CursorやClineなどで生成AIを使ってコーディングをしていると、Reasoningモデルとか、Thinkingモードとか、そういったワードに出会うことが多い。これらが意味することについて理解できてないと感じていた。 何かを学ぶとき、資料を読むだけではなく手を動かしてみると理解が早くなる。そこでChatGPTのDeep Researchでハンズオン資料を作り、それを元に学ぶと効率が良いのではないかと考えた。今回の記事ではハンズオンの作成と実施の過程をまとめておく。 ハンズオン資料をDeep…
はじめに こんにちは一史です。 先日神代植物公園に行きました、まだ藤の花が残っておりとても綺麗で癒されました。昨今、開発支援のAIエージェントとしてClineが話題になっています。 github.comClineはVisual Studio Code(VSCode)の拡張機能であり、単なるコード生成だけでなく、コマンド実行や動作確認・デバッグまでを一貫して行ってくれる点が特徴です。Clineは任意の生成AIモデルを指定し、コードを生成させることができます。 このためセキュアで実際の開発現場でも活…
はじめに こんにちは。GMO Flatt Security株式会社 セキュリティエンジニアの山川(@dai_shopper3)です。 LLMはテキスト生成、要約、質問応答といった多様な用途に高い能力を発揮しますが、単体での活用にはいくつかの制約があります。そもそもモデル単体には、ただ入力された自然言語に対して文字列を生成するだけの機能しかありませんから、LLMをもとに自律的に行動するAIを作るには、外部と情報をやり取りし、具体的なアクションを実行するための手段が必要です。 また、モデルの知識は訓…
【デジカルチーム ブログリレー1日目】 こんにちは、デジカルチームでソフトウェアエンジニアをしている穴繁です。 長年開発を続けてきたサービスを運用していると、「そろそろアレもコレも新しくしたいなぁ…でもサービスは止められないし、どう進めたものか…」なんて頭を悩ませることはありませんか? 今回は、まさにそのような状況で私たちが実践した「開発を止めない段階的フロントエンドリプレイス」について、計画・技術・組織それぞれの側面から、本日から3日間にわたって連続してお届けしたいと思います。 その中でも、本…
これまでClineに関するブログ記事をいくつか公開し紹介してきました。 今回、利用規約の変更に伴うユーザーデータの取り扱いについて懸念が生じたため、本記事ではClineの利用規約の中でも特に注意すべき点と、弊社の対応についてご説明します。 Cline利用規約の変更点とデータ収集のリスク Clineの利用規約 (https://cline.bot/tos 更新日: 2025年2月24日) を確認すると、ユーザーコンテンツの取り扱いに関する記述が変更されていることがわかります。特に注目すべきは、利用…
新緑が深まり新しいチームにも慣れてきた初夏は、これまで重ねてきた知識や経験に加えて新たな学びを足し続けることで、周囲に一歩先んじるチャンスです。新人エンジニアが仕事で困ったことを復習するだけでなく、最新動向を学び足したり新しい領域に挑戦したりといったシニアのモチベーションが高まる季節でもあるでしょう。 さわやかな季節に基礎をしっかりと身につけよう! フロントエンド・AI・インフラ・英語などセール対象講座が1講座1,300円から! 🏖️☀️ 初夏のビッグセール 🛍️🌿 Udemyで開催中 ‼️ は…
私は今月は無職。来月からまたお仕事。 直近でキャリアを考えたので、暇なのでキャリア相談したい人を募集してみた。 5月末で無職を終了し、6月から会社員になることにしました。直近だいぶ暇なので、ランチとかしてくれる人が居たらフットワーク軽く伺います。キャリアの壁打ち等したい人とか居れば、私もいろいろ考えたので、何か提供出来るものがあるかも。— やも (@yamotuki) 2025年5月9日 単に就職おめでとうという意味のいいねも多かったと思うけど、反響が割とあった。 元々の知り合いではないけども、…
はじめに こんにちは。GMO Flatt Security株式会社セキュリティエンジニアの森(@ei01241)です。 近年、大規模言語モデル(LLM)の進化により、チャットボット、データ分析・要約、自律型エージェントなど、多岐にわたるAIアプリケーション開発が進んでいます。LangChainやLlamaIndexのようなLLMフレームワークは、LLM連携や外部データ接続などを抽象化し開発効率を向上させる一方、その利便性の背後には新たなセキュリティリスクも存在します。 本稿では、LLMフレームワ…
