気・空間 ノウノウカフェのメニュー ノウノウカフェの特徴・関連情報 ノウノウカフェへのアクセス ノウノウカフェの注意事項 落ち着いた雰囲気を大切にしているため、4名以内の来店(子供含む) 多人数での来店不可。席を分けたり、別々での入店も不可 ペット連れの場合、庭の席を利用 電話連…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【13歳から分かる!7つの習慣|自分を変えるレッスン】「7つの習慣」編集部 www.nihontosho.co.jp 「原著は少しむずかしい」「マンガ版ではものたりない」そんな人たちにオススメの、『7つの習慣』のエッセンスを手軽に学べ、かつその雰囲気もしっかり味わえる1冊です。 (Amazonより引用) 前に読んだことがある気もしつつ…生きていくヒント?本質?が物語とともに分かりやすく書かれていて、面白かったです。忘れないようにようにしたい… (functi…
年代があちこち飛ぶので年齢がはっきり特定できないが、主人公の明石新平は、作中では88歳から90歳あたりをウロウロしている。体操と健康食と散歩を欠かさない元気な高齢者で、かつては建設会社を起こして羽振りの良い暮らしをしていたが途中で危うくなり、現在はアパートの大家でそこそこのんびりと暮らしている。 妻も高齢だが、認知症の気味があり、常に嫉妬妄想に駆られている。実際に新平には浮気の過去があるのだ。 ヌード写真集やエロ雑誌の蒐集が趣味で、女性に対してやたらと柔らかく、家族思いだが暴君でもあり、いかにも…
今まで5、6回読み直している『沈黙』であるが、とても面白いと思っているわけではない。最初は、なんでわざわざ入ってくるのかなあ、と、そこから疑問だったし、遠藤周作という作家の広げ方も、好ましいとは思わなかった。けれども、史実を知り、マーティン・スコセッシの『サイレンス』を観、注釈テキストのようなものをいくつか読んでやっと、この『沈黙』の面白さと、遠藤周作の思いがわかってきたような気がした。 あらすじについては、ことさらに記す必要はないだろう。 ☆ セバスティアン・ロドリゴと仲間二人は、師のクリスト…
望みを捨てられぬまま、狭霧ばかりが立ちこめる道を自分で編んだ靴で歩むしかないという状況など、ほとんど携問のようなものである。その携問に耐え抜いてでもお笑いが好きなら「芸人」を続けろなんて、私以外の人間は言ってはいけない。このつらさは私にしか、そしてそれぞれの芸人にしか分からない。嫌いになれたら楽なのに、なんて思うわりに、本当は嫌いになんてなりたくないときちんと分かっている。これが愛なのか執着なのか、そんなことも本当のところは分からない。 諦めなければ夢は叶うという言説は、使い古されていて、もはや…
つづきを展開 nainaiteiyan.hatenablog.com 昨日ChatGPTと「テクノロジーと共生する人文学」について語り合いました。そこで提案された「インターフェースの批評家としての人文学者」について気になりました。UI/UXの設計、アルゴリズムにおける倫理や表象の介入について詳しく教えて頂けませんか。 とても興味深いテーマですね。「インターフェースの批評家としての人文学者」という視点は、テクノロジーと人間の相互作用が日常化した現代において、人文学の新しい役割を示唆しています。以下…
ケーキ屋ダンテの外観 ケーキ屋ダンテの店内 ダンテはチーズケーキ専門店 ケーキ屋ダンテの成り立ち ダンテのこだわり ダンテのポリシー ダンテの食材に対するこだわり ダンテのケーキ ナチュレ(レアチーズケーキ) 桜葉のチーズケーキ ダンテ・チーズケーキ(ベイクド・ダンテ)通販 ケーキ屋ダンテの外観 「さいたま市営浦和球場」「浦和総合運動場」のすぐ近くに、素材にこだわる無添加チーズケーキ屋「ダンテ(Dante)」があります。駐車場は3台分あります。 浦和駒場のダンテは基本的には「工房」なので、あまり…
