トピック一覧

読書・マンガ

司馬遼太郎『土佐の夜雨』を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、司馬遼太郎の短編小説『土佐の夜雨』について語らせてください。この作品、静かに始まり、気づけば胸の奥に深く沈んでいくような余韻を残す…そんな“司馬遼太郎らしさ”が凝縮された珠玉の一篇なんです。 『土佐の夜雨』──静けさの中に宿る、武士の誇りと孤独物語の舞台と空気感舞台は幕末の土佐。雨がしとしとと降り続く夜、武士たちの心の揺らぎが、雨音とともにじわりと浮かび上がってきます。 司馬遼太郎は、派手な戦や劇的な事件を描かなくても、「武士とは何か」 「誇りと…

イスラエルとユダヤ人 考察ノート

著者:佐藤優 発行元:KADOKAWA イスラエルとユダヤ人 考察ノートまとめ イスラエルとユダヤ人 考察ノートを読んだ理由 イスラエルとユダヤ人 考察ノートで仕事に活かせるポイント イスラエルとユダヤ人 考察ノートから学んだことと活かせること イスラエルとユダヤ人 考察ノートの目次 イスラエルとユダヤ人 考察ノートの感想 イスラエルとユダヤ人 考察ノートまとめ ロシア駐在の外交官だったけれど、イスラエルとも関係が深く、そんなイスラエルがらみで逮捕されたこともある佐藤優さんのイスラエル論と日本外…

アニメ「カグラバチ」千紘のキャラビジュアルとPV公開ッ!! の巻

★本日アニメ「カグラバチ」の主人公・千紘のビジュアルとCVを解禁したPVが公開されましたよ。 www.youtube.com 正直なところもう少し見せて欲しかった気持ちがありますが、今はじっとガマンの子。 連載自体もちょっと緊急な休載が続いて不安ですが、アニメが始まればきっと「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」のようなブームを生み出すことは確実なので、それまで静かにガマンなのです。 ランキング参加中マンガ www.youtube.com www.youtube.com カグラバチ 1 (ジャンプコミックス…

別にアンチになりたいわけでは無いけれど、やっぱりなんか嫌

夕方の休憩時に読み終えました、『「売る力」ノート』。 本を開く前までは、読み終わるまでに時間がかかりそうだなと思っていましたが、77話に分かれているうえに比較的文量も少なく、すいすい読み進められました。 全体の内容もとても楽しく、参考になる考え方、実践法もたくさん。 最初は精神論が幅を利かせる内容かと思っていましたが、理論的な話もたくさん入っていたので、2010年に発行されながらも2020年代後半でも良い参考書になるのかな?と思われます。 【中古】どんな人にも大切な「売る力」ノート / 津田晃 …

17冊目:spring

通勤カバンの中でくしゃくしゃになってしまった「spring」。 ※アフィリエイトリンクを含みます。 今回紹介するのはこちら‼️ 恩田陸 作 「spring」 帯によると、構想と執筆に10年かけたそうです…… 果てしなく長い期間、温めていたのですね…… 世に放たれて本当に良かったです…… こちらの作品はバレエダンサーのお話なのですが、バレエを知らない私でも楽しめたので、早速、紹介していきたいと思います……‼️ それでは、レッツゴー💨 バレエを知らない人にも読んでほしい 萬春という天才バレエダンサー…

2026-06-12 Audible 観測日記

ようやく金曜日に更新。やや作品数は物足りないですが、今後に期待です。ライトノベルの配信 ソードアート・オンライン 18 勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 スパイ教室 07 マジカル★エクスプローラーエロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる 10 デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 4 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝ソード・オラトリア 13 バチカン奇跡調査官 天使の群れの…

言いたい事も言えないこんな世の中じゃ

※本の紹介のためにアフィリエイト広告を使用しています また1冊本を読んだので忘れないうちに記録しておきます~。 今回読んだのは「小学生でもできる言語化」という本。 読書感想文の本と併せて読んだら参考になるのでは?と思って借りてきました。 ざっくりまとめると、言葉をブロックに例えながら、それをどう組み立てたら自分が見たものや感じたことが相手にちゃんと伝わるのか、実際に文を作りながら教えてくれる本です。 個人的にいいなと思ったのは、モヤモヤしたことを書き起こして感情を整理する方法や、日本語の単語帳を…