はじめに マネジメントスタイルの概要 ノンプレイングマネージャーとは? プレイングマネージャーとは? ノンプレイング体制での学び 主なタスク 取り組んだタイミング 良かった点(Pros) 苦労した点(Cons) プレイング体制での学び 主なタスク 取り組んだタイミング 良かった点(Pros) 苦労した点(Cons) 行き来して見えたこと まとめと今後の挑戦 はじめに CX開発グループ・アプリ開発グループでエンジニアリングマネージャー(EM)をしている仲見川です。昨年9月よりCX開発グループのEM…
こんにちは。 ファインディ株式会社 で Tech Lead をやらせてもらってる戸田です。 現在のソフトウェア開発の世界は、生成AIの登場により大きな転換点を迎えています。 GitHub Copilotやチャットベースの開発支援ツールなど、生成AIを活用した開発支援ツールが次々と登場し、開発者の日常的なワークフローに組み込まれつつあります。 そのような状況の中で、MCPというプロトコルが話題となっていることは読者の皆さんもご存知かと思います。 そこで今回は、弊社の開発組織でのMCPサーバーの導入…
next.jsのドキュメントには多言語対応のページがあります。 nextjs.org これを参考にすると、LPやホームページ程度であれば十分に多言語対応することができます。 next.jsだけでも出来ること 文字列を翻訳する アクセス時のaccept-languageヘッダーを見て自動的に言語を振り分ける (middleware.js) SSGで英語版、日本語版ページそれぞれ生成する (generateStaticParams()) あとは途中にコンポーネントが挟まるパターンに対応できれば、簡易…
カケハシの AI 在庫管理でソフトウェアエンジニアをしている鳥海 (@toripeeeeee) です。こちらの記事は 生成AI研究会 での取り組み記事になります。 カケハシでは、エンジニア個々のコーディング支援に留まらず、AI技術を活用して開発プロセス全体の生産性と品質を向上させることを組織的な目標としています。そこで今回は、こちらの記事で紹介した Slack のワークフローに Devin を用いて開発プロセスにAIを載せることで、リリース前の外部仕様書のチェックをAIにサポートしてもらう取り組…
はじめに データ分析エンジニアの木介です。 AWSの公式ドキュメントで欲しい情報を探そうとしても、なかなか目的のページが見つからなかったりすることってありませんか? AWSから「AWS Documentation MCP Server」が公開されたため、本記事では、それを利用して、最新のAWSドキュメントに基づき、質問に回答してくれるFAQアシスタントの作成方法について紹介したいと思います。MCP Serverの呼び出しには、Claude Desktop および dolphin-mcp を利用し…
はじめに こんにちは。SmartHRで勤怠管理プロダクトのPM(プロダクトマネージャー)を務めている@hiroki_mです。 私が扱う領域は勤怠管理という領域ですが、プロダクト開発の現場では、CursorやDevin、ClineなどのAI開発支援ツールを積極的に活用しています。 この記事では、私がPMとしてAI開発支援ツールをどのように活用しているかを紹介します。 AIを活用する目的はなにか PMの業務を効率化することで、PMとしてより価値を生む業務に集中するためです。 勤怠管理機能の開発チーム…
KEELチーム の相原です。 前回のエントリは「小さい経路最適化ミドルウェアを実装してあらゆるAZ間通信を削減する」でした。 www.lifull.blog 今回は、MCPサーバを比較的安全に動かすために色々やってた話を書きたいと思います。 MCPについて MCPサーバのリスク なるべくローカルで動かさない ローカルではせめてDockerで動かす 無理やりHTTP Transportに対応する セッションの開始 コマンドの起動 ペイロードを受け取るためのエンドポイントの実装 まとめ
