そもそもビジネスロジックは複雑 APIは複雑でない方が良い パラメータテストで網羅的にテストをする 不要になったテストコードは削除する まとめ Appendix. サンプルコード 単体テストは「将来の開発速度を維持する投資」につきます。しかし現場では、テストコードが逆に保守の重荷となり、小さな修正にも数日かかるケースは珍しくありません。多くの現場での根本原因は「テストを複雑」ということが結構あります。 単体テストをシンプルに保ちながら品質と開発効率を両立するために思っていることや気をつけることを…
2026年7月8日、オーストラリアの通信大手Telstraのモバイル網で全国的な通信障害が発生し、通話とデータ通信に加えて、緊急通報番号Triple Zeroへの接続にも影響が生じました。当初の障害は同日中に対応が完了したものの、緊急通報に関連する問題は複数の段階を経て、完全な収束までに数日を要しています。Telstraは、ネットワークの時刻同期を担うサーバの保守作業後の再起動で機器の日付が誤って過去にリセットされたことを、現時点で考えられる原因として説明しています。ここでは関連する情報をまとめ…
要約 この短いコードで、西暦102499年までのうるう年を判定できます。このマジックナンバーはz3というSMTソルバーで見つけ出されました。 bool is_leap_year_fast(uint32_t y) { return ((y * 1073750999) & 3221352463) <= 126976; } はじめに GCC (libstdc++) のうるう年判定のアルゴリズムが、以下のように変更になりました (commit)。 constexpr bool is_leap() con…
はじめに こんにちは、データシステム部MLOpsブロックの木村と、推薦研究ブロックの小倉です。 ZOZOTOWNでは、ユーザーが多様な商品の中から好みに合った商品と出会えるよう、さまざまな推薦機能を提供しています。その1つが商品詳細画面の「おすすめアイテム」であり、閲覧中の商品に関連する商品を推薦しています。以下に、ZOZOTOWNにおける商品詳細画面の「おすすめアイテム」のイメージを示します。 この「おすすめアイテム」は、おすすめ商品を返すAPI(以下、推薦API)が提供しています。推薦API…
2026年8月17日、さくらインターネット株式会社は、同社が提供する「さくらのレンタルサーバ」の一部が不正アクセスの被害にあったことを公表しました。その後、2026年8月19日には、顧客の契約情報等を管理する別のシステムでも不正アクセスの可能性が判明し、影響が会員登録している顧客に及ぶ可能性があることも明らかにしています。ここでは関連する情報をまとめます。 「さくらのレンタルサーバ」への不正ログイン 2026年8月9日、さくらインターネットは自社が管理するサーバー環境で異常を検知し、調査を開始し…
本記事はIT技術を専門とする会社員で、社外にある程度「あのコミュニティ(例えばプログラミング言語、フレームワーク)のあの人」として名が通っていて、業務の一環としてそのようなこと(以後「コミュニティ活動」と記載)をしている人が注意するとよさそうなことについて書きました。そのような人になりたい人も読むと役立つかもしれません。なお、本記事は特定個人の話ではなく、自分もそうなりかけた経験を含めた一般論です。 誰かが「あのコミュニティのあの人」であることは、それが当人とそのコミュニティにとって良いことであ…
C++26から新たに擬似乱数生成器としてPhiloxというアルゴリズムが入ります。 32ビット版はstd::philox4x32、64ビット版はstd::philox4x64です。 Philoxはカウンターベースの乱数生成器というもので、key (seed) とcounter (4次元の添字) の組み合わせによってランダムアクセスで乱数を生成します。 既存のメルセンヌ・ツイスターを使ったコードを書き換えるほどではない 既存のstd::mt19937を使ったコードを書き換える必要はとくにないですが…
発売されて間もなくくらいに買うだけ買っておいて積ん読状態になっていた「SREの知識地図」を、今更ながらに読みました。 SREの知識地図——基礎知識から現場での実践まで作者:北野 勝久,近藤 健司,小林 良太郎,渡部 龍一,齊藤 拓朗,柘植 翔太,横山 達男技術評論社Amazon 僕は普段は CRE(SRE ではなく)をやっていて、自称 CRE オタクでもあるのですが、この本の第1章の途中まで読んだところで、めちゃくちゃ良い本であることがひしひしと伝わってきて、ウズウズして居ても立ってもいられなく…
