(2021年6月3日投稿) 評価5(5段階評価) 再読。 スーパーのレジ係・及川恭子の夫茂則の会社で放火事件が起こった。事件を追う本城署の九野は茂則に疑惑の目をむける。そして恭子は雇用問題に巻き込まれてしまう。面白過ぎて、眠れない!!大藪晴彦賞受賞作!!! 九野を付け回す失職間際の刑事、九野追い落としのために利用される地元の不良少年、夫の行動に疑いの目を向け始め、パート雇用問題にのめり込みつつある恭子、そして、組織の論理で突っ走る警察官僚、さまざま人々がうごめき群なりどんどんストーリーが展開する…
言葉はいつも読まれることによって生きたものとなり、意味の花を咲かせる。書き手は土壌を種を植えているに過ぎない。 若松英輔『探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった』 書く理由はさまざまある。自分の気持ちや考えを整理したり、愚痴を吐いたり、問題意識を社会に投げかけたり、喜びを分かち合うために書くこともある。 誰かに届いてほしいと思って書くこともあれば、自分ひとりのため、できれば、誰にも読んでほしくないとさえ思うこともある。 書くこと自体が意味をもつこともあるが、たいていそれはそのとき限り…
永楽院家には開かずの間がある。子供の頃に読んだペロー童話の『青髭』に出てくるような怖い部屋ではないが、わたし以外誰もが好んで入ろうとはしない部屋である。それが、吉井のおっさんの書斎なのだ。来津ビルの屋上にあるプレハブ小屋で、おっさんはこれをペントハウスと呼んでいるが、その扉は滅多に開かれることはない。一応ベッドもあるので、おっさんが放浪の旅から帰ってきたときに利用している。ちなみに、最近のおっさんは京都に染まっていて、かなりいけずである。室内には吉井蔵書があるのだが、かつて台風によって屋根の一部…
通りの角ではハクモクレンが総身に蕾をつけて天を向き、ふくらみを増していた。周辺は卒業式を終えた中学生が小さな花束を手にあふれていた。 私がここに嫁いできたとき祖母(父の母)を知る高齢の女性が一人おられた。お菊さんという名の小柄でかわいいその方の姿は、秋口の肌寒い日でも境内の隅っこに見つけることがあった。草取りをしてくださっていた。義母は庫裏に招き、お茶で一服と誘う。そのうちに家のお嫁さんが車で迎えに来る。黙って出てきていたのか、ちょっと険しい言葉をお菊さんにかけてさっさと連れ帰る、という雰囲気だ…
重森三玲の庭園/水野克比古、重森三明/光村推古書院/2015書院/2015 昭和の日本庭園の作庭家、研究者が手がけた(数十はあると思われる)庭園の中から31の庭園を選び、簡素な解説文が読める豪華写真集(大型本)ただし、相当数の庭園が非公開もしくは一般見学制限との情報がある。 本書の写真をみて、印象に残った庭は次のとおり。 ・光清寺(心和の庭)・光明院(波心の庭)・正智院・光臺院(こうたいいん)庭園・東福寺・芬陀院(雪舟寺)・岸和田城八陣の庭・小河家庭園・大徳寺瑞峯院庭園・真如院庭園・林昌寺・香里…
ついにこの瞬間がやってきました。インターネット上に文字通り何度も投網を投げるようにして探すもいっかな見つけることができなかった『ボンボンものがたり』(永井明・作/長新太・絵、理論社、1969年)を手に入れたのです。子どもの頃に移動図書館で借りて読んで強い印象が残り、その後も折に触れては思い出していたため、長い間「もう一度読んでみたい」と思っていました。それで「復刊ドットコム」に復刊のリクエストを送り、「日本の古本屋」で探求書の登録を行って、どなたかが蔵書を処分されて古書市場に出回ったら、メールで…
サイバーセキュリティの教科書 作者:Tom Kranz マイナビ出版 Amazon 著者の Thomas Kranz(Tom Kranz) は、実際の事件対応や調査に関わった経験を踏まえ、事例を教材化して本書にまとめています。書評や出版社の紹介でも「現場での教訓」を学べる点が強調されています。また、専門用語を平易に解説する ジャーゴンバスター的なアプローチ により、技術的な背景が薄い読者でも攻撃者の思考や防御の考え方を理解しやすい構成です。 本書はサイバーセキュリティの現場担当者向けというより、…
