『悪童日記』アゴタ クリストフ (著), 堀茂樹 (翻訳) 早川書房 悪童日記 作者:アゴタ クリストフ 早川書房 Amazon ラルボー書房の蜷川さんがXで「もう一度『プロジェクト・ヘイル・メアリー』みたいな没入一気読み体験がしたい」という人にお薦めの3冊を挙げていらっしゃった。 こちらがそのうちの1冊。 これはすごい。戦時中にひどい(一言で済ませられないのだけど)祖母に預けられた双子の少年たちが自分たちで生き延びるために様々なことを乗り越え、やり遂げてきたことを客観的事実のみで書き記した(と…
夏になるとスパイスをがっつり効かせたカレーが食べたくなります。 2年前のブログで紹介した印度カリー子さんの本を参考に、 今も相変わらず在宅勤務の日にはたびたびカレーを作っております。 pharmacistreading.hatenablog.jp カレーにはスパイスとにんにく、しょうがを使うのですが、 しょうがをすりおろすのが悩みの種でした。 結婚するときに実家から持ってきた「野菜万能調理器セット」に入ってる すりおろし器(プラスチックの、丸い穴がたくさん空いてるやつ)を 20年以上使ってたんで…
今回はBruceMcCarthy・MelissaAppel氏共著の「Aligned」を要約していきます。オライリー・ジャパンシリーズの1冊でプロダクト開発におけるステークホルダーとの関係性の築き方の要諦をまとめた小説仕立ての本です。プロダクトマネジメントにおける人マネジメント全般のフレームワークや優先順位の付け方などを網羅的に記述しており、ロードマップや関係性構築などの内容を重点的しており実践的な内容となっております。 「Aligned プロダクト開発におけるステークホルダーとの関係性の築き方」…
宮沢賢治キーワード図鑑/平凡社/1996 宮沢賢治は、作品の全体像を知らない人からみて、捉えどころがない。つまり、個別の作品について面白いと思って読みだしても、ファンタジーものが中心なので、全体が掴めない中読んでも読んでも、所詮ファンタジーものという感想となってしまう。ファンタジーの全貌のイメージだけでも先に知っておく必要がありそうな気がする。 そういうニーズのある人に、この本は向いている。 引用は、宮沢賢治全集からとある。 コロナブックスシリーズでは、宮沢賢治 星の図誌宮沢賢治 花の図誌宮沢賢…
プアジャパン――インフレ世界を生き抜く資本戦略 作者:橘 玲 プレジデント社 Amazon Pivotでまさかの橘玲先生が出演されてて本の事を知ったのでリクエスト。そしたらちゃんと交野市には蔵書があって感心した(でも誰も借りてなかったので、今回あんまり話題になってないのかな?)。 読んでみたけど・・・(まえがきにもあったけど)前に書かれた本のアップデート版みたいなものでしたね。いや、悪いけど小説パートとかはいらんかったかな・・(-_-;) で、前に同じような内容を知ってたお前はちゃんと行動が取れ…
好きな作家の池澤夏樹氏のCafe Impalaというサイトで、読書は「ここではないどこかへの旅」というふうに表現されていたことがある。確かに池澤氏の作品は訪れた土地の自然、そこから派生する文化を味わう作品が多いので、読書は旅なのだと思う。その言葉はしばらく私のお気に入りだった。しかし最近、私は小説を読むのは「私じゃない誰かになる」ということじゃないかと思うに至った。 村上春樹氏の最新作『夏帆』では、いつもの通り不思議な物語が展開されるが、その作品を読んでいると、現実とは違う気圧の中を、実態のない…
「法獣医学者が解き明かす動物の事件簿」 法獣医学者が解き明かす 動物の事件簿 作者:田中 亜紀 岩波書店 Amazon 法獣医学者とは、法医学者の獣医版(TVドラマ「科捜研女」のマリコの獣医版)。新しい分野。筆者はその第一人者。 筆者が法獣医学にたどりつくまでの道のりもいい。まさにライフワーク。 【メモ】 ・動物虐待は重体事件の予兆 1997年に起こった神戸連続児童殺傷事件では、犯人の中学生は人への観光の前に動物虐待を繰り返していたことが知られています。2023年2月に埼玉県内の公園や学校の校庭…