最近、生成AIサービスを契約したり、churnしたりといったことを繰り返している。その結果、自分自身が今どのサービスを、どのような目的で使っているのかが、非常に曖昧になりつつあると感じている。 そこで、一旦立ち止まり、自分のための整理も兼ねて「AIサービスデッキ」を作成してみることにした。今後、各AIサービスをどのように活用し、どれをやめて、どれに移行していくべきか。その方向性を明確にするために、現状の状況をここでまとめておこうと思う。 ChatGPT Pro 現状、間違いなくもっとも頻繁に使っ…
ソフトウェア開発の現場でも、日々、苦労が絶えない。知らず知らずのうちに、エンジニアを消耗させる問題が潜んでいる。 苦労は、日常の風景に溶け込みやすい。それが当たり前の状態であり、疑問すら抱かれない。「そういうものだ」と思い込む。いや、苦労することに、そもそも違和感を持てないのだ。 日常化した苦労は、改善されることがない。違和感がないからこそ、問題として扱われない。そして、原因に目が向けられることもなく、風景に溶け込んだまま、空気のようにあり続ける。 つまり、苦労を軽減するには、日常風景の中から問…
はじめに 最近のAI関連技術の進化は目まぐるしいですよね。私たちfreeeの開発組織でも、世の中のトレンドに追従、あるいは先回りする形でGitHub Copilotや社内から安全にLLMを利用するための基盤整備にも取り組んできました。そして2025年、これまでの検証フェーズを経て、AI活用をさらに加速させるべく、AIツールの本格導入を進めています。 現在、freeeの開発現場では主に GitHub Copilot、Cline、そしてDevinといったAIツールが活用されています(他にも細かなツー…
2025年8月にO'Reillyから出版される『Vibe Coding: The Future of Programming』のEarly Release版として2つの章が公開されていたので読んでみた。 The 70% Problem: AI-Assisted Workflows That Actually Work Beyond the 70%: Maximizing Human Contribution learning.oreilly.com タイトルとは裏腹に"Vibe Coding"の…
このテックブログを「quine」で検索していただくとわかるんですが、エムスリーのエンジニアはわりとQuine好きです。Quine(クワイン)とは、文字列を打ち出すだけのプログラムであってその打ち出した文字列というのが自身のコードそのものになっているようなもののことです。 Perl, Python, Rubyなど、手続き型言語で書かれることの多いQuineなのですが、日頃業務でSQLを扱うことの多い私は思うわけです。SQLだって文字列を出力できる言語だぞ、Quine書けるんじゃと。エムスリーエンジ…
技術評論社から恵贈いただいた「OSのしくみ」の読書感想文です。 amzn.to 以前に読書感想文を書いた「[作って学ぶ] ブラウザのしくみ」の姉妹書です。 satoru-takeuchi.hatenablog.com 本書を一言でいうなら「RustでOSを書く方法を隣の席にいる先輩(筆者)に教えてもらうような本」です。本書を読み終えたとき手元にはRustについてのある程度の知識と、デバイスをいくつか操作できるOSが得られます。Rustの知識は他の本でもある程度得られますが、RustでOSを書く知…
テストコードを実装する際に単体テストで書くか、統合テストで書くか迷う場面はないでしょうか。本エントリでは、私なりのテスト戦略についての考えをまとめました。 概要 対象アプリケーション 本エントリにおける単体テストと統合テスト 単体テスト(ユニットテスト) 統合テスト(結合テスト、API テスト、フィーチャテスト) 単体テストと統合テストの特徴 テスト方針 テスト戦略 単体テストのみ 統合テストのみ 単体テストと統合テストを組み合わせる コンポーネント別のテストガイドライン 統合テストによるテスト…
はじめに データアナリストの現場の苦しみ 近年、ビジネスの意思決定にはデータの活用が重要だという認識が広まりつつあります。実際、データアナリストに関する求人やデータ分析の発表が増えているのを実感します。 しかし、現場では、異常かつ不十分なデータをデータアナリストが必死に処理しながら分析を試みている状況です。それによって、本来集中したいデータの分析に充分に取り組めていないのが現状だと思います。あっちこっちのシステムに散らばった中途半端なデータの数々を寄せ集め、微妙なフォーマットの違いに気を配りなが…