私はマイダネックに来るまで、人間の潜在的な凶暴性について、ほんとうには理解していなかった。 貨車に山積みされた赤ん坊の靴を眺め、空気の中に微かなとばりのように漂う死の異臭を嗅いだとき、人間がどれほど残虐になれるのかが、否応なく胸に迫ってきた。 それにしても、あれほどの悲惨な経験をしながら憎しみを捨て、ゆるしと愛を選んだゴルダのことを、どう説明すればいいのだろう。 ゴルダはその疑問に、静かにこう答えた。 「たった一人でもいいから、憎しみと復讐に生きている人を愛と慈悲に生きる人に変えることができたら…
この記事は、電子書籍ばかりの最近、久しぶりに手に取った紙書籍の懐かしたいに触れた時の気持ちをエッセイ的に綴ったものです。 電子書籍が今の生活に会っている 最近購入するのは電子書籍ばかりだ。 なぜなら 大量の書籍を保管する場所がない。 本棚がいらない。 購入した事が家族にバレない。 読みたい本が、直ぐに、どこでも手に入る。 電子書籍化されている事が前提だが、発売日の午前零時過ぎに手に入る。 片手で読める。 ページ送りが片手でできる。 外出時に便利。 電車の中や布団の中、いざとなれば風呂の中、どこで…
目次 はじめに 感想 さいごに はじめに 皆さんこんにちは、卯月ユウトです。 今回取り上げる作品は、佐野徹夜さんの『さよなら世界の終わり』です。 感想 佐野さんといえば映画化もされた『君は月夜に光り輝く』が有名ですが、そちらとはかなり違った印象を受ける作品でした。
注目マンガ 3月15日販売マンガ 注目マンガ 凡骨新兵のモンスターライフ@COMIC 第4巻 (コロナ・コミックス) [ 北島あずま ] ちょっぴりすけべな人外チート、次なる敵はタコ型モンスター。 寂しがり屋な最強モンスターが人類とのスローライフを目指す、サバイバルファンタジー第4巻! 原作・橋広功先生による書き下ろしSS & 描き下ろし特別漫画をW収録!! 著者/編集 : 北島あずま(絵) 凡骨新兵のモンスターライフ@COMIC 第4巻 (コロナ・コミックス) [ 北島あずま ] 楽天で購入 …
ジェーン・スーさんのエッセイ、面白かったです。 P8 突然ですが、大事なことなのでよく聞いてください。先達として皆さんにお伝えしたい衝撃の事実があります。四十代になると、どんなにメイクをしても、化粧が写真に写らなくなる珍現象が起こります。マジでマジック。 ・・・以前、対談した漫画家の伊藤理佐さんが「化粧をしても写真に写らなくなったので、メイクをやめた」とおっしゃっていたけれど、ようやく私にも、それがわかる日がやってきた。四十五歳くらいから、いままでと同じ化粧をしても、写真の私はすっぴんに見えるよ…
朝食 昼食 おやつ 夕食 夜食 カロリーと栄養素 このメニューの説明 朝食 卵かけご飯150g(329kcal・10.8g・6.06g・59.65g) 鶏むね肉100g(105kcal・23.0g・0.8g・0.0g) 大根150g(23kcal・0.6g・0.15・6.15) 457 kcal・34g 昼食 白ご飯100g(156kca・l2.5g・0.3g・37.1g・0g) プロテインバー(167kcal・15g・8.6g・8.4kg) いんげん・にんじん・玉ねぎの炒め(46kcal・1.…
学べるマンガ100冊 作者:佐渡島 庸平,里中 満智子,藤本 由香里,本山 勝寛,菊池 健,中村 伊知哉,細田 尚子,山内 康裕,ヤマダ トモコ 文藝春秋 Amazon ☆☆☆ 70年も生きてきて、年に200冊の本を読みながら案外遠いところにあるのがマンガ。学べるマンガ100冊とあるが、さて何冊読んでいるのか。 【読んだ本】 ・「坊ちゃん」の時代~谷口ジロー、関川夏央 ・よちよち文藝部~久世番子 ・火の鳥~手塚治虫 ・昭和元禄落語心中~雲田はるこ ・ゴルゴ13~さいとう・たかを 【読みたい本】 …
木 (新潮文庫) 作者:幸田 文 新潮社 Amazon 木はまことに無言であり、私はなにか誰かに語りかけたくてたまらないほど、ただ控えて、森林の静寂に従って佇んだ。 蓮の花、咲くときに音がする。ポンじゃないけど。 幸田露伴のしつけ。大げさだなぁ。 日本の木、三つ言って。いろんな人に聞きまくる幸田文。 檜。材としてではなく、生きているときの美しさを愛でないのはナゼ。 縄文杉に逢う。 屋久杉、樹齢千年以上。 杉、まだ何か別の何かに進化しているのか。 ねこ柳。 町の木は野のもの、山谷のものにくらべると…