しろくまのパンツtupera tuperaブロンズ新社2012年9月25日 初版 第1刷発行2023年7月15日 第77刷発行 『大人も読みたい こどもの本 200』(BRUTUS Casa 2025年8月)で、21世紀の名作絵本、【ユーモア】のテーマで紹介されていた本。図書館で借りて読んでみた。 tupera tupera(ツペラ ツペラ)は、 亀山達也と中川敦子によるユニット。 絵本や イラストをはじめ、工作、 ワークショップ、アニメーション、 舞台や映画の美術など、 様々な分野で活躍して…
『90年代サブカルの呪い』/ ロマン優光 2019 将棋やチェスで最も価値が低い駒(歩、ポーン)をぞんざいに扱うプレイヤーは余程の戦術や戦略がない限り勝手に自滅し詰んでしまう可能性があります。 歩が飛車先を突けるのは飛車が守っているからであり、ポーンがクイーン先を突けるのはクイーンが守っているからです。 このように最も弱い駒は同等の駒や強力な駒で防衛しながら相手陣に攻めていくものです。 後期の鬼畜系サブカルでは世の中のアウトサイダーたちを駒として扱い、彼らを利用する発信者たちはその駒たちを防衛す…
目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げる作品は、新川帆立さんの『倒産続きの彼女』です。こちらは「このミステリーがすごい!」大賞受賞作である『元彼の遺言状』の続編となっています。 uzuki-books.hatenablog.com 感想 《あらすじ》 山田川村・津々井法律事務所に勤める美馬玉子は、事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識を持ちながらも、コンビを組むことになってしまう。 二人は「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理…
伊藤比呂美さんの言葉を読むと、なんだか勇気のようなものがもらえるような・・・ P93 某所で人生相談をやっていまして、毎週それに答えているうちに気がついた人生のひけつがあります。 (声をひそめて)変人です。 変人になりゃいいのです。人生、生きやすくなります。 質問してくるのはだいたい若い人なんですが、ま、よくもこう、同じ悩みをとっかえひっかえ飽きずに相談してくるかと思うほど同じ悩み。つまり、孤立している、人づきあいが苦手、自分がどうしたいのかわからない、みんなに好かれたいが好かれない、自分らしさ…
これ、誰だと思いますか? この人、他にも「現状維持」「俺は努力ということをしない」を座右の銘に挙げるとか。 「なるようにしかならない」も「夢なんて無くたって生きていけるんだよ」も、 これもこの人のモットーなのかも。 こんなのもありましたー「人間、行き当たりバッタリが一番ですよ」。 この人とは、タモリです。 『タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か? (文庫ぎんが堂)』に書いてありました。 そんなタモリさんが高田純次を見ると「不安を覚える」と言うからおもしろい。 「何を考えてるのかさっぱり分か…
アジア対アフリカ 9カ国中7カ国がグループステージで脱落したアジアだが、出足はよかった。A組の韓国がチェコに2-1で逆転勝ちしたのを皮切りに、B組のカタールはスイスと引き分け、D組のオーストラリアはトルコに勝利、F組の日本はオランダと引き分け、G組のイランはニュージーランドと引き分け、H組のサウジアラビアはウルグアイと引き分けと、6試合無敗が続いた。中国の直播吧は日本がオランダと引き分けた時点で「我们几个太强了[允悲] #亚洲球队依然不败#」(われわれは相次いで強い、アジアチーム依然不敗)と微博…
王家の紋章 50 (プリンセス・コミックス) 作者:細川智栄子あんど芙~みん 秋田書店 Amazon わたくしの胸をゆらめかす…うるわしき王よ、ひきましょうえ…。 いきなり覚醒するヒューリア。かっこいいじゃないか。 よかった。ちゃんとキャロルに恩義を感じていたのね。 スパイってこわいわー。何年も潜在してるのね。 大商人のなりすまし。娘の花嫁行列を装うケツシ将軍。 「姫君を助けたあかつきには、このわたくしが強い姫に教育してさしあげよう!」やる気満々のヒューリア(笑)。 キャロルの意志ガン無視のヒッ…
