トピック一覧

読書・マンガ

贅沢な貧しさ(読書の繰言:戻らぬ日々 3)

あの幸福な一日 (1982年ころ) ほお、「読書に必要なモノは何か」をお尋ねですか? うーん、あえて言えば「本」ですかね。えっ、なにかご不満で? 実は数年前にKindle Fireを格安で手に入れたので、Amazonが思い出したように開催する「お試しキャンペーン」で無料本を読む機会も増えたけど、Kindleで読むと満足感がいま一つ得られない。そこはジジイの悲しき限界なのでしょうなぁ、やっぱり「紙の本」が読みたいんですわ。 「だ・か・らっ!」、はいはい分かりました、読書に必要なモノは「時間」と「体…

『大きく考える魔法』|思考の大きさが人生を決める

『大きく考える魔法』は、成功に必要なのは才能や環境ではなく、「思考の大きさ」であると説く一冊です。 自分には無理だと思うか。それともできると考えるか。 その違いが行動を変え、結果を変えていく。 本書は、その考え方を具体的に整理しています。 ↓Amazonはこちらから↓ 完訳版 大きく考える魔法 ――人生を成功に導く実践ガイド 作者:デイヴィッド・J・シュワルツ パンローリング株式会社 Amazon ↓楽天はこちらから↓ 大きく考える魔法完訳版 [ デイヴィッド・J.シュワルツ ]価格: 1980…

本に影響を受けすぎる!憑依型読書人

自分は本に影響を受けすぎる。と言っても、自己啓発本とかそういう類の本ではなく、小説・文学の中で描かれる登場人物の考え方に対してであり、影響を受けすぎるというのは、単に感動することだけではなく、「私もこう生きる!!!」となってしまう状態だ。これは、あんまり良くないんじゃないかと思っている。 どうしてこうなってしまうのか、私にはいくつか思い当たる点があるので書き出してみる。 ・登場人物に憑依するように本を読む ・客観視できない ・感受性が豊かすぎる ・読み終わった後も憑依が抜けない ・自他の境界が曖…

人間関係を克服するということ

人間関係を克服する道は、たやすいものではありません。人の心は移ろい、気の流れもまた揺れ続けるからです。 けれど、もし本気で関係をよくしたいと願うなら、尊敬する先輩に相談するという行為は、決してムダではありません。 それは、あなたが孤独な思考の殻を破り、外の気とつながろうとした“勇気の一歩”なのです。 悩みを抱え込むほど、人の視野は狭くなり、自分の気が自分を締めつけてしまいます。しかし、誰かに言葉を託した瞬間、その気は外へ流れ、心に余白が生まれます。 その余白こそが、関係を見つめ直し、前へ進むため…

【感想】綾辻行人『迷路館の殺人』(講談社文庫)

綾辻行人『迷路館の殺人』(講談社文庫)の感想になります。 ※ネタバレを含みます※ 綾辻行人『迷路館の殺人』(講談社文庫) 犯人は誰なのか、作者は誰なのか、また中村青司の建てた「迷路館」の仕掛けとは。 あらすじ 綾辻行人『迷路館の殺人』(講談社文庫) 迷路館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) 作者:綾辻行人 講談社 Amazon 犯人は誰なのか、作者は誰なのか、また中村青司の建てた「迷路館」の仕掛けとは。 あらすじ 奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた4人の作家たちは莫大な“賞…

『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』全話読了|笑って、泣いて、考えさせられた【漫画感想】

記事内に広告を含みます。 感想 好きなキャラ 別章 アンボックス 警察について まとめ 『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』を全話読了。 ハコヅメ~交番女子の逆襲~(1) (モーニングコミックス) 作者:泰三子 講談社 Amazon コメディであり、ミステリーであり、サスペンスでもある作品。 ドラマ化・アニメ化されていたので、 「とりあえず原作から見てみるか」くらいの軽い気持ちで読み始めたけど、 気づいたら最後まで一気に読んでいた。 以下、微ネタバレ注意。

明日は母と美術館♪

こんにちは、作業所・ばらえんの仕事が終わりました。 午後から聴覚過敏が軽く出たのですが、明日お出掛けするのでそれを楽しみに頑張りました。 私は、小説の文字起こしの仕事をしています。 元々読書が好きだったうえに、学生時代ろくに勉強出来ず人とも関われず、やり残した感が消えない、人との繋がりに飢えた私にはぴったりな仕事なんです。 語彙や表現、その時代の常識、他人の人生観、時代背景、常識などを学べる素晴らしく楽しいこの仕事に巡りあえて、私はいま本当に幸せです。 (もちろん、調子は安定していないのですが……