【落ちるなら、とことん底まで】人間の「醜い本性」が暴かれる小説3選【絶望レベル順】

梅雨の季節、湿度が高くてジメジメ・・・ そんな季節に、あえてどん底までどっぷり落ちていくのも一興! 今回は、極限状態に追い詰められた時に暴かれる、 人間の「醜い本性」を描いた小説をご紹介します。 ※注意※ 絶望な状況を楽しめる程度の元気がある人におすすめします。 こんな人におすすめ とことん、どん底の気分に落ちたい 人間の「隠された」本性を知りたい 絶望を楽しめるくらいの余裕がある 【絶望レベル★☆☆】「死んだ木村を上演」(金子玲介) あらすじ ゾクゾクポイント 【絶望レベル★★☆】「爆弾」(呉…

『こんな時代だからこそ面白い本を知りたい』第七回

インターネット上で女子ボクシング小説を書いている人たちが読んでる本を紹介する「こんな時代だからこそ面白い本を知りたい」。 今回は、好きな小説編で、僕の好きな小説を紹介します。 ▮好きな小説編 四冊目:七瀬ふたたび(筒井康隆著) 生れながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生れてはじめて、同じテレパシーの能力を持った子供ノリオと出会う。その後、次々と異なる超能力の持主とめぐり会った七瀬…

日常的に気を付けていること

自分を甘やかさない人は、一つのことを決めたらそれを続けられる人です。 私が、ブログを続けているのも、自分を甘やかさないひとつの方法なのです。 人から見ればなーんだと思えることでも、それをやり続けることが大事なのです。 どんな・・・・ 続きはこちら

アニメ化『恋せよまやかし天使ども』1巻~最新7巻まであらすじ・ネタバレ感想!

卯月ココ著『恋せよまやかし天使ども』1巻~7巻あらすじ・ネタバレ感想。 目が合うだけで心を撃ち抜く“心撃の天使”と言われる完璧美少女が、裏の顔を完璧男子に知られてしまい……。 ふたりだけのトクベツが増えていくだましあいラブコメ。 2027年テレビアニメ化! 『恋せよまやかし天使ども』概要 『恋せよまやかし天使ども』登場人物 『恋せよまやかし天使ども』1巻あらすじ・ネタバレ感想 『恋せよまやかし天使ども』2巻あらすじ・ネタバレ感想 『恋せよまやかし天使ども』3巻あらすじ・ネタバレ感想 『恋せよまや…

「会社」という枠を超えて自由に働くー実業家・中野祐治が教える、起業を志す人が最初に捨てるべき常識

起業したい。自由に働きたい。会社に縛られずに生きたい。そう言う人は多いです。でも、ほとんどの人が同じ勘違いをしたまま動き出します。それは——「会社を辞めれば自由になれる」という幻想です。今日は、私が起業を志したときに最初に捨てた“常識”を話します。 目次 常識①「安定は会社がくれるもの」 常識②「起業=好きなことで稼ぐ」 常識③「1人で何とかしなきゃ」 常識④「会社を辞めてから考える」 最後に:自由とは「枠を壊すこと」じゃない 中野祐治(作家・起業家) 各種メディアで情報発信中 目次を開く 常識…

「物語 ラテン・アメリカの歴史」感想|インカ滅亡後から現代まで、複雑な社会の成り立ちが見えてくる一冊

神殿の時代から20世紀まで。ラテンアメリカの歴史を、多くのエピソードを交えて語る「物語 ラテン・アメリカの歴史」。 インカ、アステカといった「帝国」が滅びてのち、社会がどう変わっていったかがよくわかる。本国、現地のスペイン人同士の対立、アフリカ系の人々、勢力を伸ばすヨーロッパ勢と変化に取り残されたかのような先住民たち。 現在のラテンアメリカ政治を見る上でも、ぜひとも押さえておきたい一冊。

イタリア庭園本の難点(読書案内的雑感)

ヨーロッパの庭園は、イギリスは風景庭園が一般的なのに対し(一時期幾何学的庭園が主流だった時代があることがある)、大陸側は歴史的にみて幾何学的な庭園が主流となっている。 イタリアの庭園は、幾何学的な庭園が主流。幾何学的な庭園ゆえに、コンデジやスマホのカメラで撮影すると、画像が歪むという、やっかいな問題が発生する。 イタリア庭園本を探し、見つかった二冊について、とりあえず画像中心でざっと目を通した。 「イタリア 麗しの庭園と館をめぐる旅 (私のとっておき)」(朝岡聡) 「イタリア庭園の旅: 100の…