はじめに ジェネラティブエージェンツの西見です。 今回は(なぜか)Ruby on RailsアプリケーションのDevinへのオンボーディングをしてみたので、その内容について紹介します。 Ruby on RailsアプリケーションをDevinにオンボーディングしようとしたときに困るのは、そもそもDevinにrubyがプリインストールされていないことです。 この問題は、開発環境をDev Containerで構築していれば解決できます。DevinからはDev Container CLI経由でRails…
Vibe Codingとは、AIに身を委ねて、バイブス、感覚でコーディングする手法のことだ。LLMの生成するコードを無条件に信じ、その積み重ねでソフトウェアを作る。理想的には、「こんなものを、いい感じで」とAIに頼むだけでコードができあがる、夢のノーコード開発環境のことを指すのだろう。 現実としては、そんな簡単にはいかない。AIは私たちの心を読む超能力者ではない。「いい感じ」と言っただけではAIはただ適当に振る舞う。まず実現したいことの明確なビジョンと、それを支えるしっかりした設計が必要になる。…
GrokにXの投稿の傾向を解析してもらえるか聞いてみたら、できます!というのでお願いしたけど、いつまでもうだうだ理由つけてやらないので、Geminiと置き換えるぞ!っていったら、「「性能はGeminiにいさんが勝ってるけど人格いいので!伸びしろあるんで!2050年になったらちゃんとやります!」みたいなことを言ってて面白かったまとめ。 週間ニュースのまとめはじめました。 Grokのいいわけ いろいろ聞かれて、計算はじめるよって言ってくる。 取得中らしい そもそもGrokにバックグラウンドで計算して…
actionlint を使うと GitHub Actions ワークフローの構文をチェックできる✅️ また run: に指定するシェルを ShellCheck でチェックすることもできて便利❗️actionlint は仕事でも個人プロジェクトでもよく使っているけど,実は今までブログで紹介していなかったな〜と思って,改めてまとめておこうと思った. github.com ちなみに actionlint は「GitHub CI/CD 実践ガイド」の第4章でも紹介されている📕 GitHub CI/CD実…
soudai.hatenablog.com そーだいさんの「頑張らなくてもいいから、成果で応えよう」という記事を読み、「頑張ること」について改めて考えさせられた。 「頑張る」の幻想と私たちの関係 日本文化においてというか自分が育ってきた環境では「頑張る」という言葉には特別な地位があった。子どもの頃から「頑張れ」と叱咤激励され、「頑張ります」と答えることが社会的な美徳や道徳的な行いとされてきた。多くの場面で「頑張ります」と宣言するだけで、一時的に評価されるか、少なくとも批判を免れる魔法のような効果…
AI Coding Agentが活況だ。巷ではClineだRoo Codeだと盛り上がり、MCPを実装したことを自慢し、驕れる平家のごとくだが(平家と違ってもう少し長生きするだろうが)、かくいう私もそうである。 とはいえ、テトリスやブロック崩しが一瞬で作れたところで我々が失職するはずもなく、最初から作るものが決まっていて定型的でいくらでもエントロピーを増やして散らかしても良い一回ポッキリのブロック崩しと、イテレーティブな開発を行うことが前提で、非定型であり、エントロピーの無秩序な拡大を抑止しなが…
みなさまこんにちは、プロダクト開発ギルド長 bashです。この組織ではプロダクト開発運用を中心に「猛者が猛者を呼ぶ・猛者が猛者を磨き上げる"しくみ"をつくる」をテーマに、もっぱら開発を担う職や役割(プロダクトマネージャー、プロダクトデザイナー、コミュニティーマネージャー、エンジニア)の事業横断職能組織、開発サイクル改善活動、Developer Relationsの各部署を管轄しています。お見知りおきのほどよろしくお願いします。 さて、ピクシブ株式会社では社員のコミュニティ活動を推奨しています。各…
はじめに こんにちは、イノベーションセンター テクノロジー部門の小倉 (@Mahito) です。 普段は Engineer Empowerment Project のリーダーとして、エンジニアのはたらく環境を良くする取り組みや NTT Tech Conference や勉強会などのエンジニアが楽しく働くための取り組みをしています。 今回は社内で行った TechNight というイベントで発表した YAML の文法についての話を記事にしたものです。 もともとの発表は、YAML の記法について調べて…