『野良猫と狼』7巻あらすじ・ネタバレ感想! 環の同級生・真幌は中学時代、狼に憧れギターを弾き始めた。だが、ある出来事をきっかけに狼を嫌悪するようになる。 一方、環は狼の過去も未来も汚さないよう、ひたすら勉強に励むが……。 真幌の心情の変化に注目の7巻をレビュー! ▶Amazonで『野良猫と狼』7巻の詳細をチェックする 『野良猫と狼』7巻概要 『野良猫と狼』7巻登場人物 『野良猫と狼』7巻あらすじ 『野良猫と狼』7巻ネタバレ感想 家の手伝いはヘタクソだが勉強ならできる! 今しか鳴らない特別な音 推…
こんにちは。り📚書評家です。 みなさまいかがお過ごしですか? 【活字を追う手元から、しあわせな記憶の香りが立ち上る。夜の読書習慣をさらに深く、そして街中での佇まいまで美しく整えてくれる練り香水「PACHET(パチェット)」はこちら】 「持って生まれた古き日本の女性は、そんな顔をするのだろうか?」 『しろがねの葉』の小説のページをめくり、暗闇の底でたくましく生き抜くひとりの女性の姿に触れたとき、わたしは強い衝撃とともに、自分がこれまで抱いていた「昔の日本の女性像」というステレオタイプがいかに浅はか…
『貧乏人の末路 5分文庫』ジョージ・オーウェル (著), 蜷川豊 (翻訳) ラルボー書房 貧乏人の末路 5分文庫 作者:ジョージ・オーウェル ラルボー書房 Amazon 訳者も書いているが、「5分文庫」とあるのに5分では絶対読めない長さ! オーウェルの肺炎での入院記録。これがまた25分文庫の『ホップ摘み日記』を彷彿とさせるリアルな感じがすごい。 とにかく汚い描写をさせたらオーウェルにかなう人はいないのではないかと思うくらいなんていうの?文学的ハードボイルドっていうの?そんなことを思った。 現代の…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、司馬遼太郎の短編『信九郎物語』について語りたいと思います。この作品、短いながらも司馬作品らしい“歴史の息づかい”と“人間の哀歓”がぎゅっと詰まっていて、読み終えたあとに静かな余韻が残る名品なんです。 『信九郎物語』の魅力『信九郎物語』は、戦国の世を生きる若武者・信九郎を主人公にした物語です。司馬遼太郎が得意とする「歴史の狭間に生きた名もなき人物」を描くスタイルが光り、派手な戦の描写よりも、信九郎という一人の青年の心の揺れや成長に焦点が当てられてい…
著者:宮島美奈 発行元:新潮社 成瀬は都を駆け抜けるまとめ 成瀬は都を駆け抜けるを読んだ理由 成瀬は都を駆け抜けるで仕事に活かせるポイント 成瀬は都を駆け抜けるから学んだことと活かせること 成瀬は都を駆け抜けるの目次 成瀬は都を駆け抜けるの感想 成瀬は都を駆け抜けるまとめ 成瀬シリーズの第3弾。第3弾も相変わらずに面白い。大学生となった成瀬が繰り広げる日常進学した京大の素晴らしさ、京都で過ごす大学生の日常もよく分かりますが、もちろん滋賀県大津についてもよくわかります。この面白さ、ずっと続いて欲し…
村上春樹さんについて調べ直した1日。作品年譜を見て、まだ読んでいない作品を把握する。 翻訳や一部のエッセイは未読だったので読む本リストに入れた。 www.waseda.jp 短編の作品一覧を自分用に作成する。すると、大幅に書き直しされている短編や、そもそも単行本に収録されていない短編があることを知る。 とりあえず講談社から出ている全作品集の短編集Ⅰを中古で購入。初期短編が徹底改稿されているとのこと。読むのが楽しみだ。 【中古】 村上春樹全作品 1979〜1989(3) 短編集I/村上春樹(著者)…
★ジャンプ公式が33号が手に入らなかった読者への謝罪と、ジャンプストアにて33号の受注生産の受付を開始すると発表しました。 www.shonenjump.com
こんばんは、ことりです。 やっと一週間が終わりますね~ みなさんお疲れ様です🐦 通常業務に加え、新しい業務のテストを 日曜日から毎日数件スタートすることになり ドキドキしながら勉強のラストスパートに入っている私です😂 そしてそんなドキドキのタイミングで 明日から息子の夏休みがスタート! 平日は仕事で 多分どこにも連れて行ってあげられないだろうことが 申し訳ないなと思いつつ どうにかやりくりして午後から少しでも 気分転換に出かけたりできる日を作りたいなと思っています。 あとはもう週末頼み! 明日か…