こんにちは。弁護士ドットコム クラウドサイン事業本部で SRE をしています、大内と申します。 いきなりですが、皆様は AI を使っていますか。 私はあまり AI を使いこなせておらず、設計の壁打ちや実装、セルフレビュー程度の利用にとどまっています。 それでも、AI を使う以前よりは開発速度が上がったと感じています。 これからは AI ネイティブなソフトウェアエンジニア(以降エンジニアと記載)がどんどん増えるでしょう。 新卒入社の方々も、今ではもうほとんどが AI ネイティブでしょう。 クラウド…
1. はじめに — 「テストは全部 結合テスト」だったプロジェクト 出前館で商品ドメインを扱うマイクロサービスの開発を担当している左官です。 今回は、そのマイクロサービスのチームで取り組んだ「結合テストに偏りきったテストコードを、単体テストへ移し替える」という改善についてお話しします。 CI は23分から11分になり、テストコードは8.6万行減りました。どう判断して消していったのか、その過程を書いていきます。 さて、私たちが扱っているのは、メニュー情報(メニューパターン・カテゴリ・商品・サイズ・…
おはこんばんちは!!尾藤 a.k.a. BTO です。私は今オープンロジで執行役員CTOをしています。 いきなり変なことを言うようですが、私は自分たちで作ったCTO室を、いつか解散したいと思っています。もちろんCTO室を解散したいのには理由がありますが、まずはこのチームがなぜ生まれて何をやっているのかを書いていきたいと思います。 溜まっていく技術的負債と落ちていく開発生産性 プロダクトを成長させていくうえでは、新しい価値を届ける機能開発が優先されるのは自然なことです。システムを長く開発・運用して…
前回「リファクタリングの価値の考察」という記事を書いたのは4年前だった。 nagise.hatenablog.jp 改めてリファクタリングの価値の考察をしたい。当時と大きく違うのはAIの存在だ。 リファクタリングに予算がつくかどうかはアレなんですが、リファクタリングというもの自体がなくなりそうな感じありませんか?読みにくくてもAIなら読んでくれるし、変更する場合は何かしら振る舞いも変わるし。 — すえなみ (@a_suenami) 2026年8月12日 新しい抽象を見出したから再設計するってこと…
エンジニアの仕事として、ギャップを見つけて改善する、があると思う。そもそも改善案は AS IS と TO BE を捉えて、その差分をどうやったら改善可能かを考えるところから生まれる。 例えば「テックリードが忙しい」という状態があったとする。これを改善可能な状態と見なし、「重要な判断がテックリードに集まっている」が問題だと捉えて(いや、そもそも「重要な技術判断を誰もが担えるチームでありたい」という理想があるのかもしれない)、じゃあ「任せる」範囲を増やしていこうとか、レビューのやり方を変えようとか、…
本記事は、Rich Mironov 氏の The Slippery Slope of Sales-Led Development(2018-11-02)の日本語訳です。直訳ではなく、論点と口調が残るようにAIで意訳しています。公式訳ではありません。誤訳・ニュアンスのずれがあれば訳者の責任です。著者からAIで意訳すること含めて許可もいただいています。 www.mironov.com 著者について 訳者まえがき 本文 [1] プロダクト主導のロードマップと、投資ポートフォリオの配分 [2] エンター…
昨晩自分が直面した「令和8年8月千葉豪雨」について、ここにメモを書き残しておく。 なんとなく逆走台風の余韻らしきものが残っていた昨日は、雨雲レーダーの動きをちらちらと気にしつつ、自宅に引きこもって仕事をしていた。夕方近くになり、急に雨音が強くなった。スマホを見ると、「赤い雨」のエリアがちょうど自分の住む場所に差し掛かっていたので、窓の外を眺めてみた。すると、視界全体が白く霞むほどの激しい雨が降っていた。それまで雨雲が北西方向に流れていたのを確認していたので、まあすぐに通り過ぎるだろうと高をくくっ…