【40日目:-25.2kg】作り置きがなくなりました

体重推移 体脂肪率推移 今日食べたもの 合計 今日の運動 今日の一言 体重推移 ピンクの日付は排便あり 赤字は前日より数値が増えた ★は生理日 ★開始時:99.3kg 日付 体重 前日比 合計 前日 75.0kg -0.2kg -24.3kg 04/19 74.9kg -0.1kg -24.4kg 04/20 74.8kg -0.1kg -24.5kg 04/21 74.6kg -0.2kg -24.7kg 04/22 73.9kg -0.7kg -25.4kg 04/23 74.1kg +0.…

稲盛・松下・寺島・佐藤などそろそろ著書を読んでもいいかもと思った件

経営の神様と言われる稲盛和夫氏による日本航空の経営再建について,2026/4/22のフジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリー経営破綻したJALが奇跡の復活!一体何が」を視た。ストーリー仕立てで分かりやすく紹介されていた。 稲盛氏といえば,筆者は京セラの社長時代に社会人デビューし,その後,個人的にはケータイをPHSからガラケーに変える際にauを選んだときにKDDIの創業に関わったことを認識していた程度である。auの8型タブレットを持った際に,その液晶パネルが京セラ製,つまり日本製だということがなん…

雨音

どなたもいらっしゃらないかと思う雨の日。意外とそうでもなく有り難く感じます。雨と本屋さんは相性がいいのでしょうか。雨音と共に穏やかな時間が流れます。こんな日のおすすめはやはり「雨音を、聴きながら。」ですかね。 雨音を、聴きながら。 雨のアンソロジー (だいわ文庫) [ 阿川佐和子 他 ]価格: 880 円楽天で詳細を見る 「雨音を、聴きながら。雨のアンソロジー」 読書空間 ひつじ日和

五十嵐貴久『炎の塔』

「消防士・神谷夏美シリーズ」の第一作。『タワーリング・インフェルノ』にインスパイアされたという、超高層ビル火災をテーマとしたパニック小説。文庫版で500ページを超えるが、読みやすいので一気読みできる。「誤発注された塩酸」「恐竜化石展」「客寄せのビキニ美女水槽」といった材料(伏線)が見事に活用される展開は見事。ただ、全体として(特に前半)、ひまひとつ緊迫感がなかった。建物構造等が把握しづらかったり、死亡シーンがあっさりしてるためか? ビルのオーナー社長が火災発生をひたすら否定しつづけるのも、違和感…

【雑記】私は趣味人 読書編

自己紹介 書を読む 自己紹介 こんにちは。恐らくほとんどの人は初めまして。サドル・ドーナツと申します。今更ながら自己紹介をしていきたいと思います。 好きな食べ物は餃子。特に『みよしの*1』の餃子定食が好き。 大体20代後半くらいのアラサーです。 しし座です。 物心ついたころには『仮面ライダー龍騎』がやってました。 名前の由来。サドルにブロッコリーって聞いたことあるけども、サドル・ブロッコリーはそのまんますぎるし、語感が好きじゃないので、じゃあドーナツにしようと思ったのが由来です。今考えるとサドル…

【39日目:-25.4kg】寝込んでいました

体重推移 体脂肪率推移 朝ごはん 昼ご飯 夜ごはん おやつ 夜食 合計 今日の運動 今日の一言 体重推移 ピンクの日付は排便あり 赤字は前日より数値が増えた ★は生理日 ★開始時:99.3kg 日付 体重 前日比 合計 前日 75.0kg -0.2kg -24.3kg 04/19 74.9kg -0.1kg -24.4kg 04/20 74.8kg -0.1kg -24.5kg 04/21 74.6kg -0.2kg -24.7kg 04/22 73.9kg -0.7kg -25.4kg 04/…

朝井リョウ「イン・ザ・メガチャーチ」その2

★ 朝井リョウさんの「イン・ザ・メガチャーチ」(日本経済新聞出版)を193ページまで読み進めた。 ★ 第7章「久保田慶彦」は圧巻だった。 ★ 久保田はかつて音楽業界で力を発揮していたが、時流から外れ、今は管理部門の事務仕事に追いやられていた。そんな彼にかつての同僚が声をかける。 ★ 橋本というその人物は、久保田とは違い、今や売れっ子プロデューサー。公開オーディション形式で選ばれた男性アイドルたちでグループをつくり、売り出したたいので手伝ってほしいという。 ★ 表舞台で活躍したいと願っていた久保田…