今日は漫画ネタです 先日届いた漫画📕📕を紹介します~ 3月10日㈫に届きました(*≧▽≦)📦📦 いつもの薄い荷物で2個届きました📦📦✨ 予約通販購入していた、 【Yahoo bookfan premium】からの荷物です。 中身は新品・新刊ヤングマガジンコミックス✖2冊です(o^^o)🎵 2月15日に予約していた新品本2冊です💻ヾ(・・*)ポチ 新品購入・1冊:792円(税込)送料無料 ✨️3月06日㈮発売📕📕✨️ 1冊目📕 花沢健吾先生公式Xが告知↓ ↑花沢健吾X画像 ↑講談社画像 ↑ヤング…
こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、日本近代思想の礎とも言える福沢諭吉の『学問のすすめ』について語りたいと思います。この本は、明治時代の人々に大きな影響を与えただけでなく、現代を生きる私たちにも強烈なメッセージを投げかけてくる名著です。 『学問のすすめ』の魅力『学問のすすめ』は、明治初期に刊行された啓蒙書であり、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という有名な一節から始まります。これは、人間は生まれながらにして平等であり、学問によって自らの人生を切り拓くべきだという福沢の…
発行元:マガジンボックス CHEVROLET CORVETTE 1953 2025 PERFECT GUIDEまとめ CHEVROLET CORVETTE 1953 2025 PERFECT GUIDEを読んだ理由 CHEVROLET CORVETTE 1953 2025 PERFECT GUIDEで仕事に活かせるポイント CHEVROLET CORVETTE 1953 2025 PERFECT GUIDEから学んだことと活かせること CHEVROLET CORVETTE 1953 2025 P…
乾緑郎『機巧のイヴ 新世界覚醒篇』(新潮文庫)の感想になります。 ※ネタバレを含みます※ 乾緑郎『機巧のイヴ 新世界覚醒篇』(新潮文庫) 彼女が目覚め、運命の歯車が廻り始める幻想SFロマン あらすじ 乾緑郎『機巧のイヴ 新世界覚醒篇』(新潮文庫) 機巧のイヴ―新世界覚醒篇―(新潮文庫) 作者:乾緑郎 新潮社 Amazon 彼女が目覚め、運命の歯車が廻り始める幻想SFロマン あらすじ 「あなたは、どなた?」少年が彼女の冷たい体を抱きしめるとき、運命の歯車が廻り始める――。1892年、万博開催を翌年…
粉粒体の不思議(物理学では解っていない)の解説本になります。粉粒体とは、砂や雪のような粉のことです。粉粒体は、固体のようにふるまったり液体のようにふるまったり、時には気体のようにふるまったりする不思議な性質を持っています。計算上、コンピューターでシミュレーションを行い、動きを予測することができても、どうしてこうなるか因果関係が解っていないのです。雪崩などは、雪が液体のように流れ下りますが、止まった瞬間に固体となります。雪崩に流された時、深いところで止ると固体となった雪に身動きが取れなくなり窒息死…
つづきを展開 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 金曜日の殺気立ちを「性格」ではなく「週の終盤に現れる運用の歪み」として受け取り、ケインズの限界の匂いと重ねてみようと思えた。読む気力がない日ほど、読めなかった理由のほうに輪郭が出る。輪郭が出るというのは、撤回の筋肉がまだ残っているということだ。 飲み会があったので夜は読書できていない。だが、飲み会がなかったとしても、金曜日ならあまり読めなかった…
朝の冷え込みが辛すぎる。昨年まで、寒い~と言っている程度で気にならなかったのが、今年のこの時期は朝起きが壊滅的、1日中身体が温まらない、ヤル気が起きない。これは、昨年7月までお仕事を続けていたから勢いで何とかなっていたのだと思う。また、長年の病巣を昨年12月中旬に摘出したので、今になって敏感に、年齢なりになったのも一因であろうと思う。 朝ごはんに食パンを食べるしゅんつ。自家製カッテージチーズと冬はジャム、冬以外はハチミツを塗りたくって食べている。先週ジャムが切れた。もう3月中旬、この場合ジャムを…