はじめに docker pass コマンドを使うとローカル環境でシークレットを管理できる.macOS だとデフォルトでは「キーチェーン」にシークレットが保存されて,Docker コンテナや Docker Compose に se:// というスキームでシークレットの参照を渡せるようになる..env ファイルを使わなくて良くなる!? docs.docker.com docker pass コマンドを試してみた \( 'ω')/ 環境 macOS Tahoe Docker Desktop 4.85.…
最近デイリーポータルZの西村さんがWebサービスを作っていたり、一緒にPodcastをやっている岡田悠さんがDokokaというアプリを作って大ヒットしていたり、周りのエンジニアでない人たちがAIを使ってアプリケーションを作ることが増えてきました。へー面白そう、とは思いつつも特に作りたいものがなかったんですけど、あるときふと「ずっとほしかったアプリあるじゃん!!」と思い出したので、手探りながら作ってリリースまでこぎつけました。その体験談を書きます。ちなみに自分は非エンジニア(編集者)ですがIT系記…
GitHubには、作成したりレビュー依頼を受けたりしたPull Request(以下PR)の一覧を表示するページがあります。業務では、Slackでリアルタイムの通知を受けつつ、これらのページを行き来して対応漏れがないようにしてきました。 AIを利用した開発でPRの作成量が増え、PRのネストも一般的になる中、1次元のPR一覧ではPR同士の対応関係がわからないという課題がありました。Stacked PRは、このような状況を改善する新機能ですが、レビュー依頼の一覧に含まれるPRが、どのスタックのどの位…
AI agentを使った開発が日常的になり、モデルの性能向上や自動化の仕組みの構築などによって、開発のスピードが上がってきています。あるいは、現時点ではまだ目立った向上が見えていないところでも、近い将来に開発スピードが加速していく未来は、多少見えてきていると言って良いでしょう。 では、この開発スピードの向上は、AIやその周辺システムの進化が進めば、どこまででも際限なく加速することができるものでしょうか?私はこれはNOだと思っていて、どこかで「人間の認知能力」による限界が来るのではないかと思ってい…
はじめに 先に用語を固定します 結論から:これは「検証の積み木モデル」です 第1層:LLM単発推論 — 検証がない世界 第2層:ReAct — 「できたか」を自分で確認する 第3層:ループエンジニアリング — 合否判定を、作った本人の外に出す これ、人間がやってた作業ですよね ただし、1つの成果物の中では判定できないものがある 第4層:グラフエンジニアリング — 目的適合の検証と、ループ同士の配線 なぜ抽象度が上がっていくのか 自己流の判断基準 まとめ 参考
いつもはてなブックマークをご利用いただき誠にありがとうございます。 2026年8月11日(火)3:00頃から9:50頃にかけて、はてなブックマークへの接続ができない・不安定になる障害が発生していました。 原因はシステムに一時的な過負荷が発生したことによる動作不具合となります。 現在は復旧が確認されていますが、引き続き再発防止に向けた対策を進めています。 ご利用中のみなさまにはご不便をおかけして申し訳ございませんでした。
はじめに 2026年1月、プロダクトマネージャーとしてTalentXに入社したhiromotoです。当社は「MyTalent Platform」という形で複数プロダクト(MyTalent Hire、MyTalent CRM、MyTalent Refer(MyRefer)、MyTalent Brand)が連携しており、PMもプロダクトを横断して要件定義を進めています。意思決定は可能な限り一次情報とデータに基づいて行う、というのが当社の基本姿勢です。 ところが入社当初は、ドメイン知識もプロダクト理解…
id:mizdra は Git の commit 署名をしていて、その署名鍵を 1Password で管理している。commit をする度に 1Password による生体認証を求められるが、その分安全に署名鍵を扱える。 今まではそれで不満は無かったのだけど、Coding Agent を使うようになってからというもの、この仕組みが足かせになっている。具体的には、Coding Agent にタスクを投げて人間が他のことをしている際に commit が試行され、人間が時間内に生体認証できずタイムアウ…