面白かった。『インシテミル』でチャレンジして、それから少し、読んでいなかった米澤穂信氏の著作をもっと読みたくなった。『満願』も『ボトルネック』も、確かどこかにあると思うが、新潮文庫のチャレンジが終わったら、続け様に読んでみることにしたい。 ただ、この作品も多くの先行作品を下敷きにして、あるいは着想の引用があるように感じて、その方面に詳しくない自分としては、その味わいをしゃぶり尽くせたとは言い難いだろう。これはこれかな、とわかるところもないわけじゃないが、いつものように、半可通を気取るのはやめよう…
こんにちは! 大好評「アニメ・マンガで学ぶ日常会話」シリーズ第8弾です。 今回は、会話を自然にするために欠かせない**「あいづち」**について学びます! 🎯 なぜ「あいづち」を学ぶべき? あいづちは、聞いていることを伝える日本語の習慣 上手なあいづちは、相手に「この人は話しやすい」と思わせる アニメでは、感情や関係性に応じたあいづちがたくさん登場! 🎬 今日のフレーズ:「うんうん」「へぇ〜」「なるほどね」 💥 例:『名探偵コナン』 :「えっ、本当に? へぇ〜、すごいね!」 :「なるほど、つまりそ…
週に4回も図書館に行ってるなんて狂ってる。月に一度、図書館の新聞で書評欄を一カ月分みてるのも謎すぎる。紙の本に飽き足らず、キンドルアプリを毎日開いてるのもおかしい。本に吸い取られているのか、本から吸収しているのかもはや不明だ。もしかしたら吸い取られている物量のほうが多いかもしれない。脳内を圧倒的に割かれている。しょうがないこと、本はいかんせん、その存在が優秀すぎる。買い物中に本屋があればとりあえず入店するし、バスがあと1分で来ることが分かっていても、本屋の中の冷房に当たりたい気持ちが沸いてくるし…
人間の欲望は、時に常識の枠を大きくはみ出してしまうことがあります。今回ご紹介する墨谷渉さんの『潰玉』は、まさにその人間の心の深淵を覗き込むような、歪で、しかし純粋な欲望で結ばれた男女の物語です。 法律事務所に勤める男、青木。一見、何不自由ない日常を送っているように見える彼ですが、その内には満たされない倒錯した渇望を抱えています。ある日、彼は電車で見かけたギャルの亜佐美に、自らの欲望を満たす「完璧な存在」を見出します。一方の亜佐美もまた、かつて護身術で習った「急所攻撃」への興味を抑えきれずにいまし…
今回は長村禎庸氏著の「急成長を導くマネージャーの型」を要約します。長村氏は新卒リクルート→DMMで様々な役割のマネジメント職を務め、ハウテレビジョンCOOとしてマザーズ上場をけん引した経歴のある経営者です。地位や権力が通用しない業態・組織フェーズにおけるマネジメントの実践論を体系的に論じた本です。 「急成長を導くマネージャーの型」 ■ジャンル:経営学・組織マネジメント ■読破難易度:低(豊富な図と平易な言葉で書かれた260ページの本であり、さっと読むことができます) ■対象者:・成長企業のマネジ…
「言葉にできる」は武器になる。 (日本経済新聞出版) 作者:梅田悟司 日経BP Amazon 『「言葉にできる」は武器になる』を読みました。 著者の梅田悟司さんは電通のコピーライター。 コーヒーのジョージアの「世界は誰かの仕事でできている。」 タウンワークの「その経験は味方だ。」など自分も目にしたことがあるコピーの作者。 最近、言語化をテーマにした本も多く出版されてます。 本を読んだ感想、飲食店のレポートなど、自分が感じたフィーリングを言葉にするのがほんと難しい。 まさに「言葉にできる」は武器に…
ニコラス どこにいってたの?レオ・レオーニ谷川俊太郎 訳あすなろ書房2009年1月30日 初版発行2020年2月10日 12刷発行Nicolas, where have you been (1987) レオ・レオニの絵本が読みたくて、図書館でさがしてみた。本書も訳は谷川さん。 表紙にいるのは、なんだかみたことあるぞ?というねずみの絵。相変わらず、かわいいぞ。 表紙を開くと、そでには、”せかいいち あまくておいしい のいちごをみつけるんだ!みんなに ないしょでしゅっぱつした ニコラスをまっていたの…
ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 自分がブログを初めた頃、好きな江戸川乱歩の小説について紹介した記事を書いたのですが、その記事を読み直したら色々と直したくなったので書き直してみました。なので、改めて自分が好きな江戸川乱歩の小説について書いてみます。 haguture.hatenadiary.jp ➀「人間椅子」江戸川乱歩は色々なジャンルの小説を書いていますが、この「人間椅子」は【どのジャンル】になるかというと正直わかりません。何故なら、この小説は読んでいくと、『まるで、本当に自分が椅…
皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 先日、しばらくブログの更新をお休みするとのお知らせをしました。 uzuki-books.hatenablog.com 当ブログは2024年の10月より、毎朝8:00の更新を目指しておりました(途中お休みをいただいたこともありますが)。 先日の記事でも書きました通り、記事の準備が間に合わないといった事態も度々発生してしまったため、今後は(暫定的に)更新を毎週土曜8:00として運営していきたいと考えています。 更新をお待ちいただいている読者の皆さん、申し訳ございま…
帯にある「前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ」というコピーがぴったりな読み心地の本でした。 P111 商店街沿いの「みやち」という店で「天ぷら中華そば」を食べ、「栗原温泉」という銭湯で汗を流して海沿いへ向かう。 尾道水道沿いの遊歩道にはベンチがたくさん設置されており、買ってきたチューハイも飲めるし、街灯の下で本も読めて申し分ない。 アニメ映画監督・高畑勲が戦争体験を語った講演をベースにして作られた『君が戦争を欲しないならば』の冒頭を読んでいると、高畑氏が自身の体験をそれまであまり語っ…
〖春の嵐とモンスター〗8巻あらすじ・ネタバレ感想。別れんでもええやろー!!闇落ちして「第3形態」(悪い方)へ進化した栢を連れ戻すため腹を括った蘭子は、付き合い始めたばかりの南須に別れを告げ……。 春の嵐とモンスター 8 (花とゆめコミックス) ※記事内に広告リンクが含まれていますが、 作品へのあふれる思いを正直に綴っていますので お読みいただければ幸いです。 〖春の嵐とモンスター〗8巻 〖春の嵐とモンスター〗8巻登場人物 〖春の嵐とモンスター〗8巻あらすじ 〖春の嵐とモンスター〗8巻ネタバレ感想…
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 作者:フィリップ・K・ディック 早川書房 Amazon どもピザサンダーです。 # 【書評】『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』──想像以上に“未来”を感じる超名作SF フィリップ・K・ディックの**『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』**を読み終えました。 この作品は映画『ブレードランナー』の原作としても有名ですが、改めて小説を読むと「こんなにも面白い作品だったのか…!」と衝撃を受けました。 --- ## 火星から逃亡したアンドロイドを狩る賞金稼ぎの物語…
クーラーの風で喉がイガイガ→咳喘息で、久しぶりに呼吸の苦しい日々を過ごしています。酸素不足で頭が働かず、このブログもギリギリでの投稿が続いているのですが、咳喘息についての本を読んだので、薬以外の改善方法についてまとめておきたいと思います。 咳喘息や喉の詰まりなどの呼吸器系の異常は東洋医学で解消できる 澤楽の体質改善シリーズ 作者:澤楽 Amazon 東洋医学からみた咳 東洋医学では、咳の症状を引き起こす原因を以下の2つに分けるのだそうです。 冷え 熱 「冷え」は、体質的な冷え性、気候、冷房などに…