小生の父親は昔の東工大を1950年代に卒業した。結核で高校に1年遅れで入っており、早稲田に入りたくて浪人したみたいだから、ずいぶんと当時の百人町で羽根を伸ばしていたみたいである。1950年代の百人町は今とは全く違い、住宅街だったという。東工大でよくない?と昔言ったら、なにか違うらしかった。そういうこだわりが、のちに父親をして転職に向かわせたようである。 最初に入ったJTCでは、山にある架線を修理したり点検したりする作業に従事させられたらしい。ずいぶん山登りをしたと述懐していた。そこでなにか色々あ…
あの夏が教えてくれた (創元推理文庫) 著者 : アレン・エスケンス 東京創元社 発売日 : 2024-03-29 ブクログでレビューを見る» アメリカの作家アレン・エスケンスの長篇ミステリ小説『あの夏が教えてくれた(原題:Nothing More Dangerous)』を読みました。アレン・エスケンスの作品は2年前に読んだ『たとえ天が墜ちようとも』以来ですね。-----story-------------謎と友情、そして哀しみに、僕はこの夏を捧げた。小さな町を揺るがす女性の失踪事件が、高校生の…
私の家は、自宅から駅までに(若干だけ道それるが)3軒のドラッグストアがある。 ついでに、1軒のスーパー(with パン屋の北欧倶楽部)もある。 ちょっとだけ蛇行すれば駅との間を歩くだけで全部寄れてしまうので、 なかなか普段買いには重宝しております。 意気揚々とガンガン歩くぜ~!(そして片っ端から店に入るぜ~) 面白いのは、ココが安い!とは言い切れず、各々得意な分野を持っていること。 たかが200円程度の商品でも、店によって50円近くも違いのある商品もある。 (特売ではなく、普段の小売値として) …
本を購入するとき、書評を気にしながら選んでいる人多いと思います。 後悔したくない気持ちがあると、つい気になってしまいますよね。 私も、気にするときは気にしてしまいます。 でも・・・・ 続きはこちら
なかなか思うようにいかないところはあるけれど、それでも着実に前には進んでいると思うのです。 今まで使っていたものを変えるのだから、ある程度思うようにいかなくても当たり前なのです。 どうしても気持ちだけが先へ先へ行きたくなってしまうのも、仕方がないことなのかもしれません。 少し・・・・ 続きはこちら
概要 構成 ポイント 完璧主義の3タイプ ゆとり時間をつくる 感想 概要 タイトル:2割に集中して結果を出す習慣術 著者 :古川武士 完璧主義の起こす弊害に着目し、最善を目指す方向へ行動を変えることの有効性を述べています。 適度に力を抜いたり、余裕も設けて集中すべきことにリソースを割くための方法をアドバイスしています。 私は、多くのビジネスパーソンをコンサルティングしてきた経験から、完璧主義思考が効率を阻み、巨大なプレッシャーを生み出し、失敗を恐れさせ、自己嫌悪に陥れる元凶だと痛感しています。 …
カドコミに配信。 >おてんばな従妹との交流記。(2024年初版) ↑中学二年の主人公・望は夏休みに山と海がある叔父宅で過ごす事となったのだが、 ↑小学六年生の従妹・爽からの攻撃の的にされまくりで休むヒマなし? ↑軽く注意をする望むですが、一応ちゃんと相手は選んでいるようで? ↑遊び場を海に移しても絡まれまくり、 ↑夏祭りでは爽のクラスメイトからからかわれる始末。 ↑浴衣でドレスアップしてもお転婆はなおりませんよ☆ ↑でもたまに見せる本音が切ない夏。 夏や冬の休みに婆ちゃん宅へ親戚一同が集い、子供…
*違和感が、ない* この本は韓国語で書かれた小説の翻訳だ。 普通なら日本語で読む。 韓国語で読めるなら韓国語で読みたいところだ。 なぜ英語で読んだかというと、読書会のテーマ本だったからなのです。 読書会には毎週参加しているのだが、読書会にもいろいろある。わたしが参加しているのは一冊の本を5~6ページずつ輪読して、ディスカッション(日本語と英語ミックスで)するという、言わば精読タイプの読書会。 外国ドラマにあるような、1回につき1冊の本をテーマに英語でディスカッションするという読書会に憧れていた。…