(注: 8/10 に説明の構成を大幅に変えました。) 2005年に完成したソウル市の清渓川復元事業では、都心を貫く高架道路が撤去され、その下に埋もれていた川が復元されました。都心の大動脈を消すと、交通は麻痺するように思えます。 実際、工事直後には一時的な速度低下もあったようです。しかしその後は地下鉄利用が増え、道路移動が減り、懸念された大渋滞がそのまま固定化することはありませんでした。(ただし、同じ時期にはバス路線の再編や中央バス専用レーンの整備など、公共交通改革も行われています。道路撤去だけの…
Go言語で記述されたプログラムでデバイスファイルを読み取ろうとすると O_NONBLOCK を指定していてもプログラムがハングする問題があることに気づきました。この記事ではなぜこのような問題が起こるのかと、その回避策について紹介します。 写真は記事の内容と関係のない、実家の猫がパソコンに興味を持っている様子です。 やりたかったこと Go言語で記述されたプログラム実行中にカーネルのリングバッファに書き込まれた内容(通常 dmesg コマンドで表示される内容)を、プログラム終了時に確認したかったので…
こんにちは、ラクス技術広報です。 2026年7月15日に開催した主催イベント、「RAKUS AI Conference 2026 Summer」の5本のセッションのうち3本目に登壇したのが、AIエージェント開発課の竹田舜さんです。 テーマは「PoCから本番へ―楽楽精算AIエージェントを支える、LLMOpsとインフラの選択肢」。 CTOや役員による組織戦略の話に続き、現場のエンジニアが実際に何を判断してきたのかという、解像度の高い知見が語られたセッションでした。竹田さんが語ったのは、「AI専用の特…
はじめに こんにちは、タイミーのプラットフォームエンジニアリングチームに所属している徳富(@yannKazu1)です。 この記事では、スキマバイトサービス「タイミー」のバックエンド(Rails API)に Datadog Test Impact Analysis(TIA) を導入し、PRごとのCIフィードバックを大幅に高速化した取り組みについて紹介します。 なお、バックエンドはRailsアプリケーションなので、テストフレームワークは RSpec を前提として話を進めます。 サービスが成長してプロ…
QAエンジニア の @kiyou77 です。 「インシデントが起きたとき、動けるのがいつも同じ人ばかり」というのはよくある話かと思います。私たちの開発組織でも、負担が特定のメンバーに偏っている状況が続いていました。 この課題を少しずつ崩していくために、私たちTebikiでは昨年から 「障害対応訓練」 を実施しています。およそ半年ごとに、プロダクト別で実施を続けてきました。直近では、7月にtebiki現場分析チームで訓練を行ったところです。 この記事では、私たちが障害対応訓練を行っている理由、企画…
サムネイル こんにちは。 e-learningプロダクト開発部データ活用システム開発セクションでなんとか働いている堀です。 今回は、人工知能学会や EDM 2026(Festival of Learning)で発表した、テキストから問題の難しさを推定する研究について解説します。 詳細は、以下の EDM 2026 のページからご覧いただけます。 PDF HTML また、人工知能学会や Festival of Learning の参加レポートは、以下のリンクからご覧いただけます。 人工知能学会 20…
こんにちは、ぐるなびでディレクターグループに所属している林です。 先日、2週間ほどサンフランシスコに滞在し、現地のプロダクトやアプリの調査、スタートアップの見学などを行う機会がありました。 この記事では、業務の記録そのものよりも「現地で何を感じ、自分の仕事の進め方をどう変えようと思ったか」を中心に書いています。
はじめに ここ最近で、AIの急速な進歩を背景にAIコーディングツールの利用は一気に広がりました。MonotaROでもClaude Code、Cursor、Codex、Devinといったツールを日々の開発に取り入れて積極的に活用しています。 ただ、コードを書くことにおいて開発者一人あたりの生産性が向上した一方で、AI支援によるPRの増加と、それをレビューするシニアエンジニアの疲弊が顕在化してきました。 若手に仕様理解を深めてもらおう、と渡したタスクが半日後にはPRになってレビュー依頼されてくる。そ…