こんにちは、中野祐治です。 今回はYouTubeでもお話しした、「断られること」と「鋼メンタル」についてお伝えします。 ※対象の動画はこちらです! 営業でも、起業でも、なかなか結果が出ない人には共通点があります。 それは、能力が足りないことではありません。 断られることを必要以上に怖がって、行動量が止まってしまうことです。 でも実は、営業成績も年収も、断られた数に比例します。 これは根性論ではありません。 結果を出している人ほど、人より多く挑戦して、人より多く断られて、その中で改善を重ねてきただ…
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は、ロシア語通訳として活躍した米原万里さんが、1960年代にプラハのソビエト学校でともに過ごした三人の親友を、30年後の激動の東欧で探し出していくノンフィクションです。 「プラハの春」や「ユーゴスラビア紛争」など、東欧を揺るがした歴史の荒波が、少女時代の親友たちの人生をどのように変えていったのかが描かれています。 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』はどんな作品? 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は、ロシア語通訳として活躍した米原万里さんによるノンフィクション作品です…
ちょっとDMMで見始めた(昔深夜に見た覚えはあるが)「頭文字D」が面白い👍 私は車両自体には全く興味が無い! 移動する秘密基地みたいなキャンパーには多少興味あるが、(キャンプには興味無い) 普通に4輪で駆動できて見た目変じゃなければ何でも良い感じである。 また、当然ながら(?)運転にも全然興味が無い。 前職で営業としてかなりの時間運転していたせいもあり、むしろ嫌いかもしれない。 (間違いなく社内業務時間中の時間に追われる状況下での運転は大っ嫌いだった) 同僚には「運転」は気晴らしになる~みたいな…
『増補新版 貨幣の日本史』 www.amazon.co.jp 地元の図書館で新刊案内登録している。 定期に届くメールから「おもしろそう」と思ったので。 初版は1997年。その翌年に富本銭の出土が発表されたのだとか。 確かに、私が歴史の授業で習った時は和同開珎が日本最古の貨幣だった。 「今は富本銭だよ!」と何かの時に言われ、「えっ!そうなの。(そういえばそういう新聞記事を読んだったけ~」と思ったなぁ。 だから、この部分がかなり加筆されているそうな。 そして、富本銭は通貨というよりはお守りというかお…
https://youtu.be/mSwsShAGCLY 読書する時間を作るには、寝るな、Wi-Fiを解約しろ、など色々とネタを挙げているが、2つは実用的ではないかと思った。それは〈本から手を離すな〉〈友達付き合いをやめろ〉の2つ。 読書が習慣の人間は、読む時間と気力があるか不明でも1冊は常に持ち歩いている。東大クイズ王の伊沢拓司も、旅行の時には結果的に読まない事になるのはわかっていても本を数冊は鞄に押し込むと言っている。 https://youtu.be/2nuOh0JDdZc 自分は、逆に外…
あっという間に7月。 小学生はそろそろ夏休みに入る頃。 親としては、「長い休みをどう過ごしたらいいのやら…」と頭を悩ませる時期がやってきます。 特に昨今の夏休みは暑い日が続き、家で過ごす時間も増えますよね。 今回は、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる本を、 「遊ぶ」「学ぶ」「夢中になる」の3タイプに分けてご紹介します。 こんな人におすすめ 大人も子どもも一緒に楽しめる本を探している 夏休みに家で過ごす時間を充実させたい 子どもが夢中になれる本を知りたい 遊ぶ|「ミッケ!」シリーズ【低学年~】 …
☆ 小中学校が終業式。解放感いっぱいの中学生たちが、昼下がりから街にあふれていた。事故なく、夏休みを満喫してほしいものだ。 ☆ 学校が休みになれば忙しくなるのが学習塾。今年は反応が鈍いものの、それでも塾生はやってくる。朝の9時から正午まで。昼はいったん休憩して、3時半からレギュラーの授業。今年も、あっという間に夏が終わってしまいそうだ。 ☆ そして、夏が終われば、また受験。 ★ 時間がなかったので、今日は桐野夏生さんの「デンジャラス」(中公文庫)から冒頭部分だけ読んだ。 ★ 文豪、谷崎潤一郎を囲…