【📚読書記録|11】おしごとそうだんセンター・ヨシタケシンスケ|生き抜くためのごはんの作り方悩みに効く16人のレシピ|わたしのげぼく・上野そら:くまくら珠美

【おしごとそうだんセンター】ヨシタケシンスケ 仕事しなきゃな…仕事したいな…仕事…どうしたらいいかな…と思ってる時に見つけた本です。 『何かをえらぶときの、「なんとなくこっちかな」とか「なんかちがうな」っていうきもちは、けっこう当たるのよ。』(本文より引用) おしごとそうだんセンター (集英社単行本)作者:ヨシタケシンスケ集英社Amazon ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【生き抜くためのごはんの作り方悩みに効く16人のレシピ】 多感な時期の子どものため?のレシピ・エッセイ本だけれど、大人…

手元におきたい本

ワタシの唯一の趣味は読書。けれど、ほしい本をいつでもポンポンと買えるほどの収入がないので、著者の方々には大変申し訳ないと思いつつ、図書館で借りてただで読ませてもらっている。 それでも、借りた本を読んだ後、これはどうしても手元に置いておきたいと思う本に出会うことがある。そのときはケチケチすることなく買おうと決めている。再び読むために買うというよりも、こんなすばらしい本を書いてくれて本当にありがとうございますという感謝の気持ちみたいなものだ。 先日もそんな本に出会ったばかりだった。柚木麻子さんの「B…

【クジャクヤママユ】「少年の日の思い出」解説【ヘルマン・ヘッセ】

「そうか、そうか、つまりきみはそんなやつなんだな」 あらすじ 章立て表作り 子供時代の思い出 大人から見る「少年の日の思い出」 あらすじ 友人が、少年だった頃の思い出を語ります。 友人(以下、主人公と呼称)は、10歳頃、蝶集めにハマっていました。 隣の家にエーミールという身なりの良い子供がいたのですが、珍しい蝶を見せると、保存状態にケチをつけられ、嫌な気持ちになります。 それから後のこと、珍しい蝶であるクジャクヤママユを、エーミールが持っていることを知ります。主人公は、自分のモノにしたくて、エー…

真珠湾の日ー半藤一利

(2021年11月13日投稿) 評価5(5段階評価) 再読(前回2019年4月14日)。 1941年(昭和16年)12月8日午前3時25分、日本軍九九式艦爆機の爆弾投下によって真珠湾攻撃は開始された。それは11月26日に択捉島単冠湾を出港した日本海軍機動部隊の奇襲攻撃だった。日本人にとって太平洋戦争開戦とはなんだったのかを冷静に解き明かす傑作! 開戦までの日米の虚々実々の駆け引き、御前会議へ向けての陸海軍の思惑、開戦当日の様子を日本国内、ワシントン、ホノルル、マレー半島に追った複合的視点がすばら…

声に出して読みたい日本語、竜破斬の詠唱です

黄昏よりも昏きもの 血の流れより紅きもの 時の流れに埋れし 偉大な汝の名において 我ここに 闇に誓わん 我等が前に立ち塞がりし すべての愚かなるものに 我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを! アニメ「スレイヤーズ」に登場します。詠唱で力を溜めてからの極大攻撃、なんと格好いいこと!子供のころ、何度も聞いてなんとか覚えましたよ。キャラクターも声優も良く、本気でアニメ好きになった起点です。 www.kadokawa.co.jp

読書が好きって、自分のことが好きなんだな。

本を一冊読み始めるだけで、頭の中で感じることが増えるなぁと思う。文字から受ける口調や思想、空気感。影響を受けたいときに自分にとっては手軽である。今じゃ、紙の本から活字を読むなんてことはコスパが悪いからやらない、という人も多くなっているのだろう。読むための時間を取ることから始まり、集中して文字を何度も読み直したりしていることや、長文を自分で頭の中でまとめて理解して行く作業は、かなり贅沢になっているよな。しかも、本を買うとなると、それなりにお金も必要となって来る。まぁ、自分は数年前の古い物を読むので…