こんにちは。ファインディ株式会社でプリンシパルエンジニアをしている戸田です。 先日、GitHubのスタックプルリクエスト(Stacked Pull Requests)がpublic previewになりました。依存し合う変更を複数のプルリクエストに分けたまま、順番に積み上げてレビュー・マージできる機能です。 この記事では、スタックプルリクエストの仕組みとgh stackでのプルリクエストの積み方、GitHubの画面でのレビューとマージの流れを紹介します。最後に、ファインディでAIエージェントの並…
Reproでエンジニアをしている下村です。 自分はずっとプログラマとしてやってきました。最近はPdM的な動きも増えましたが、今でも機能の設計をして、コードを書いて、レビューもする、いわゆる現場のエンジニアです。 そんな自分が、この1年ほど「商談」に出るようになりました。Reproの導入を検討されているお客さんとの打ち合わせに、開発側の人間として同席する、あれです。最初は「エンジニアが商談に?」と自分でも思っていたのですが、実際に出てみると、これがエンジニアにとってかなり価値のある体験でした。この…
止めすぎない統制のつくり方 シリーズ「AIが作る時代のセキュア設計」第3回 前回までのお話 このシリーズでは、AI が自発的にしてくれるセキュリティ上の注意は揺らぐこと(第1回1)、だから組織の設定で AI の機能を禁止すれば、その機能を使った社外への持ち出し(越境)を個人の注意に頼らず止められること(第2回2)を確かめてきました。ただし、禁止の規則が見ているのは「どの機能か」であって「中身が問題かどうか」ではない。だから機能ごと止めれば、越境と一緒に、非エンジニアがようやく手にした「自分で業務…
ここ数日のあまりの暑さに、気象庁に文句言いに行こうか迷っているがんちゃんです(錯乱)。 フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com) 以前、種苗法について書いたのは比較的最近かと思っていたら、最初の記事は2020年5月のことでした。もう6年も前になるんですね…ちょっとびっくりです。 agriscientist.hatenablog.jp その時の改正種苗法が施行されてから5年が経過し、さらに種苗に関する国際的な問題がまだまだ残されていること、気候変動に対応する品種の迅速な開発など現行の…
Previewとして出ていたDeepSeek-V4-Flashの正式版、DeepSeek-V4-Flash-0731が出てたので試します。 https://huggingface.co/deepseek-ai/DeepSeek-V4-Flash-0731 UnslothさんのQ4_K_XLを使います。 https://huggingface.co/unsloth/DeepSeek-V4-Flash-0731-GGUF ※ Q8_K_XLがロスレス変換でQ4_K_XLとは7GBしか違わないので、Q…
AI Agent (以下Agent) に的確な指令を与えるため、いわゆるハーネスの整備が大事だということは認識されるようになってきた。私たちがAgentに対して打ち込むプロンプトは以下の図のように入力コンテキストの中のごく一部に過ぎない。コンテキストがどの様に組み立てられているかを理解し、適切なコンテキストが組み上げられるようにするためにハーネスを整備したいところだ。 本記事では、ハーネスの土台となるAgentへのインストラクションとSkills等の取り扱いについて整理する。 乱立する指示ファイ…
飲食店向け予約・顧客管理システムの「トレタ予約台帳」を運営するトレタの中村仁代表と、外食DXの歴史とその現在地について、さまざまなトピックから迫ります。 飲食店の現場は、テクノロジーによって大きく姿を変えてきました。予約、集客、決済。かつて人の手と勘に頼っていた仕事が、次々とデジタルツールに置き換わっています。 しかし、その変化は本当に「お店とお客さんの関係」を豊かにしているのでしょうか。 この連載では、飲食店経営者とIT企業の経営者、双方の顔を持つ中村仁(株式会社トレタ代表取締役)さんに、外食…