今日の出来事

今日は、朝から活動した! 今日は朝から大学のテストがありました! 自分は通信制の大学に通っているのでオンラインのテストでした! 早起きして勉強をするわけもなく30分前に起きてダラダラしてからテストに臨みました笑 今日は戦後日本史のテストがあったのですが、ほんとに授業の話を聞いておらず、ほとんど勘で答えましたね笑 選択式問題で助かりました! 次の学期こそは集中して授業を聞こうと思うのですが、思いっぱなしで2年生になってしまいましたね、笑 面白そうな科目しか聞く気にならないのってみんな同じなのかな笑…

どんな高校時代を過ごしたかで人生決まるかも

駅前のビルの中にある、とある書店、 入ってすぐ、壁際の書棚にある本の表紙が目に飛び込んできた。 新書版だから、さして大きなものではない。 表紙も決して派手で目立つというものでもない。 その本のタイトルが『埼玉県立浦和高校』! 学校の入学案内の類ではないことはすぐにわかった。 なんだこれは? 著者名を見て、なるほど! ちょっとして、気がついた。 「あっ、地元だもんね」 いま、ワタシは埼玉県浦和市に来ているのだった。 JR浦和駅のすぐ近くにあるビルの中の大型書店にいる。 なんと地味なタイトルなんだろ…

【入門から名著まで】人生で一度は読むべきおすすめ人文書5選

【入門から名著まで】人生で一度は読むべきおすすめ人文書5選 「日々の生活や仕事に追われ、自分の生き方に迷いを感じている」「人文書や哲学書に興味はあるけれど、難しそうで何から読めばいいかわからない」 あなたは今、そんな風に悩んでいませんか? 人文書(人文学の本)とは、哲学、歴史、文学、心理学など「人間とは何か」「どう生きるべきか」を深く探求する学問の本です。一見すると難解で実生活には役に立たないように思えるかもしれません。しかし、そこには何百年、何千年と語り継がれてきた「人間の本質」と、私たちがよ…

読んでおきたいベスト集!太宰治 / 太宰治

太宰治の作品をいくつか読んでみました。 何度も借りるのが面倒だったので、ベスト集というありがたいものを。 太宰治を読もうってなったのは、最近何読んでもいまいちだったので、もしかして人気の高い太宰治ならという理由です。 若いころに読んだことがありますが、物心つく前です。 私の場合、物心ついたのが35歳くらいだったと思います。 以前に読んだときは意味が分かりませんでしたが、今回読んでわかったことは、想像以上に暗いということです。酒と借金と死ばかりですね。なんで人気があるんでしょう?この歳になって読む…

夜更かししたくなる没入感のある国内ミステリー3選|重厚な物語に飲み込まれる

気づけば深夜になっているのに、続きを読む手が止まらない――。 そんな“没入感”のある小説を読む時間が、 とても好きです。 今回選んだのは、ただ事件の真相を追うだけではなく、物語そのものの空気に深く引き込まれていく国内ミステリー3作品。 どれも重厚で、人間ドラマや歴史、感情の苦しさまで濃密に描かれていて、読み終わったあともしばらく余韻が残りました。 夜更かしできる日に、じっくり読みたくなる作品ばかりです。 『なれのはて』|一枚の絵から過去を辿る壮大な歴史ミステリー 加藤シゲアキさんの『なれのはて』…

最後の“会合”【デストロ246⑦】

殺し屋少女たちの物語、完結。 これが見たかった イマリが893に助けを求め、893は藍と翠に応援を要請する。 全員が協力する展開。 殺しを終えて6人が談笑しながら横並びに歩いてる絵は、さながら普通の仲良しJKたちの下校姿のよう。 イマリの「1人じゃ無理だった」発言も相まって、仲間としての結束が生まれてるようにも見える。 ただ、どこか「いつでも見殺しにできます」という空気感が残ってるのが、すごい。 これが「冷たさ」ではなく、「どうせ死なんやろ」という信頼に見えるのが、また良い。 「仲間」でもなけれ…

ひらやすみ10.