【感想】『ABC殺人事件』は読みやすい本格ミステリー|初心者にもおすすめの一冊

『ABC殺人事件』(アガサ・クリスティーの小説)の感想レビュー。テンポよく進む連続殺人事件と、わかりやすい謎解きが魅力の本格ミステリー。海外ミステリー初心者にもおすすめの一冊です。 海外ミステリーを読んでみたいと思ったとき、まず手に取りやすい作品があります。 『ABC殺人事件』は、読みやすさと面白さのバランスがよく、初めての一冊としてもぴったりの作品でした。 『ABC殺人事件』はどんな作品? 『ABC殺人事件』は、アガサ・クリスティ作品でお馴染みの名探偵、エルキュール・ポワロが、連続殺人事件の謎…

【書評】『アメリカの大学生が学んでいる本物の教養』|「頭がいい」より「考えられる人」になるための一冊

本ページはプロモーションが含まれています アメリカの大学生が学んでいる本物の教養 (SB新書) 作者:斉藤 淳 SBクリエイティブ Amazon 「毎日忙しく働いているのに、なんだか表面を流れているだけな気がする」「知識は増えているはずなのに、自分の言葉で語れていない」——そんなもどかしさを感じたことはないでしょうか。情報があふれる時代だからこそ、「何を知っているか」より「どう考えるか」が問われる場面が増えてきているように思います。 そんな方にぜひ手に取ってほしい一冊があります。『アメリカの大学…

『国宝』上

吉田 修一 著 「絵巻物語」っぽいというか、 「無声映画(活動写真)」が流れていて 弁士が解説してくれている、みたいな印象がありました。 そういえば、 映画では意味のわからない単語があったのですが、 『知恵泉』で人形浄瑠璃 『ビストロボイス』で歌舞伎 『爛漫ドレスコードレス』で着物 とかをみていたおかげでつながりました。 「歌舞伎」を一文字ずつ語源を調べると、 人が口をあけて大きな声を出す 装飾のある袖をつけてまう(おどる) 古語の「かぶく(傾く)」異風で派手な身なり・常軌を逸したふるまい ざっ…

「なんで人は青を作ったの?」

「なんで人は青を作ったの?」 なんで人は青を作ったの?―青色の歴史を探る旅 (13歳からの考古学) 作者:谷口 陽子,髙橋 香里 新泉社 Amazon 思いがけず良い作品だった。実験が続くので退屈する部分もあったが、研究者の世界に触れられたのが良かった。テーマが歴史・絵画・化学にまたがっていたのも新鮮だった。 本書を読んで初めて知ったが、自然界には「青色色素」は存在しないらしい。絵画の青は人類が化学反応を使って人工的に作ったもので、時間が経つと灰色などに変色するものも多いとのこと。時間が経っても…

世界一遅いタイムでゴール。記録はなんと「54年」!?

こんにちは、やってミタオと申します。 今回は、​金栗四三 (学習まんが人物館 日本 小学館版 28) を読んでミタのでご紹介。 リンク 前回、青学の本を読んでいたら思い出した伝説のランナー、金栗四三(かなくり しそう)さん。 yattemitao.hatenablog.com 知ってました?オリンピックの歴史で、半世紀かけてゴールした男がいるって。​失礼ながら、私、最近まで金栗四三というお名前すら存じ上げませんでした。何ですか、この「走る情熱」の塊みたいな人は。 ​簡単に説明すると、「日本マラソ…

『言語化するための小説思考』 by 小川哲

言語化するための小説思考小川哲講談社 2025年10月21日 第1刷発行*「群像」2024年7月号~2025年6月号(書籍化にあたり「小説を探しにいく」を改題)。 新聞、雑誌、いくつかのメディアで取り上げらえていて、ちょっと面白そうだと思った。私は「言語化する」というよりも「小説思考」という言葉が気になった。小川哲さんの本は読んだことがないし、どういう人だかしらないのだけれど、気になったので図書館で借りて読んでみた。予約してから、順番がまわってくるまで数か月待った。 表紙のにょろにょろは、よく見…

4月24日販売マンガ:「百姓貴族(9)アニメ3rd Season DVD付き 特装版」他

4月24日販売マンガ 「百姓貴族(9)アニメ3rd Season DVD付き 特装版」他 4月24日販売マンガ 百姓貴族(9)アニメ3rd Season DVD付き 特装版 [ 荒川 弘 ] 楽天で購入 【楽天ブックス限定特典】今から、親友やめようか。~腐れ縁同僚は甘い快楽で私を壊す~ 1(描きおろしペーパー) (プティルハニーコミックス プティルハニーコミックス CMPTH40) [ につやまにつこ ] 楽天で購入 STAYGOLD それから。(4) (on BLUE COMICS) [ 秀 …