こんにちは。り📚書評家です。 みなさまいかがお過ごしですか? 【活字を追う手元から、しあわせな記憶の香りが立ち上る。夜の読書習慣をさらに深く、そして街中での佇まいまで美しく整えてくれる練り香水「PACHET(パチェット)」はこちら】 先日、新潟県糸魚川市にある静かな古民家で一人宿泊をする機会がありました。 コンテンポラリーダンスの激しいリハーサルと、深夜まで及ぶ執筆作業で心身ともにすり減っていたわたしは、ただ日常のノイズから離れ、ひたすらに活字のなかに沈み込む「読書泊」をしたかったのです。 そこ…
概要 構成 ポイント 十分の一税 未来の課税 感想 概要 タイトル:税金の世界史 著者 :ドミニク・フリスビー 訳者 :中島由華 誰しも関わりのある税、古代から社会の運営に深く関わっている税の歴史について語られています。 これまでの歴史上に存在した、現在ではおかしいと思われるような税の解説や税金の将来像の予測などもされています。 古代より、文明には税がつきものだった。人類最古の文明であるメソポタミア文明にも一種の税があった。世界中の主要な宗教にしても、信徒から金を集める仕組みをそれぞれに有した。…
本稿は、現代の自由意志論争における主要な対立軸を、ロバート・サポルスキー、グレッグ・カルーゾー(ハード決定論)、およびダニエル・デネット(両立論)の議論を中心に整理したものである。 分析の結果、現代の論争は単なる「自由意志の有無」を巡る形而上学的な対立に留まらず、以下の3つの本質的な相違を内包していることが明らかになった。 説明の水準の相違: 世界の構成原理(基礎条件)を問うのか、それとも社会的な概念の運用を問うのかという「問いの位置」のずれ。 理論と社会のベクトル: 理論に合わせて社会を再設計…
トルストイが、歴史上の偉大な人物が歴史を動かしてきたという見解を退けたがっていたことは散々本書で語られているのだが、そのことは物語のつくりにもよく現れていることに気づいた。なにせ群像劇の形式を取っているし、登場人物もべらぼうに多い。誰か特定の人だけが物語を動かしているのだという思考体系とはほど遠い。 加えて、運命はあらかじめ決められているのだという決定論的立場に立つ歴史観にも否定的だ。 例えば主要人物であるピエールの身に起こる数々の出来事は、事前にプロットされたものとは思えないような様相となって…
60代の女性におすすめの実用書7選|これからの人生をもっと豊かにする一冊 60代は、これまでの人生を振り返りながら、新しい楽しみや生きがいを見つける大切な時期です。 仕事を退職した方や、子育てが一段落した方も多く、自分自身の時間を持てるようになる一方で、健康やお金、将来への不安を感じることもあるかもしれません。 そんなときに役立つのが実用書です。 実用書には、暮らしを快適にする知識や人生を前向きに楽しむためのヒントが数多く詰まっています。 今回は、60代の女性におすすめしたい実用書をご紹介します…
東京駅の設計者である辰野金吾。彼の師匠であるジョサイア・コンドルは「日本の近代建築の父」と呼ばれる人です。明治時代にお雇い外国人として、イギリスから日本に招聘され、工部大学校の教授をしながら、かの有名な”鹿鳴館”をつくりました。そんな彼がどのような生涯をおくったのか。 前回に引き続き、『鹿鳴館を創った男』という本を拝読しましたので、勉強になったところなどを綴っていきたいと思います。 どんな本? 第二章 日本でのジョサイア・コンドル 感想 よもやま話 どんな本? 明治のイギリス人お雇い建築家で、日…
表紙は闇医者、芳野(よしの)。 246に続いてるかもしれない。 割と重要なシーン。 美濃芳野 前作246では、殺し屋女子高生イマリの保護者。 「芳野姉さん」と懐かれている闇医者として登場。 過去に当たるこの016で、拉致られた芳野。 ガキンチョのイマリとサキは救出に向かい、拉致った敵を瞬殺。 助けた事を褒めて欲しそうなイマリ。 そんなイマリに、なぜか芳野はゲンコツをお見舞いする…。 呪い 芳野は 「イマリみたいに、ちっちゃいのが殺しまくった結果が素直に喜べない」 と諭す。 これを聞いたサキは内心…