真造圭伍氏のマンガ『ひらやすみ』、先日出たばかりの最新第10巻の帯には「物語、遂に、ゆっくりとクライマックスへ。」とありました。たしかにそれを予感させるような展開で、ここ数年単行本が出るたびに買って楽しんできたお話がついに完結しちゃうのか……と、一抹の寂しさを覚えつつも、いまから次巻の刊行が楽しみです。でもって、来年1月から放送が始まるというテレビアニメも楽しみ。 『ひらやすみ』第10巻なのですが……ここへ来て、この物語全体から受け取る印象というか空気のようなものに、私は僅かに、ほんのごく僅かに…

阿刀田高「七夕祭」

☆ 中学校の期末テストまであと6日。明日あさっては朝から夜までフルにテスト対策が入っている。 ☆ 明日は買い物に行けそうにないので、行きつけの八百屋さんでトマトを買い、近くのパン屋さんで食パンを買い、手作りの豆腐屋さんでくみ上げ豆腐と少しの総菜を買った。 ☆ めっきり少なくなったが、個人商店にはスーパーにない魅力がある。近くに鮮魚店のないのが残念だ。 ★ さて今日は、阿刀田高さんの「風物語」(講談社文庫)から「七夕祭」を読んだ。 ★ 20歳を超えたばかりの青年が伯父の家に来ている。従姉妹たちが集…

女優の 南沢奈央 さんが 湊かなえ さんの小説『残照の頂 続・山女日記』を朗読、アマゾン の 聴く読書 Audible⁉️ ≪めちゃ推し聴く読書Audible≫

[本ページはプロモーションが含まれています] (引用:PR Timesサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000276.000036126.html) ブログの前のみなさ~ん!!! 今回もYANO-T's blogへお越し頂き、 ありがとうございます。 感謝感謝。 広告・スポンサーリンク アマゾンの聴く読書、Audible をご存じでしたでしょうか? プロのナレーターが朗読した本をアプリで聞けるサービスです。 amazon audible CM 「…

面白い本に出会えたらとてもツイてる

今週のお題「最近のラッキー」。 毎週 2 ~ 3 冊は何かしらの本を読むのだけど、「これは!」というものに出合えるのは稀だ。 そもそも、本それぞれにメインの対象読者層というものがあり (子ども向けとか、〇〇が趣味の人向けとか、××が△△する展開が好きな人向けとか)、自分がその読者層にばっちり該当していればとっても楽しめるのだけれど、まぁ、そういう本はなかなかない。ストライクゾーンが狭いのだ、私。 存在しているとして (してはいるだろうけど)、毎日大量に刊行されている本の中からそれを見つけ出すのは…

小説とは読み方がちがう文章。

近頃は、外に出るのもそこそこに、休みの日は読書に励んでいる。励んでいると言っても、誰かに勧められてやっていることでもなく、あくまで趣味とか娯楽のひとつとしての選択肢として楽しむようになった。もうひとつのきっかけとしては、少し中東情勢を気にしてのインドア趣味の再興の部分もある。 今、主に読んでいるのは、モーゲンソーの『国際政治』で、全三巻のうち第二巻だ。この手の話、つまり本当の学問の話は、小説とは読み方を変えなくてはいけなくて、少々眠くなってしまう。慣れていないためか、本質的に眠くなる要素があるの…

書評 / 活字の海を泳ぐことに無上の喜びを感じるすべての活字中毒者たちへ『図書館のお夜食』

本を愛し、活字の海を泳ぐことに無上の喜びを感じるすべての活字中毒者たちへ『図書館のお夜食』 この書籍を手に取ってくださったあなたは、きっと部類の小説好きのはずです。 そんなあなたにおすすめしたい、極上の癒やしを与えてくれる1冊をご紹介します。 原田ひ香さんによる小説『図書館のお夜食』の紹介です。 図書館のお夜食 作者:原田ひ香 ポプラ社 Amazon 図書館のお夜食 (一般書 428) [ 原田 ひ香 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る タイトルを目にした瞬間から、もう心惹かれてしまう方も多…

「須磨明石」殺人事件 (内田 康夫)

以前よく読んでいた内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」ですが、最近、自分の出張先が舞台となった作品を手に取っています。初読のものもあれば、再読のものもあります。 ただ、私の出張先も勤務していた会社すべてでみてみるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始めました。 この作品は「第60作目」。今回の舞台は “兵庫” です。 兵庫県は、私の出身である岡山県の隣なので国内を移動する際に新幹線で通過はしますが、落ち着いて訪れる機会はほとんどありませんで…