崖っぷちの老舗バレエ団に密着取材したらヤバかった

谷桃子バレエ団のYouTubeを担当していたディレクターさんの本、興味深く読みました。 P131 「動画の方向性を変えられませんか?」 配信開始から3ヶ月。 公開した動画本数は20本近く。 総再生回数も300万回超え。 次回公演のチケットも完売。 そんな中で、バレエ団の運営会社から動画公開の「ストップ」が入った。次々とくるネガティブコメントにいよいよ耐えられなくなったのだ。 ・・・ バレエ団の希望は要するに、王道のバレエドキュメンタリー、アスリートとしての真正面からの物語を作ってほしいというもの…

もうすぐ終わる世界を生きる 小説『終末のフール』を訪ねる

本日の読書 表紙は雲の多い青空と砂浜と海。砂浜を歩く人達。終末を乗り越えて生き延びた人たちなのか。それとも天国へ辿り着いた人たちなのか。 タイトル:終末のフール 作者:伊坂 幸太郎(いさか こうたろう) 本日の読書 世界滅亡まであと3年 諦めた雰囲気漂う世界 終末にもいろいろある 世界滅亡まであと3年 あと3年で、小惑星が衝突し、世界は終末を迎える。 もうすぐ終わるこの世界で ある親子は、仲直りできずにいた。 ある夫婦は、念願かなって子を授かった。 ある兄弟は、復讐を始めた。 …のこり短い命の世…

動物たちのおしゃべり

今回は、「動物たちは何をしゃべっているのか?」(2023年)を読みました。 動物たちは何をしゃべっているのか? (WPB eBooks) 作者:山極寿一,鈴木俊貴 集英社 Amazon ゴリラ研究者とシジュウカラ研究者との対談で、すごく面白かったのでまとめたいと思います。 シジュウカラの文法 シジュウカラは、見つけた天敵の種類によって鳴き声が違うのだそうです。ヘビなら「ジャージャー」、タカなら「ヒヒヒ」。そして、枝にひもを付けて木の幹沿いに引き上げながら「ジャージャー」を聞かせると、木の枝をヘビ…

東アジアスポーツ史 野球④

WBCとプレミア12(承前) WBCとプレミア12の順位 2013年3月の第3回WBC開幕前には、中央日報は日韓戦を「宿敵同士の戦争」と称し、読者の反日感情をかき立てた。 https://japanese.joins.com/JArticle/168718?sectcode=620&servcode=600 <WBC>注目される“宿敵同士の戦争” [中央日報 2013-02-23] ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は野球ファンにとって最高の祭りである同時に戦争だ。特に歴史的・政治的に…

1984|第二部 2章2|「黄金の国」の再現と文明の抹殺

「これ、どこで手に入れたんだ?」「闇市よ」ジュリアは事もなげに言った。「私、見かけによらずそういう女なの。スポーツも得意だし、スパイ団では班長をやってた。今は週に三晩、ジュニア反セックス連盟のボランティアをして、ロンドン中にあの忌々しいポスターを貼りまくってる。行進の時はいつも旗の端を持って、誰よりも楽しそうに、何一つサボらずにね。群衆と一緒に叫ぶ。それが安全に生き残る唯一の方法よ」 チョコレートの最初の一片が、ウィンストンの舌の上で溶けた。その味は陶酔するほど見事だった。だが、意識の隅ではまだ…

女子グループ、母子関係、難しそうだなー |『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』辻村深月

皆さんこんにちは。 大学生になった娘が服に苦慮しています。服がない。コーディネートが分からないと。 思い返すこと30余年前、私にもそういう時代がありました。これまで制服で、着たきり雀でも良かったわけです。しかし、キャンパスには女子がいる(それまで6年間男子校)! 変な恰好できない! というかモてたい! そんな心境でした。 私の場合、地方から出てきた服飾大好きな友人がおり、まだ全国区ではなかったユナイテッドアローズやビームズの本店、その他諸々のセレクトショップを彼から教えてもらい、そこのセール品だ…