にほんブログ村 この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中読書 ようこそ、シュガーのファンタイムへ! 文藝春秋から発売されている小説 著者:宮島未奈 さん 婚活マエストロ を読みました。 婚活マエストロ (文春e-book) 作者:宮島 未奈 文藝春秋 Amazon 成瀬シリーズでファンになった作家さんの作品ということで、前から読みたいと思っていました。 2026年新年の小説爆買いタイミングで手に取りました。 面白かったです。 さっそく感想、レビューを書いていきます。 いつも…
西條奈加さんの『まるまるの毬』を読み終えました。 お菓子の甘さと共に漂う「家族の温もり」を感じる本でした。 諸国の珍しいお菓子が登場する楽しさに惹かれ、 読み進めるうちに、 それらのお菓子がバラバラだった家族の心を ひとつに結びつけていく過程に、読み応えを感じました。 数あるお菓子の中でも、特に「松風」の場面が心に深く響きました。表面にはケシの実が散らされ香ばしいのに、 裏側には何もない。その「裏(浦)が寂しい」という由来は、 登場人物たちが抱える孤独や、 隠し持っている過去と重なり合っているよ…
書店の新書コーナーにあった松本直美著「名曲のたくらみ」(朝日新書)が面白そうだったので、購入しました。 表紙 (カバーに掲載された本書のあらまし) (おおまかな目次 取り上げられた曲目) 第1章 ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集《四季》第2章 ショパン 練習曲Op.10ー12「革命」、夜想曲op.15-3第3章 J. S. バッハ 「トッカータとフーガニ短調 BWV565」第4章 ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第9番「クロイツェル」第5章 モーツァルト 《ドン・ジョヴァンニ》第6章 スト…
お久しぶりです。峯山です。 先日お伝えした本の海のウェブサイトなのですが、 「直らないだろうなー」とか「一年後に直ってるかなー」とか思っておりました。 しかし、思いがけない事実が発覚 開発係の友人:「え?直ってるよ?」 峯山:「ま?」 ということで、本の海のウェブサイトが復旧しました。 この度は長らくの間、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。 本の海は、皆が手軽に読書感想を共有することのできる場所を作りたいという意図を持って開設した読書感想投稿サイトです。 本の海 | 読書記録の残せ…
今日はギャルと釣り、飯と酒、時々ラブコメを描いた【釣って食べたいギャル澤さん】を紹介するよ。 登場人物 釣谷一尋(つるや ひとひろ) 印刷会社に勤める口下手な24歳。 会社でのストレスを趣味の釣りで解消している。 春澤祭(はるさわ まつり) 明るくノリが良いギャル21歳。 釣り初心者でたまたま同じ釣り船に乗船していた『一尋』に釣りを教えてもらう。 あらすじ 特技も取り柄もない釣りが趣味な『釣谷一尋』は、同じ釣り船に乗船したギャル『春澤祭』に「おにーさん教えてよ!」初対面ながらお願いされてしまう。…
西澤先生らしいユーモアミステリー(連作集)。その第1作。シリーズ化され、コミック化もされてることから、なかなかのヒット作のよう(実業之日本社が頑張った感じかな?)。私的にはビミョウな作品だった。珍名ばかりで頭に入って来にくいし、腕貫探偵の登場の下りはくどい感じがした。独特の筆致も評価が分かれそう。 ところで、西澤先生は2025年の11月に亡くなっていたんですね。若い印象があったので、びっくりしたしかなりショック。本ブログでも、「絶対読んで損なし 西澤保彦初期SFミステリー」として紹介したけど、一…
リペアマン 修繕屋 (近代麻雀コミックス)作者:能條 純一竹書房Amazon 「哭きの竜」「月下の棋士」の能條純一渾身最新作!!<全人類の未来を賭けた、一人の男の闘いが幕を明ける。>廃墟と化す日本の未来――。その未来を変えるためリペアマンは現代へと舞い降りた。そして、各地で噂される都市伝説。“突如現れる龍の絵の郵便箱、そこに“願い事”を投函すると、その願いが叶う――”意味不明の都市伝説だが、その≪願い≫こそ未来を救うキーワードだった…。すべての偶然が必然となり、願いと未来の行く末が重なり合う、衝…