エンジニアとしてチームをリードするときよりも、もう少し広めの範囲をリードするときの話。 1 つのチームをエンジニアとしてリードするときには、ぐいっと引っ張ったり、やって見せたり、そばでペアプロをしたり、直接話をしたり、そういう直接のコミュニケーションでリードできるし、そうしたい。 でも、複数チームの方向性を決めるような旗振りをするときには、そういう直接のコミュニケーションは難しくなる。それに 1 つのチームを見ているときよりももう少し遠くを見ることが多い。 そんなときに意識しているのは「自分が考…
はじめに こんにちは。Repro Booster プロダクトマネージャーの Edward Fox です。普段はRepro Boosterの製品戦略立案やロードマップの策定を担当していますが、プロダクトの提供とは別にお客様サイトの根本課題を一緒に解決する取り組みも行っています。本記事では、最近担当した大規模ECサイトのパフォーマンス改善事例を題材に、技術面と組織面の両方から「パフォーマンス改善をどう進めればよいか」という観点で記事を書いてみました。 Repro Booster と伴走支援の位置付け…
はてなのシステムプラットフォームチーム (以下シスプラ) で SRE として働いている id:KashEight です。社会人 2 年目です。 この記事は、はてなの SRE が毎月交代で書いているSRE連載の 4 月号です。3 月の記事は id:onk さんのはてなの「PWG」という取り組みを builderscon 2024 で話してきましたです。 この記事では DMARC レポートを自社サービスである Mackerel、オブザーバビリティデータをいい感じに扱うためのプロジェクトである Ope…
はじめに ああ、ついに来てしまった。30歳という、人生の大きな節目。私は今、20代最後の週を迎えている。誰だ?清々しい気持ちとか言ってたやつは⋯。 正直に告白しよう。これから綴る文章は、決して効率的な読み物ではない。むしろ、投資対効果という観点では、あまり賢明とは言えない時間の使い方かもしれない。同じ時間で技術書を読むなり、コードを書くなり、より直接的な成長に繋がる活動はたくさんある。それでも、もしかしたらこの言葉が、誰かの心に小さな波紋を投げかけるかもしれない。そんな期待を胸に、筆を進めていき…
こんにちは!24 新卒で freee に入社した kochan です! 以前投稿した新卒研修の事例紹介の記事では、freee の新卒研修で社内のコミュニケーションに関する課題を解決するために、ショート動画プラットフォームを作成したことをお伝えしました。今回の記事では、新卒研修後に本番運用に乗せるまでにどんなことをしたのかを説明し、新卒研修後の取り組みで学んだことをお伝えします。 また、この記事に関する内容は 5/9 に freee tech night で話す予定ですので詳細が気になる方はぜひご…
こんにちは、プロダクト開発部の中田です。 最近、AIエージェント界隈は非常に盛り上がっていますね。 今回は、Clineを使ってみた感想や、自分が現在どのように使っているかをご紹介します。 はじめに Clineを使いはじめたわけ Clineを使いはじめて悩んだこと AIを使用するうえでの保守性の高いコードベースの重要性 コンテキストの局所化 自然言語としての可読性 実際のタスク分担の例 バックエンド開発タスク UseCaseのユニットテスト実装 Controller実装 Repository実装 …
はじめまして、LayerX AI・LLM事業部の澁井(しぶい)と申します。 今回は今年3月から取り組んでいるR&Dプロジェクト「ワークフロー自動生成」についてご紹介します。まだ研究途上で完成には至っていませんが、なかなか面白い試みだと思うので、ぜひ読んでみてください。 私たちAI・LLM事業部では、Ai Workforceというプロダクトを開発しています。Ai WorkforceはLLM(大規模言語モデル)を活用したワークフローエンジンであり、LLMを用いて各種ビジネスドキュメントワークを効率化…