左足

昭和を彩った歌たち:みんな夢の中 続・マイ・ラスト・ソング 久世光彦

文春文庫 2003年 あなたは人生の幕を閉じるとき、どんな歌が 聴きたいですか? をテーマに書かれていく。 「諸君!」という雑誌に書き継がれたエッセイ 群。昭和の歌がたくさんのっているのだが、BS では今頃では、逆に昔のが放送されていたりす るので、意外と知っていたりする。ぼくは、 改めて思ったのは、神風特攻隊にしろ、皇軍して 亡くなった方たちにしろ、その気持ちは美しかった、 と言う事だ。その心の透明度といおうか、純粋な 気持ちは今の人には決して持ちようの出来ない 気持ちだ。そこから、生れ出た歌…

プチ感想・レビュー#438【Colori Colore Creare】8巻

※引用:「Colori Colore Creare」8巻より 「Colori Colore Creare」8巻のプチ感想・レビューです。 感想は読書メーターで書いた文章になります。 興味を持ってもらえると嬉しいです。 寿こと - 読書メーター (bookmeter.com) 感想 夏服良いですね。 涼しさを感じます。 思い立ったが吉日のサプライズ里帰りでジーノに駆け寄るあかさん可愛い。 浮き風鈴の不思議空間は、どんな音色がするのだろうか。 そして相変わらずの唐突なホラー展開。 静かに少しずつ変わ…

【読書】(漫画)「転生ラスボス魔女は毒ポーションで薬屋を始める。」

転生ラスボス魔女は毒ポーションで薬屋を始める。 1 (花とゆめコミックススペシャル) 作者:羽野ちせ 白泉社 Amazon すごい魔女(ラスボス)に異世界転生した女子のお話。 将来の勇者と戦ってる最中に前世を思い出して、ラスボスであることを放棄。 田舎の寂れた場所に薬屋を開店してそこでひっそりと生きることを決意するけど、勇者とか、ラスボス魔女にあこがれる人たちに放っておいてもらえなくて、にぎやかな日々を送ることになる。 一応、原作の物語通りに進んでいくことをモットーに、主人公の性格が変わってしま…

【感想】スイッチ 悪意の実験 <潮谷験さん>

● スイッチは悪意の実験だったのか、善意の実験だったのか。 潮谷験さんの「スイッチ 悪意の実験」を読みました。悪意を実験するというスイッチを渡されることから、この物語は始まります。その時点で、うさん臭さを感じました。「誰がスイッチを押したのか」という犯人捜しより「何が目的なのか?」という謎を追いたくなります。真相が二転三転する度に、この実験の目的も転がります。その度に、見え隠れするのが独自の教義を持つカルトのような宗教でした。「誰かを救いたい」という、本来持っていた善意の気持ちが、いつの間にか悪…

司馬遼太郎『ペルシャの幻術師』を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、司馬遼太郎の幻のデビュー作『ペルシャの幻術師』について語りたいと思います。戦国や幕末を描いた大作で知られる司馬遼太郎ですが、この作品は彼の初期短編集に収録された異色の物語であり、十三世紀のペルシャを舞台にした壮大な歴史ファンタジーです。 『ペルシャの幻術師』の魅力本作は、モンゴル軍に支配されたペルシャの街メナムを舞台に、美姫ナンと幻術師アッサム、そしてモンゴルの将軍ボルトルの三者が織りなす緊張感あふれる物語です。アッサムの幻術は人の心を惑わせ、愛…

やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周

著書:小林みちたか 発行元:産業編集センター やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周まとめ やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周を読んだ理由 やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周で仕事に活かせるポイント やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周から学んだことと活かせること やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周の目次 やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周の感想 やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周まとめ 自…

読書㉜「君が手にするはずだった黄金について」小川哲著

2024年本屋大賞10位。6話収録の連作短編集。 1話目で主人公が哲学の蘊蓄(うんちく)をたれるので、結構面倒くさそうなタイプだとわかる。さらに、その話が理路整然としているので頭の良さがわかる。 主人公の名前は小川だ。 YouTubeでたまたま著者の小川哲さんが今までに読んできた本について話している動画を見て、学生時代に哲学系の本をよく読まれていたとのことで、どういった本を書かれるのか興味を持ったのがきっかけで手に取った。 あらすじは以下の通り(新潮社より) 認められたくて、必死だったあいつを、…

フィリップ・K・ディック『小さな場所で大騒ぎ』[罪と報い……ではなかった物語]