【ネタバレなし感想】6月31日の同窓会 真梨幸子

6月31日の同窓会 (実業之日本社文庫) 作者:真梨 幸子 実業之日本社 Amazon 今回読んだのは「6月31日の同窓会」。とある女子高の卒業生が本来あり得ない6月31日の同窓会のお知らせを受け取った人が不審な死を遂げていることを知ったOGの弁護士、松川凛子は不慮の死を遂げた彼女たちの死の真相を追うというお話。 複数の登場人物の現在と高校生当時の話が入り乱れているので、 一気に読んだ方が分かりやすくて良いかもしれません。途中で「あれこれ誰だっけ?」とかなりやすいです。私はメモを取りながら読んで…

エデンの裏庭

エデンの裏庭(吉田篤弘/岩波書店) 吉田篤弘という作家には、以前からどこか惹かれるものがある。読んだ冊数はまだ少ないのに、一冊手に取ればすぐに「この人の世界だ」と分かる。装丁家としても活動しているだけあって、本の佇まいにも独自の意匠が宿っている。 本書は、大きく二つのパートから構成されている。 前半では、多くの人が知る四つの物語を取り上げ、その「舞台袖」にあたる場面を描き、そこに小さな注釈のようなものを添えている。 不思議の国のアリス ガリヴァー旅行記 星の王子様 モモ いずれも、子どもの頃に読…

『生きる言葉』

俵 万智 著 たくさんの「日本語」を 「まなぶ」できた気がします。 以下ネタバレ。 コラム部分。 それは米国在住の自閉症の男性・久保渡さんの言葉を、母親である由美さんが紹介したもの。宿題をしながら「僕は賢くなる」と言い続ける渡さんに、「渡、賢い人ってどういう人のことをいうのか知ってるの?」と由美さんが聞くと、たどたどしく、けれどしっかりと彼は言った。 「笑顔である事。幸せである事。正直である事。誇りを持つ事。」 驚きつつ共感した由美さんが、このことをツイッターにあげると、多くの人がリツイートした…

『ユリシーズ Ⅰ』 by ジェイムズ・ジョイス (その1)

ユリシーズ Ⅰジェイムズ・ジョイス丸谷才一、永川玲二、高松雄一 訳集英社1996年6月16日 第1刷発行 20世紀最高の文学といわれ、様々な本や文章でたびたび登場してくる『ユリシーズ』。 megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.com 何がどうすごいのか、よくわからないけれどウィキペディアの説明を引用すれば、 ”『ユリシーズ』(英: Ulysses)は、アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの小説。当…

まるごとバナナが、食べきれない

大久保佳代子さんのエッセイ、面白かったです。 P33 ・・・冷え切った佳代子の心を温めてくれる食べ物といえばおにぎりです。 おにぎりといえば数年前、相方の光浦さんに〝おにぎりを握って配る〟というブームが突然訪れて。たけのこゴハンを、大量に炊き上げては握って現場で配り歩く相方が、若干心配になった思い出が。で、その理由を尋ねると返ってきたのが「人に優しくしたくなった」という一言でね。 女も40歳を過ぎると、行き場を失くした母性がざわつき始めるのでしょうか。 「人に何かあげたい」「何かしてあげたい」思…

日本人は思想したか

おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 先日、Xにこんな投稿をしました。 ">私たちは1日に6万回以上も "> 思考を繰り返していると言われるそうです。 "> ">そのなかで最も対話している相手は ">「自分自身」なのだそうですよ。 "> ">しかも… 思考の80%はネガティブであり、 "> 95%は昨日と同じ内容なんだとか。 "> ">だからこそ他者との対話が大切で、 ">読書のように ">「自分以外」の思想に触れるこ…

6/5~6/11【読書日記】

こんにちは、めめです。 6/5(金) 就業後、ABCレッスンの前に店舗受け取りにしていたものを取りに行ったりと1駅分くらい歩いた。レッスンはサクサク進み、完成品をいろんな人に褒めてもらえてうれしかった(お世辞でも)。私にとってパンは作りたいものであり、食べるのは二の次でいいことに気が付く。自分で楽しく作ることが出来ればそれでいいのだと思う。普段の料理とは違って、手早さとか品数とかバランスとか一切考えずにその作業を休み休み出来るのがいい。これがバイトになれば話は違うけれど、習い事だからこれぐらいが…