Unit7 リサーチプロダクトチームの佐藤(@riku929hr)です。 2026年7月22日と23日の2日間、ファインディさん主催の AI DevEx Conference 2026 に現地参加してきました。 Dave Farleyさんの『Modern Software Engineering』に一通り目を通してから臨んだのですが、初日の基調講演がまさにそのFarleyさんでした。 読んでおいてよかったです。
はじめに 個々の関数は読める。使われている概念も知っている。 それなのに、値の変化と呼び出し順と失敗時の戻り方を一緒に動かそうとすると、前に見た関係が抜け落ちていく。 足りないのは、たぶん理解力ではない。 同じ関数をもう一度開く。さっき確かめたはずの分岐を、もう一度目で追う。追っているあいだに、その前に確かめた状態のほうが消える。長いコードを前にして私が感じるのは難しさというより、この往復である。 この状態で説明を増やしても、必ずしも楽にはならない。情報が足りないのではなく、考えるために一時的に…
こんにちは、Speee のリフォームDX事業部でエンジニアをしている竹田有真です。25新卒として入社し、2年目です。 私たちはいま、Claude Code をエンジニア以外の職種にも安全に広げようとしています。そのために作ったのが「試験に合格しないと Claude Code を使えない」という制度です。合格ラインは正答率9割。3回続けて落ちると、半年間は使えません。ルールだけ見ると、かなり厳しく排他的に映ると思います。 ただ、この記事で伝えたいのは設計意図のほうです。選別と同時に、生成AIの知識…
本日、はてな情報削除ガイドラインを改定しました。下記ページより改定版のダウンロードが可能です。 policies.hatena.ne.jp今回の改定は、2012年の改定以来となる大幅な改定となります。本ガイドラインは、2004年12月に制定された後、サービスを取り巻く環境の変化に沿い改定を重ねてまいりました。特に近年の変化として、2025年施行の情報流通プラットフォーム対処法により、事業者にはサービス上の権利侵害情報や違法有害情報に対し迅速かつ透明性を担保した削除対応が強く求められ、総務省による…
2026年7月30日、認証を必要とせず、リモートからの任意コード実行(RCE)につながり得る脆弱性「CVE-2026-66066」を修正したRuby on Rails 7.2.3.2、8.0.5.1、8.1.3.1が公開されました(参考:Possible arbitrary file read and remote code execution in Active Storage variant processing)。 本脆弱性は、弊社GMO Flatt Securityのリサーチチームに所属…
はじめに 食べログカンパニー開発本部 技術部 フロントエンド基盤チームの遠藤司樹です。 AI Excellence Meetup(AIEM)は、AIに関する知識習得や知見共有を目的に、カカクコムおよびグループ会社の全社員を対象として開催している社内勉強会です。 本記事は、2026年6月19日に開催されたAIEMで発表した「使いながら育てる Claude Code」の内容を、当日のスライドに沿ってご紹介するものです。 カカクコムでは全社的にClaude Codeを導入しています。私たちのjQuer…
GitHubでPull Requestを作った瞬間に、Claude Code Actionを使って最低限セキュリティレビューをさせる仕組みを導入したいことがあった。またこの仕組みは特定リポジトリだけでなく、他のリポジトリにも簡単に展開していきたいと考えていた。 このときどうやって他リポジトリに展開しやすくしておくか悩んだが、Skillを別リポジトリで共通化しつつ、GitHub Actionsのステップでgh skill installしてから実行することで解決した。今回はこの話について紹介する。…
多くの組織には、確かな実力を備え、周囲から頼られ、一目(いちもく)置かれるソフトウェアエンジニアがいる。組織の中でも限られた存在だ。純粋な技術力の高さだけでなく、仕事を通じて周囲に貢献し、確かな信頼を獲得している人物である。 “他者から頼られる”というのも、優れたエンジニアの一つの表れ方だろう。 たとえば、困っているといつも助けてくれる人。難易度の高い問題を解決してくれる人。チームや組織の能力を引き上げてくれる人。事業やプロジェクトの意思決定を技術面から支えてくれる人など。誰から、どのような場面…