ディックの主流文学作品。電化製品店、倦んだ家庭と不倫、複数人物視点、破綻による物語の収束……と、かなりいつものディック。死後出版された作品*1だけど訳者解説によると執筆自体は1950年代後半から1960年代前半と推測されている。だとすると日の目を見なかっただけでかなり初期寄りの作品ということになる。 文体に関して言うと、序盤はあまり好みじゃなかった。訳者解説によるとヘミングウェイを彷彿とさせる文体らしいけど、個人的にはイマイチ。ただ、それが七章あたりから落ち着いた筆致になる。七章冒頭部P126-…

【マンガ感想】今週の週刊少年ジャンプ感想【2026年21号】

どうも、kumotoです。 週末の勢いでギアス記事を書いたので、今日はジャンプ感想です。 2年B組勇者デストロイヤーず 新連載 ONEPIECE 第1108話 ”魔気(オーメン)” 魔男のイチ 第79狩 お元気? カグラバチ 第119話 杁島会談 参 2年B組勇者デストロイヤーず 新連載 「銀魂」作者の空知英秋先生待望の新連載です。 今回は学園モノっぽいですが、ノリは銀魂と変わらなさそうです。 1話から悲しそうな雰囲気だしながらトイレ囲んだだけなのは笑いました。 ONEPIECE 第1108話 …

読書日記2135

つづきを展開 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 一日経った。たった一日である。しかし引っ越しの直後における一日は、ときどき一週間くらいの重みを持つ。昨日までそこにあった段ボールがなくなり、床や壁や机の輪郭がようやく見え、「仮の場所」だった空間が少しずつ「部屋」へと変わっていく。その変化は、他人から見ればささやかなものかもしれない。けれど住んでいる本人にとっては決定的である。荷物が片づくとい…

「アイアンナイト」の屋宜先生がジャンプ+で新連載「ヒトナー」を一挙二話掲載だッ!! の巻

★ジャンプ+「アイアンナイト」「レッドスプライト」の屋宜知宏先生が「ヒトナー」連載開始!! しかも一挙二話掲載の大盤振る舞い。 shonenjumpplus.com 獣人が支配する惑星に、地球人が宇宙からやってきたことから物語はスタートするのですが、もうねネコの獣人トネリコ女史が可愛すぎてケモナー大歓喜ですよ。 そしてかつて屋宜先生がアシスタントを務めていたことがある「ジュウドウズ」「忍者と極道」の近藤先生や「僕のヒーローアカデミア」の堀越先生もリアクションしてるので、これは期待大!! でも長期…

「死神の精度」伊坂幸太郎:伊坂作品の会話や人間観を楽しみたい方におすすめ・読みやすいほんのりミステリー

ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています 「ミュージック」が好きで、渋滞が嫌い。 仕事中はいつも雨か雪。 晴れた空というものを見たことがない。 そんな死神の「千葉」が、人間に扮して「対象者」と過ごす7日間を描いた連作短編集。 2003年発表の表題作は、第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。 2025年の文庫新装版刊行に伴い、特典の著者特別インタビューを収録。 死神の精度 (文春文庫) 作者:伊坂 幸太郎 文藝春秋 Amazon ※オーディブルの30日間無料体験でも聴けます! 死…

今月はあと2冊読み終える!

TAC出版の『スッキリわかる FP技能士3級』テキストを読み終えました。 これから(早ければ明日にも)はノートに要約書き込みと問題を解いて、本格的な資格勉強に入れます。 買った当初、店頭には2023~2024のテキストが最新だったのですが、年度が変わってから古本屋をのぞいたら、2024~2025がありました(涙) このテキストに関しては、より最新の方(最新じゃないと)が数字だったりの改訂が目まぐるしい(と勝手に思っている)ので、ちょっと新しいテキストがあったのを見た時は少し損をした気持ちになりま…

『一個 秋その他』永井龍男(講談社文芸文庫)

日本の文壇の重鎮である作者、晩年の小説&随筆集です。登場人物の年齢層が高く、退職後にゆっくり読むのに適しているかもしれません。ワンセンテンスが長めの文章ですが、こじゃれているわけでもなく、テクニックを感じさせるような文章でもありません。それでも心地よく感じるのは、日本語を読んでいる心地よさがあるからでしょう。日常の何気ないことを読ませるのは、作家としての力量を感じさせます。ブログを書くときに参考にしたいと思っても、手が届きそうに思えない距離感を感じてしまうのです。