『短篇七芒星』舞城王太郎

『短篇七芒星』舞城王太郎 講談社文庫 短篇七芒星 (講談社文庫) 作者:舞城王太郎 講談社 Amazon バキ童チャンネルで小説の最初の一行がすごい小説で紹介されていてついつい読んでしまった。 この著者の方の文体はなかなか面白い。 雷撃 石に付きまとわれる男子の話。これは結構じわじわと焦りが伝わってきてよい。 縁起 生まれてきた子供の記憶と母である妻、父である主人公。これも現実からかなりかけ離れた話なのであるが、確実に生活に片足がしっかり突っ込まれているところが味わい深い。 どれも面白かったけれ…

「ジャスミン」 2004

★★★★☆ あらすじ 戦後に戦時中にいた中国に戻り、消息不明となった父親が生きているとの噂を耳にした男は、天安門事件直後の中国に渡り、事情を知る映画監督のもとを訪ねる。 感想 死んだと思っていた父親が生きているかもしれないことを知り、中国に調べに行った男が主人公だ。主人公は父親の行方を探し回っていたわけでもなく、物心がつく前に中国にひとり渡った父親にさして思い入れがあったわけでもないので、モチベーションは低い。ただ、確執があったわけでもないので、肉親が生きていると聞いて放っておくわけにもいかなか…

6月13日販売マンガ:「S級冒険者が歩む道 追放された少年は真の能力『武器マスター』で世界最強に至る(コミック) 3巻」他

6月13日販売マンガ 「S級冒険者が歩む道 追放された少年は真の能力『武器マスター』で世界最強に至る(コミック) 3巻」他 S級冒険者が歩む道 追放された少年は真の能力『武器マスター』で世界最強に至る(コミック) 3 (GAコミック) [ カネツキマサト ] 楽天で購入 6月13日販売マンガ 皇帝になるので離婚してください(コミック)3 (GAコミック) [ Oroshi ] 楽天で購入 やさぐれ召喚者は動かない (コミック)1 (GAコミック) [ そらモチ ] 楽天で購入 収納魔法が切実に欲…

病に至る恋

『病に至る恋』(斜線堂有紀,KADOKAWA,2025年9月25日)を読了した。 子供らしさは「演出」なのか 生まれガチャ外れでも,蝶になれるのか 自信が人を成長させる 人間の殻を破るということ 大切なものを隠さなければ,分かり合える 思い通りになる世界で育つという恐ろしさ ヒーローにはなれなかった ランキング参加中読書 恋に至る病に繋がる 4 つのストーリーが展開される。 病巣の繭 病に至る恋 どこにでもある一日の話 バタフライエフェクト・シンドローム king-masashi.hatenab…

東アジアエンタメ史 映画②

日本映画と東アジア 韓国は独立直後からドラマ・映画・楽曲等の日本文化を禁止しており、1992年のアジア太平洋映画祭で「遠き落日」などが上映されるまで、韓国で日本映画は見られなかったらしい。一般スクリーンでの公開は、1998年の「HANA-BI」が最初だった。しかし日本映画が禁止されている時代でも、鮮于鉦朝鮮日報記者(1967年生まれ)は高校生だった1980年代半ばに雑誌に載った薬師丸ひろ子の写真を見てハァハァしてたそうである。 http://weekly.chosun.com/site/data…

第436話 ツボ・・・!

おはようございます!! Merikenkoです。 ☆☆【萬策大好き。ほんとだよ!】に、ご訪問頂きありがとうございます。☆☆ 今回は「ツボ・・・! 」です。 人間の体には、いっぱいツボがありますよね!? こんなツボ知ってますか???www 次回は 6月19日 金曜日 朝7時00分の更新予定です。 妻:バリ子35歳。夫:萬策45歳。が中心のフィクション4コマ漫画+αがスタートです。 主な登場人物 第436話 ツボ・・・! 安い!! 壺が百円って魅力的だな!? 俺もツボ百円で買いたい!! えっ!? 坪…