家にあったヴィヴァルディの協奏曲集「調和の霊感」というCDに目がとまりました。聴いてみましたらとても気に入りこのところリピートしていました。 無意識下に抑え込まれた感情を掘り起こされるようなこの感覚はどこから?ヴィヴァルディについてもっと知りたくなったタイミングで「ヴィヴァルディと私」を上映していましたので観て来ました。 抑圧的な時代に音楽として昇華されたであろう感情を浴びてしまい涙が止まらず。出掛けたのは梅雨の晴れ間の蒸し暑い日。夏の陽の気に照らされ映画からも感情が炙り出されるようでした。 1…
前回読んだ本が結構難しかったので、今度は少し気楽に読める本を読もうと決意。まだ読んでない本が何冊もあるのに、貸出予約を入れていた本が2冊到着しているので、受け取りに来てくださいと、図書館からのメールが…今借りている本の貸出期限までまだ少し時間はあるものの、やや焦っていますwfumikko-money.hatenadiary.jp 今回読んだのはこちらの一冊。香りをかぐという最強の健康法 [ 財満信宏 ]価格: 1650 円楽天で詳細を見るかつて母の影響でアロマに興味を持ち、アロマテラピー検定2級…
今回読んだ本はこれ。 『英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか?』 英語の階級 執事は「上流の英語」を話すのか? (講談社選書メチエ) 作者:新井潤美 講談社 Amazon ここしばらく、話者の地域や階級による英語の差について調べている。 本書は大学の英文学の講義のような雰囲気で、さまざまな小説や映画の例を出しながら、英国のクラスごとの話し方を掘り下げていく。リーダビリティが高くて、1 ~ 2 時間でサクッと読めてしまった。 万人にお勧めできる内容を1つ挙げるとすると、英語の敬称に関する知識…
新潮文庫から出版されている三島由紀夫の「葉隠入門」には、親切に『「葉隠」名言抄』が添えられています。 その中に、このような一文が載っていました。 人の盛衰は、しょせん運命である 共感するような、しないような なぜか非常に魅力的な文章に感じました。 今回は、この一文について、私自身が思う感想をまとめました。 ぜひ、読んでください。 1.人の盛衰は本当に自分で決められるのか 2.未来は予測できないからこそ今を生きる意味 3.成功と失敗で善悪は決まらない理由 4.社会はなぜ成功者ばかり評価するのか 5…
90日間チャレンジ継続中の私です。 さて今日のワークは 「相手を深く知る」 さてさて内容は… "自分が好意を抱いて尊敬する人の中身を考えてみる"か… 私が魅力を感じる人かー んー と試しに数人あげてみた結果… 共通点が浮かび上がってきた 大事な部分だけ抑え(且つ、その姿を見せず) ふわふわしていて穏やかな人である 非常に魅力を感じる 逆に魅力を感じない人を考えてみた 自分の中で確立したものがあるみたいな雰囲気や 剥き出しの自信がある人には危うさを感じてしまう 自信がある人が魅力的に映るのは知って…
気分転換に読んでいる大沢在昌さんの小説ですが、このところ「ボディガード・キリシリーズ」に手を伸ばしています。 かなり以前、いつも聴いている大竹まことさんのpodcast番組でもゲスト出演していた大沢さんご本人が紹介していました。 ちなみにこのシリーズ、いままで、第1作目「獣眼」、第2作目「爆身」を読んでみたのですが、満足感は “1勝1敗” といったところでした。そこで、このシリーズ最新作で決着をつけようと手に取った次第です。 エンターテインメント小説ですからネタバレになるとまずいので具体的な内容…
poorpp.hatenablog.com 夢の追加① - 貧乏父さんの備忘録 からの続き ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ライフスタイル ランキング参加中漫画ブログ ランキング参加中育児・子育て
交番相談員百目鬼巴(長岡弘樹/文藝春秋) この作品の際立った特徴は、「交番相談員」を主人公に据えている点だ。 主人公の百目鬼巴(どうめきともえ)は、警察を定年退職した後、非常勤の交番相談員として働く女性。警察のさまざまな部署を経験し、その知識と能力を買われて未解決事件の捜査にも誘われたが、彼女はそれを断っている。理由は「ものごとをほじくり返すと、ろくなことがないから」。 物語は、百目鬼さんではなく、同じ交番に勤務する若い警察官の視点で語られる。語り手の周辺で起こる事件の真相を、百目鬼さんはさりげ…