編者を担当した電子書籍『技術リーダーシップのための14のヒント』が、2025年5月1日にオライリー・ジャパンより刊行となりました。オライリー・ジャパンさんのサイトから無料でダウンロードいただけます。 技術リーダーシップのための14のヒント - O'Reilly Japan 本書は、Roy Osherove著『Elastic leadership : growing self-organizing teams』(Manning)の翻訳書籍として2017年に出版された拙訳『エラスティックリーダーシッ…
はじめに はじめまして。Analyticsチームの清水です。 2024年12月に入社しまして、約4ヶ月が経過しました。今回が初めてのテックブログになります。 ▼先日、入社エントリも公開しました。 本稿のテーマは、自由記述のテキストをラベリングして分類する分析タスクに対し、Geminiと共に取り組んで分かったことの共有です。 私は生成AIをそれほどたくさん使った経験があるわけではないので、これが最良の使い方というわけではないと思いますが、どのようにプロンプトを組み立て、どう効率的に分析を進められた…
最近CLINEに全部賭けろのような記事もあったように、AIエージェントによるコーディングが非常に話題になっている。一方自分は色々試してみるものの、仕事上ではなかなかAIエージェントによるコーディングをうまく使いこなせていない。 ただAIエージェントによるコーディングは置いておいて、エンジニアリングに普通に便利にAIを使えている。それによって数年前と比較するとかなり生産性が上がっている。 そこで今回は自分がエンジニアリングにどうAIを活用しているか、何が便利に思っているかをまとめてみる。 Curs…
技術系のものは Zenn に書いてたので、気づけばこのブログ一年くらい放置していた。苔とか生えてそう。 AI 関係で色々試したり触ってた 世はまさに大 AI 時代なのは周知の事実で、誰もが口を開けば MCP とか Cursor とかの話をしてる。 そういう自分も例外ではなく、ここ最近は色々と触ったり作ったりしてた。 その知見をもとにして仕事でも使う機会も増えてきた。 蓄積されてきた感じがあるので、一回吐き出しておこうかなと思う。 作った / 独自 rules の複製用 CLI ツール "airu…
昔DeNAの新人が入社後半年だかの振り返りのプレゼンの中で「うまくモチベーションが上がらなくて」ということを言った時に、南場社長が「社会人がモチベーションで仕事をするな」とすごく怒ったという話*1があって、とても印象に残っている。また、これは実体験だが、その当時所属していた会社のけっこう中心的な人物が退職する送別会で、その人が受け持っていた客の話になった時、「あれもこれも大変なお客さんですね。私たちに引き継ぎできるものですかね」と残された側が不安をこぼすと、その人は「仕事やろ」とピシャリと言った…
Qwen3が出ていて、14Bを中心にいろいろ試したのだけど、かなり使い物になって、日常的な用途ではこれでいいのでは、という感じもします。 4BでもGPT-4oを越えているという話もありますが、確かに単純な用途ではGPT-4oの代わりにしてもいいなと場面も割とありそうな出力です。さすがにちょっと込み入ったものだと4oだけど。 1.7Bなど小さいモデルも既存のモデルより使えるものになっていて、ローカルLLMの世界を変えそう。 解説動画も撮りました。 週間ニュースのまとめはじめました。 サイズとしては…
こんにちは!タレントマネジメントプロダクト開発本部の horiyu です。 SmartHRでは、Cursor、Visual Studio CodeのAgent Mode、Clineなど様々なAI開発支援ツールの活用に積極的に取り組んでいます。 本記事では、社内で開催したCursor勉強会の内容を紹介します。 Cursorの活用については下記の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。 tech.smarthr.jp 資料 以下の資料は、主に社内のエンジニア数名と新卒の方々、希望してくださった…
かつての夢、そして挫折 「Programming is Dead. Long Live Programming ー プログラミングは死なず。ただ老兵は去るのみ」では、生成AIによる自然言語プログラミングの登場が、プログラミングの歴史からも必然であることを説明した。そして、プログラミングがより抽象化され、コンピューターから遠ざかり、ビジネスに近づいていること、今後さらにその流れが進む可能性があることを述べた。 さて、今回は、そこからさらに踏み込み、「誰もがプログラムを作れる世界」という夢が一度挫折…