もうすぐラスト。短い四編 | 新約聖書 テトスへの手紙、フィレモンへの手紙、ヘブライ人への手紙, ヤコブの手紙 『聖書 新共同訳』

皆さん、こんにちは。 なかなか本が読めません。 仕事をしていたら一日が終わりますし、在宅勤務をしたらしたで、隙間に掃除と洗濯・料理なんかしようものならあっという間に時間がなくなる。 ただ、何でしょうね、これでもいいのかなという気がしてきました。 これこそ生きるために生きているわけで、家事を超効率化するつもりも余り湧いてきません。洗濯物を干すのも面倒ですが、干しながら考え事をしたり、野菜を切り刻んでいてもふと思い出すことが有ったりで途中で手を止めたり。 そういう非効率なのはまさに自分の人生ではない…

人生

お姉ちゃん、怪物だもんね

~ 燦 ~ 「わたしの顔って、今どんな感じ?」 「うーん……、こういうの男前とかいうよね、女の場合は何ていうんだろう?」 「お母さん誤魔化せそう?」 「うーん……、まあ、組手に熱が入りすぎたとか言えば……、なんとか……」 「あの……、さ……」 「うん、いいよいいよ」 ガッ……、ゴッ……、 「ごめん……、もういいよ、ありがと。お母さん、本当はあんたのほうが強いって知ってるし……」 「……」 「うっ……」 「お姉ちゃん?大丈夫?」 「気持ち悪い……、吐きそう……」 「何か、袋とか持ってくるね」 「い…

読書しました:新しい視点から『生命科学的思考』

※この記事は広告を含みます にゃんこたんです 通勤で読書しました 高橋祥子『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』 ニューズピックスビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考 [ 高橋祥子 ]生物の原則、種の存続の視点から、人についてを見ていく話です 種の存続のために生物は行動していくので、個というよりも全体で進化していく…これをヒトに当てはめると、個々で研究や発明するも次世代によるの改良などで未来の進化へと繋がっていく では、個々ではどうかといったら… ここがすごく励…

『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』 池田貴将

幕末の思想家・吉田松陰の熱い名言を現代人が日常や仕事で即実践できる言葉へと分かりやすく超訳した本。発売から10年以上経った今でも、トップアスリートやビジネスリーダーに愛読され累計80万部を超えている超ベストセラー。 今何故人気なのか読んでみましたが心打たれるなぁー 不安を抱え生きるか。理想に死ぬか。 高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた松陰の教えはシンプルで、力強く、そしてやさしさに満ちているからだろう。 困難にぶつかった時、自信を失いそうな時、プレッシャーに押し潰され…

ヴァイオリンの音色に、日野氏の切なさを見る:黒い水 日野敬三

「あの夕陽」所収。 1980年すばる6月号 この短編は、日野氏の第二期に当たるという。 丁度、都市幻想期とリアリズム期の狭間にある らしく、とてもバランスが取れている。すごく 巧い作家と云えるのではないか。弦楽四重奏の 135とあるが、恐らくベートヴェンだろう。 自分じゃないと思えるほどに、積極的に通った 女の家。その女に「死にたい」と云われるくだり でそのヴァイオリンの曲を聴いたのだが、とても よく合った。自然と涙が溢れて来るような感じ。 昔の好きだった女の家を探す姿は切なく、その街も 全く変…

印象深かった本(2026年上半期)

ここ最近、読んだ本のまとめ記事を書いてなかったな~。最後に書いたのいつだっけ?と調べてみたら2024年の年末でした。いつもあれも読んだねこれも読んだねとなんだかんだ10冊以上まとめっちゃったりしているのですが今回は短めにする! 上半期に読んだ本でとくに印象的だった3冊です。(そういえば、源氏物語下巻はずっと止まってる…………今年中に読めるのだろうか) 上半期とまとめるには時期的に少し早いような気もしますが、書こう!と思ったが吉日、読んだ順です! (想定以上に長くなってしまったので目次を置いておき…

司馬遼太郎『祇園囃子』を読んで

こんにちは、皆さん!一人ぼっちユウトです。今日は、司馬遼太郎の隠れた名作『祇園囃子』について語りたいと思います。歴史小説の巨匠として知られる司馬遼太郎ですが、この作品は“歴史”という枠を軽やかに飛び越え、人間の情念、京都という街の空気、そして芸の世界に生きる人々の美しさと哀しさを、静かに、しかし鮮烈に描き出しています。 祇園囃子の魅力『祇園囃子』は、京都・祇園を舞台に、芸妓や舞妓、そして彼女たちを取り巻く人々の人生を描いた物語です。司馬遼太郎といえば戦国武将や幕末志士のイメージが強いですが、この…