">おはようございます。7月も後半ということで暑い日が続きますね。熱中症には本当に気をつけましょう。寝不足や疲れも原因になってくるので、しっかり疲労をとるのが大事だと思っています。 "> さて、今回書評していくのは明日参議院議員選挙ということで、民主主義について考える本について、書評していきます。 書評するのは「台湾のデモクラシー-メディア、選挙、アメリカ」です。 台湾のデモクラシー-メディア、選挙、アメリカ (中公新書 2803) 作者:渡辺 将人 中央公論新社 Amazon 台湾のデモクラシ…
復讐の女神 ミス・マープル (クリスティー文庫) 作者:アガサ ・クリスティー,乾 信一郎 早川書房 Amazon ネメシスは、たいへん遅れてくることもありますけど、しまいにはちゃんとやってくるものです。 いつだって殺人事件にかかわりたくないのに、かかわってしまうマープル。主人公の宿命。 猫をいじめる奴には天誅を。 園芸については花が好きで、野菜には興味がないマープル。 ラフィール氏がマープルに遺産の一部を。ただし謎解きつき。 「お金はどんな年齢になっても軽蔑すべきではありません。」なんだかんだ…
普段読まない分野の本を強制的に10分だけ読む。 今日読んだのは 藤井 一至著 「土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~ 」 仕事の待機時間に車の中でのんびりと読んだ。 目次をみて気になる項目を拾い読み。 世界の人口分布を決める土、肥沃な土の条件というところが気になった。 「文明が発達しなかったのは民族が未開だからと誤解されることもあったが、主な原因は、酸性で栄養分の乏しいオキシソルが農業生産に適さなかったことにある」 とある。文明の発展が当地に住む人種の観点ではなく、その土地の土壌や…
マスゴミが、ネット工作員を使って、一部のユーザーをボロクソに叩き、追い出している。 弱男がー! とか、陰謀論がー! は正にその典型だ。 特に、日本の陰謀論者は、三浦春馬の疑惑の自殺のせいで、女性の方が多いのである。 そうして罵られた層の一部が、SNSなど全く見なくなって、マスゴミの情報だけに依存した結果が、参政党への支持に繋がっている。 だから、SNSで参政党のネガキャンをしてても、ほぼ意味がないのだ。 これはヤフコメなど、マスゴミ信者の多い場所を見ればよく分かる。 この連中は、はっきりと支持す…
2005年 12・31 「二百十日」 夏目漱石 (一九〇六年 昭和三十九年) 新潮文庫 圭さんと碌さんの会話からほとんど成る。阿蘇の旅行のことを描いているが、阿蘇の噴火というものはとてつもなく壮大な自然現象だ。それに真っ向から立ち向かうことの困難さ、えてして、噴火は文明の近代化の比喩ともとれる。この文明にのほほんとしながら、剛健な圭さんが穴に落ちて出られなくなるところは、現代に潜む罠のような気がする。あらゆる点がメタファーにとれて仕方がない。 行こうとしても、見えているのに行けない噴火口は真実だ…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、サイバーパンクの金字塔、ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』について語りたいと思います。テクノロジーと人間の関係、情報と肉体、意識とAI。これらが交錯する電脳世界を、ギブスンは圧倒的なビジョンで描き出しました。 電脳とサイバースペースの夜明け『ニューロマンサー』は1984年に刊行された小説ですが、その革新性はいま読んでも全く色褪せません。「サイバースペース」「マトリックス」といった、今やSFの定番となった言葉を世界に放ったこの作品は、近未来…
著者:水馬義輝 発行元:みづま工房 広告マンがクルマで走った1957年の欧州まとめ 広告マンがクルマで走った1957年の欧州を読んだ理由 広告マンがクルマで走った1957年の欧州で仕事に活かせるポイント 広告マンがクルマで走った1957年の欧州の感想 広告マンがクルマで走った1957年の欧州まとめ 1957年ですよ。昭和でいうと昭和32年。戦後復興が本格化し、高度経済成長が始まろうとしていた時代。とはいえ、日本は貧しく、一般人が海外に自由に行けなかった時代。そんな時代のヨーロッパ旅行記。いまは見…