☆ 近隣の中学校が卒業式。下校時間に校門近くを通ると、花束を抱えた人たちが。後輩たちか、それとも彼らが通った学習塾の関係者か。 ☆ 京都府の場合、高校入試(中期試験)の結果が卒業式の後なので何とも複雑だ。とはいえ、来年からは、受験が早まるので進路がはっきり決まっての卒業となる。 ★ さて今日は、朝井リョウさんの「少女は卒業しない」(集英社文庫)から「エンドロールが始まる」を読んだ。 ★ ある高校の卒業式。この高校は今年で他校に統合され解体されるので、卒業式=廃校式でもある。 ★ 普段の登校時刻よ…
あさの あつこ 著 紫音が、ネズミの過去を聞いて 貧血を起こしかけたところで、わかりました。 わたしは、祖父母が大好きだったんだなぁ、と。 でも、小さいころ、 祖母に何かを話したとき、 「おまえの親はあっちだよ」と 言われたのが、 「つきはなされた」みたいに感じて 「かなしい」だった、んだなぁ。 祖母からすれば至極当然なことを言っただけ。 なんの悪気もなかったんだろうな、と思う。 でも、話を聞こうとしない人に何か言っても 無視されるだけ、 なかったことにされるだけ、だとわかっているので、 結局、…
ニムタとは ニムタ南浦和2号店の外観 ニムタ南浦和2号店の店内 ニムタ南浦和2号店のランチメニュー ニムタ南浦和2号店のランチのレビュー まとめ ニムタとは 「ニムタ」は代表社員であるカンデル・ガナシャム(KANDEL GANASHYAM)氏がオーナーシェフとして埼玉県新座市の地に開業させたのが始まりです。 美味しいインドカレー・ネパール・アジア料理を提供したいという思いから、埼玉を中心に東京・大阪にも6店舗を展開しているインドカレー屋です。 カンデル・ガナシャム氏は、本国ネパールとインドでイン…
(2021年4月26日投稿) 評価5(5段階評価) 再読(前回2020年3月4日)。 2011年3月11日、芭子は綾香の息子を探しに向かった仙台で東日本大震災に襲われた。著者自身が未曽有の大災害の中、仙台から東京へとタクシーを乗り継いで辿りつた実体験を基にした描写があまりにも生々しいマエ(前科)持ち女シリーズ完結編! 大震災を境に、同じマエ持ちとは言え、下町の片隅でひっそりと歩んで来た二人(小森谷芭子、江口綾香)の間に妙な距離間が生まれる。それは、綾香が「人を殺めた過去」を真正面からとらえようと…
たてつづけて「子育て」「育ち」に関わる本を読むことになりました。 前回は『子は親を救うために「心の病」になる』で、今回は『つくられる子どもの性差』。 今回の『つくられる子どもの性差』は子育ての視点において欠かせないような気がします。 親などの養育者の責任は重大だなと、その積の重さを改めて感じました。 自身の場合はもちろんのこと、身近に赤ちゃんが産まれると、 「この子が健やかに育ってほしい」と願います。 でも、これは「言うは易し・・・」でして、実際は難しい。 子どもは親の所有物ではないとわかってい…
本を読んで物語の世界に溺れたいときには? こんにちは。り📚書評家です。 皆様いかがお過ごしですか? 【本を持って、労わるおでかけ】 本日はまとめ投稿を執筆したい。気分になったので最近読んだ本と今日買った本届いた本についてご紹介します。 海外の小説が多めの特集なので、外国文学に興味のある方は、ぜひお見逃しなく。 本を読んで物語の世界に溺れたいときには? 最近読んだ本📚 『夜のサーカス』エリン・モーガンスターンさん著 『君の名はダニエル』ダヴィド・フェンキノスさん著 『なぜ働いていると本が読めなくな…
【紹介】 シェイクスピア『オセロー』の要約を書いているので、ぜひこちらもお読みください。 bokunenjin.hatenadiary.jp 【解説】 『オセロー』は愛と嫉妬、そして裏切りの物語と言われることが多いかと思います。日本のボードゲーム「オセロ」の語源となったように、作中ではイアゴーを中心として、物語の展開や敵味方の関係がころころと入れ替わります。 シェイクスピア作品が「よい文学」である最も大きな要因は、彼の作品が持つ多義性にあると思います。これは戯曲・演劇という表現方法の良い点でもあ…